this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
探偵ケチャップの寝子島住民調査ファイル
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
16
つぎへ >>
早朝、寝子島神社。鋭い斬撃が、絶え間なく境内の空気を鳴らしている。
「はっ、はっ」
御剣 刀
、近ごろ手に入れた「刃引き刀」を振って高速抜刀術の鍛錬に励む。
「これで、おしま、い、だ!」
自分が納得する回数まで振り終えると本殿へ続く階段に座り込む。
息を整えながら空を見上げる。今日もいい天気だ。
「はぁ」
腹減った。景色よりも朝飯だ。
いつもなら練習仲間が作って持ってきてくれるが今日は一人。仕方がないので家で適当に握った塩むすびを食べる。
「ちょっとしょっぱいな」
大砲球サイズをペロリと平らげた。
<調査ファイルNo.0078
御剣 刀
>
寝子島高校普通科1年1組。
鍛錬マニア。肉体も技術も育ち盛り。
朝、剣の稽古の後に特大おにぎり。
制服に着替えて登校。参道商店街が刀の通学路。開店の準備を始めている見知った人たちに一人一人挨拶していく。
(たまに食べ物くれるしな)
と思っていたらまたお腹が鳴りだした。
「刀ちゃん、おはよう」
「おはようございまーす」
総菜屋の前を通りかかる。
美味しそうなできたて惣菜が店頭に並んでいくのをしげしげと眺める。
「えーっと、おばちゃーん」
登校中にコロッケを2枚。
始業のチャイム。教室での授業は早起きの睡眠不足を補う時間。体育はめいっぱい動く。
(ふーいい汗かけたぜ)
体操着を素早く着替えると弁当。いわゆる早弁だ。
休み時間に超スピードで弁当を食べきる。
昼休み。食堂の購買へと駆け出す。昼飯はサバイバルだ。
(やべ、出遅れた)
授業が少し長引いた。すでに他のライバルたちは教室を飛び出し、刀より一足早く購買を目指している。
(ちっ、使いたくなかったが)
背に腹はかえられない。というか、背にくっ付きそうな空きっ腹のためにはこうするしかない。
ガチン!
昼、食堂へ走り焼きそばパンを3つゲット。途中異常な加速を見せた?
放課後。
「ふぁ、今日もよく動いて寝て食べたぜ」
刀にとっての学校はその3つが柱になっているらしい。
「お、尾鎌じゃないか」
「アラ、刀ちゃん。今日もいい腕橈骨筋ねっ」
下校中の
尾鎌 蛇那伊
を見つける。
「ちょうどよかった、部活前にマッサージ頼んでもいいかな」
「うふ、いいわよ」
運動場のベンチにうつ伏せになる。
「着ているものをできるだけ少なくするとより効果が出るわよ」
あたしも海パン一丁になるから、と蛇那伊。
「……いや、このままでいいよ、めんどいし」
周りの目がさすがに気になる。
「あー、やっぱ蛇那伊のマッサージは効くな〜」
「うふ、でしょう?」
母性あふれる笑みの蛇那伊だったが、少し声のトーンが落ちる。
「……で、いつからつけられているの?」
「んー……一昨日くらいからだっけな?」
尾鎌もすぐに気づいたか。改めてこの敏腕施術師の凄さに驚く刀。
「何かしら、鳥?」
「チラ見した感じだとカラス。俺がしょっちゅう何か食ってるから狙ってるのかと思ったんだけど、そうでもない。クローネの手先かなあっそこ痛いいたたた」
「素振りのとき、ここに無駄な力が入っているわね」
「慣れない刀だからかな」
「少しずつほぐしていくわ。で、そのカラスちゃんはどうしてあげるの?」
「ぼちぼち直接話を聞いてみようと思っているさ」
「ケガしないようにね。動きに幅が出るようにほぐしておいてあげるわ」
「ああ助かるよ」
剣道の部活後、ホットドッグを食べながら下校。
(そろそろかな)
口端のケチャップを指でぬぐいながら、さりげなく背後を見る。
(だいぶ油断しているだろう)
速い動きで小さな路地へ入る。高い木はなく、電柱も立っていない。あるのは背の低い家並み。
カラスが追いつく前に一軒の塀の裏へ隠れる。
(見失って慌てるはずだ)
案の定、カラスが下降してくる。そばの塀の上へ下りるのを見届けてから、
ガチン
脳内に撃鉄を落とす。
「カァ!」
気づけばケチャップは、刀の節だった手の中にいた。羽を広げて暴れるのもままならない。
「カァ……クアァ!」
「カアカアうるせえな」
慌てふためく黒の両目を覗き込んで言う。
「お前、クローネの手下か?」
「カァ」
「そうか、ならクローネによろしくな」
笑いながら言うと、上空へ投げ上げる。カラスは少しバランスを崩したが、すぐに飛行体勢を整えて、夕闇の空へ飛び立っていった。
「もう俺をつけるんじゃねえぞ!」
クローネの手下のようだが、危害は加えてこなかった。やっかいな存在でもないらしい。
(まあなんでもいいかな)
刀の腹が鳴る。
(動いて叫んだら腹減ったな)
参道商店街へと歩きだした。
速くて恐ろしいヤツ。
ろっこん:あの底なし胃袋は何かの能力なんじゃないか?
ロードワーク中だった蛇那伊は、人気のない適度な広さの公園を見つけ、
「ここがちょうどいいわね」
とつぶやいた。休むのにちょうどいい、というわけではない。
「鍛錬鍛錬♪」
蛇那伊の行動理念は常にシンプルかつストイック。一度大きな深呼吸をした後、ゆったりとした動きを延々と続ける。ただただ己の動きに集中するのみ。套路と呼ばれ、一連の動作によっていくつもの武術の基本を体になじませることができる。
(アタシの套路は独特。色んな拳法を学んでいるから他とはひと味違うわよ)
どうかしら、アタシのしなやかな動き。気配の先に向けて笑顔でアピールし、ボディビルのポーズをする。
(見よ! この鍛え抜かれた筋肉!)
気配が揺らぐのを感じる。黄金比を放つ筋肉ボディに酔いしれてくれたようだ。
(刀ちゃんが言っていた、例のカラスかしら)
再びロードワークを始める。
(そうだわ、あの子で試してみましょう)
一案思いつく。その見た目のインパクトから嫌でも目立ってしまう蛇那伊だが、
「ふぅ」
息を吐き、周りとの調和を意識した途端、一気に存在感が薄れた。
(このまま人ごみに隠れたらどうなるかしら?)
街の中心へ溶け込んでいく。
カラスは慌てだしたようだ。木の陰から飛び出し、上空を旋回しだした。
(ふふ、諦める? それともまだ遊ぶ?)
と思った直後、カラスはマンションの向こうへ飛び去っていった。
(おっと逃がさないわ)
人ごみを抜け、カラスの追走を静かに開始する。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
16
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
探偵ケチャップの寝子島住民調査ファイル
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月17日
参加申し込みの期限
2015年02月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!