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風の原園芸市・秋の部
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【秋晴れの日に】
雅やかな和服に身を包んだ
御巫 時子
は、『準備中。しばらくお待ちください!』の立て看板に、こくりと首を傾げました。
「少し、早かったみたいですね……?」
秋の『風の原園芸市』を楽しみにするあまり、気がはやって、いささか早く到着してしまったようです。
肩口には、ちちち! と小鳥さん。両肩にそれぞれ留まったジョウビタキさん、エゾビタキさんが、本日の時子のお供であります。しばし小鳥たちとお喋りをしながら、時間を潰すことにします。
「わああ……! とりさんだ!」
と、ふいに届いた、元気な声。振り返ると、ぱあっと瞳を輝かせた
小島 海美
が、時子を見上げておりました。
「こんにちは、とりのおねえさん!」
「こんにちは……良いお天気ですね」
付き添いらしい海美のお母さんが、はしゃぐ海美ににこりと笑いかけてから、時子にひとつ会釈をしてくれました。
ふわりと微笑んだ時子は、ちょっぴり気を利かせまして、小鳥さんに一言お願いを。ぴ、とひと鳴きしたジョウビタキさんがふわりと飛び上がると、海美の肩へぱたたと降り立ちます。
「わあ、すごい! おかあさん、とりさんきてくれたよ!」
海美の両目はますます輝きを増して、大喜び! でありました。
そんな風にして、待つこと十分ほど。やがて、係りの人が準備中の立て看板を脇に寄せて、一番乗りの時子や海美を招き入れてくれました。
もう待ちきれない、といった様子でうずうずとしていた海美は、
「おかあさん、ひとりでみてきてもいーい? ちゃんときをつけるから! かってにえんげい市のそとにはでないから!」
お母さんの許可をもらい、やった! と海美は、元気に場内へ駆けていきます。肩に止まっていた小鳥さんが、再びふわり、時子の元へ戻りまして、
「またねー、とりさん! とりのおねえさん!」
「はい。またお会いしましょうね」
ぱたぱたと小さな手を振る海美へ笑みを返して、時子も中へと足を踏み入れます。
「あら、あの方は……」
ふと目についた、見覚えのある顔。あっという間に、場内の人々の合間に消えてしまった彼女は、
大天使 天吏
のように見えました。何となく、彼女がこの場にいることには、不思議な感覚を覚えましたけれど……あるいは天吏とも、後にこの園芸市のどこかで、出会うこともあるかもしれません。
「……さあ。それでは、楽しみましょうね……?」
ぴい、ちちち! という鳥さんたちの元気な声と共に、時子は文字通りに華やぐ園内を歩きます。
開場した、秋の園芸市。あちらこちらで、色とりどりの多様な花たちが咲き乱れては、場内を鮮やかに彩っております。晴天にも恵まれまして、ゆったりと季節の植物たちを鑑賞して回るには、まさに絶好のロケーション! といったところです。
「ああ、良いお天気! 今日は、素敵な一日になりそうですわ。ねえ、先生?」
「ええ、そうですね」
ふんわりと上品な笑みを浮かべる
津軽 寂
。彼女の視線を受け止めた
夕凪 識
。ご近所同士の二人、それにお互い気になる間柄。色彩豊かな花々の中を、並んでゆったりと進みます。
「あっ。ご、ごめんなさい! 少し、余所見をしていて……」
ぽすん、という軽い衝撃に、寂が後ろを振り返りますと、
「おっと。連れが失礼をしたね」
申し訳無さそうにぺこりと頭を下げた、
藤音 鈴桜
。隣には、
音羽 紫鶴
の姿も。周囲の花たちに目を奪われるあまり、ぶつかってしまったようです。
寂はやんわりと、
「いいえ、お気になさらないで。ふふ、こんなにも綺麗なんですもの、見惚れてしまいますわよね」
「ええ。しかし、人も増えてきたようですし、またぶつかってしまわないよう、気をつけて下さいね」
識も丁寧な物腰でそう言うと、鈴桜と紫鶴はもう一度頭を下げて、歩いていきました。
「全く、きょろきょろとしているからだよ」
「だって、花、好きなんだもの……」
去り際に、からかうように言った紫鶴と、唇を尖らせた鈴桜。小さな二人の後姿……お友達? 兄妹? 寂と識には、彼らの関係は分かりませんでしたけれど。
何だか、微笑ましくて。可愛らしくて。楽しくなってきてしまうのです。
「ふふ……さ、先生? 私たちも、参りましょう」
「そうですね、行きましょう。さて、どこから見て回ったものかな……」
自然と二人、寄り添うように距離を縮めます。
今日の風の原公園では、秋の花や観葉植物など、様々な売り物を店先に並べた露店が軒を連ねていくつもの通路を形作りながら、お客さんを出迎えております。
緋紅朱 赫乃
もまた、ここでお店を出している一人です。
「……うん。今日も、みんな、綺麗」
美しくディスプレイした薔薇たちを前に、赫乃はにっこり。
「さすがは、緋紅朱 赤煉の薔薇ですわねぇ。素晴らしいですわぁ」
ふんわり漂う薔薇の香りに、そんな風に声をかけたのは、
毒島 虹子
でした。
二人が今日、こうしてお隣でお店を出すことになったのは、たまたま偶然、のはずでしたけれど。
「私の、母を、知っている、のですか?」
「ええ。父に見せてもらったことがありますわ。私の父はとっても、研究熱心ですの」
赫乃の母は、著名な薔薇の生産者。赫乃が今日、サンプルとしてお店に飾ったのは、その母から譲り受けてきた取っておきで、赫乃も大好きな薔薇たちです。
対して虹子の父は、アパレルメーカーの経営者。そのデザインに際して、美しい花柄の追求にも余念が無い父は、参考のためにと自ら草花を育てていたりもするのだそう。
虹子はそんな父の研究を通じて、赫乃の母が育てた薔薇を、どこかで見たことがあったようです。
といった意外な繋がりには、お互いちょっぴり、親近感なども湧きまして。
「……今日は、お隣、同士。よろしく、お願い、します、ね?」
「ええ、こちらこそ。よろしくお願いしますわぁ」
にっこりと挨拶を交わしたところで、お客が訪れ始めました。
今日は忙しくも、楽しい一日になりそうです!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月15日
参加申し込みの期限
2015年02月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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