もれいびになれたなら｜リアクション

もれいびになれたなら

　ろっこん。もれいびが使える不思議な力。
　魔法、あるいは超能力のような計り知ることができない不思議で、未知なる力。
　昔、寝子島に落ちてきた神の影響で授けられた能力、という説もあるが、それは定かではない。
　
　ある少年は、憧れのヒーローに自分を重ね合わせたり。
　ある少女は、魔法少女のように自由に魔法を使えたらと想像したり。
　ある会社員は、噂話と思いつつ、ろっこんが使えたら仕事が捗ると思い。
　ある主婦は、ろっこんで家事や育児が楽になると想像したり。
　ある老人は、そんなものあるわけがないと鼻で笑うが、もしも……と想像したり。

　学校で、職場で、商店街で、多くの人がすれ違う街中で。
　ひとは「もれいびになれたなら」と、いろいろな想像をする。
　そう思うひと達は、ろっこんが使えるようになったらどんな風になり、何をしたいのか。
　これからのお話は、そんな「ひと」達の夢と想像に満ち溢れたお話である。

　１５人の男女が考え、想像したろっこんは、どのようなものなのだろう。

【寝子島総合病院でろっこん話】
架神十字・北玄・森蓮

【シーサイドタウンでろっこん話】
渥美ニナ・恵御納久隆

【寝子島神社でろっこん想像】
御鏡聖

【自宅でろっこん想像】
加藤神々ノ黄昏
 鬼河内巌・鬼河内萌
 マリベル・ロイス

【「こどもの家『うれしの』」でろっこん話】
嬉野渚・嬉野咲耶・白石龍樹

【帰り道でろっこん想像】
篠原翠響

【ゲイバー『ジオフロント』でろっこん話】
ミッシェル・ナイスゲイ