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【演目その3 『かぐや姫』(1)】
時間をちょっぴり、遡りまして。
「だーーーっ! 離せコラ、田中ァ!!」
じたばたじたばた。こちら、本日朝方ごろの、和菓子屋『萩屋』さんの店先の様子です。
暴れておりますのが、何を隠そうお店の店主さん。
矢萩 秋
さん、であります。で、がっつり彼女を捕まえておりますのは、元ヤン27歳の萩屋副店長、田中さん。
それでもって、二人をじとーっと見つめていらっしゃるのが、妹の
矢萩 咲
さんでありました。
「……だって姉さん、絶対暴走するでしょ? 大人しくできないでしょう? だから観劇禁止です。そもそも、お店はどうするんですか……田中先輩、くれぐれも! 姉をよろしくお願いしますね」
「お、お姉ちゃん暴走しないもん……! ただ、ただ槙の活躍を全て永久保存版として撮影……さ、咲ちゃあああんッ!」
さすがの風紀委員さん、びしりっと言い放ち、星ヶ丘へ颯爽と出かけていきました……まぁ本人も後で、あんなこととかこんなことになってしまわれるわけですけれど、そちらにつきましてはまた後ほど。
今は、秋さんです。後ろからがっしり羽交い絞めにされたまま、まぁ仕方ないですし、大人しく店番にでも戻って……ってなるかと思いきや。
「……なーんて! 私が大人しく取り押さえられてるわけないでしょうが、咲!」
ぎらん! 剣呑な光を宿す店主さんの瞳に、元ヤン田中さん、即座に従業員たちへ押さえ込みを指示するも……どかどかどか、どっかん!
「ふんッ。おう田中、留守番頼んだぞ」
なんてちょっと低い声とか、もうボッコボコでそこらに転がった従業員さんたちを前にしたら、田中さんもこくこくこくとうなずくしか無いわけでして。ていうか店員さんをノしちゃって、大丈夫なんでしょうかお店……。
バイクにずばっとまたがり、秋さん、出発!
何せ彼女、知っているのです。彼女の可愛い可愛い妹が、そしてその仲間たちが、とても頑張って練習に打ち込んでいたことを。とってもとっても、頑張っていたことを。
「だったら、お姉ちゃんがバッチリ撮ってあげなきゃね! さあ、今見にいくわよー、槙っ!」
ぶろろろろ……バイクは星ヶ丘へと目指し、一目散に疾走していきましたとさ。
「ヒャッハー!」
そんなわけで、スターヒル・シアター。
ステージではちょうど、司会者ハルさんが、次なる演目の紹介をしているところです。
「さあさあお次は、寝子島中学校の可愛らしー子供たちによる、フレッシュな演劇をお目にかけましょう! お題は誰もが知る、あのお話!」
び、と一本、指を天井めがけて突き立てまして。
「今宵もまた、月が登ります……美しい姫は夜毎にその煌きを見上げては、いずれ来る時に思いを馳せ、苦悩するのです。親しき人々との、悲しい別れの時を……」
ちょっぴりしんみりとさせたかと思えば、すぐさま悪戯っぽくにんまり笑って、
「というわけで、それではご覧くださいませーっ! Check it out!」
「『
劇団寝子中
』による演劇、『
かぐや姫
』!!」
「むかし、むかしのお話です……」
瀧原 樹
が語り始めると同時に、観客席からは、おお……とため息が漏れました。
この劇では、舞台のセットに用意したスクリーンへ、全編を通じ、シーンごとにふさわしい背景映像を映し出し、それに合わせた音楽を挿入していくことになっています。導入部の今は、和を感じさせるバックミュージックと共に、美麗な野山や竹林の映像が、流れるように映し出されています。
樹は、まずはその演出の効果を確認しつつ……彼女の当面の役割は、ナレーションです。物語の語り手として、舞台には映像と共に常に彼女の声が流れていることになり、これがなかなか、責任重大であります。
それに後のシーンでは、彼女自身も舞台へ飛び出し、演技もこなすことになっておりました。
ひとまずは滑らかに、美しい語りを心がけつつも、
(……やっぱりこれ、すっごい緊張する……! い、いや大丈夫。何をすれば良いかは、ちゃんと覚えてる……みんなのためにも、頑張る! やれるよ、あたし……!)
男っぽく見られがちな樹ですけれど、中身はと言いますと、みんなと作り上げてきたこの劇のために奮闘する、気丈な女の子でありました。
あるところに、『竹取の翁』と呼ばれる
おじいさん
がおりました。おじいさんはその名のとおり山で竹を取りながら、
おばあさん
と一緒に、毎日を仲良く一緒に暮らしておりました。
今日もおじいさんは、おばあさんに見送られて、山へと竹を取りに出かけます。
「おじいさん、いってらっしゃい~」
「夕暮れまでには、帰ってきてくださいね~」
おじいさんとおばあさんには子供がいなくて、二人っきりでしたけれど、二人はそれはそれは仲が良かったので、寂しくはありませんでした。
「それじゃあ、行ってくるヨー」
ぱたぱたと手を振るおじいさん役は、
神助 天佑
です。
彼のセリフは、なんと言いましょうか、ちょっぴりぎこちない感じでして……というのも、目の前にはこんなにもたくさんの観客たち。練習の時にはもちろん、これほど多くの視線にさらされることは無かったわけで、すっかり舞い上がってしまっているのでした。
それに何より、
(おじいさんと、おばあさん……ふ、夫婦……矢萩先輩と、夫婦役……!)
おばあさん役、
矢萩 槇
がこちらへ手など振りながらにっこり微笑んでいると、何だかとっても、意識してしまいまして。
(……ふうふ……)
ぽわわわわん。緊張のあまり、セリフも棒読みになってしまうというものなのです。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
160人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月14日
参加申し込みの期限
2015年03月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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