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【大繁盛!】
日暮 ねむる
は、アルバイト中です。いつもお世話になっている店主さんのため、物販スペースを行き交うお客たちへ向けて、張り切って! お店をPR中なのです。
「欧風料理店『Mahlzeit』です! 観劇の合間に、お食事はいかがですか~……ふわぁ」
……まぁ、少なくともキモチは非常に、前向きなのですけれど。ついつい、いつものが出てしまいまして。
(うわぁ、やば。あくびしちゃったよ、お客さん苦笑いしてる……)
彼のもはや代名詞のような睡眠不足に加えまして、今日は朝早くから会場へ入り、準備を手伝ったりもしておりましたもので。
(けど、いつもディートリッヒさんにはお世話になってるからなぁ……頑張らないと……ふわぁ)
眠いっ!
けれどそうも言っていられません。周りを見れば『Mahlzeit』だけではなくて、他のお店だってなかなかに繁盛しているのです。
今日の演劇祭には、寝子島のあちらこちらから、様々なお店が物販スペースへと出店しておりまして。シーサイドタウンの一角にある喫茶店風のおしゃれなお店、アイルランド料理のお店『spraoi』もまた、そのひとつです。
「よう、いらっしゃい。ソーダブレッドはどうだい?」
オーナーであり店長でもある
七條 蛟
の焼くソーダブレッドは、アイルランド伝統の逸品。いい匂いに惹かれて、さくさく、もっちりなその食感を一度味わえば、もうやみつき! なのです。
その証拠には、
「もぐもぐもぐ……あたしはレーズン入りが好みかしらね、もぐもぐ、あら、でもこっちのりんご入りも……」
「もぐもぐもぐ……これは、Deliciousッ! ナッツ入りも捨てがたいですよ、フジコ先生! もぐもぐもぐ……」
と訪れたフジコ先生、司会者ハルさんも絶賛しております。
「あまり馴染みが無かったけど、ソーダブレッドというのね。美味しいわよ店長さん、褒めてあげるわ!」
「あ、ああ……ありがとう。気に入ってもらえて何よりだ」
押しの強すぎるフジコさんのおフェイスに少々気圧されながらも、あんまり美味しそうに食べていただけるもので、蛟も満更ではありません。
「シーサイドタウンにお店があるのね~、お姉さん今度、個人的に買いに行っちゃうかもっ」
「ああ、ぜひ来てくれ。ところで、飲み物はどうだ? 紅茶にコーヒー、ジュースも取り揃えているぞ」
もちろん売り上げも良好! でありました。
(お……あっちもなかなか、繁盛してるみたいだな)
良いパンの香りが漂うそのお隣では、
深縹 露草
のお店『巻きと茶』もまた、売れ行き好調といったところのようです。
「観劇時も食べやすい、手巻き海苔巻きはいかがですか?」
「よっ! 相変わらず忙しそうにしてるな、お前さんは」
「これは美味しそうですね、我々にもいただけますか?」
サンマさんとリッカルド町長は、露草とは顔見知りだったりします。以前、寝子ヶ浜で開かれた水着コンテストで彼が裏方を務めた際の、その勤勉さや誠実な仕事ぶりを、彼らは忘れてはいませんでした。
露草はにっこり笑って、
「いらっしゃいませ。その節はお世話になりました……どれにいたしましょうか?」
「では私は、そうですね……どれも美味しそうですが。マグロと野菜の手巻きに、緑茶をいただきましょうか」
「おっ、手巻きサンドなんてのもあるのか。ツナ&レタス! それにほうじ茶をくれ!」
リッカルド町長へは、匂いが付かないようにとすし酢を使わず作った手巻き海苔巻きを。サンマさんへは、ご飯の代わりに薄く切った食パンで具を巻いた、手巻き寿司ならぬ手巻きサンドを、露草は手渡します。お茶は紙コップに注いでフタをして、ストローをぷすり。いずれも観劇をしながら、片手でも飲食しやすいように、という彼の気遣いが生きたメニューなのです。
さっそく、ぱくり! と口に入れた二人はもちろん、満足の笑みを浮かべました。
「おおっ! 美味そうだなぁこりゃ!」
とそこへやってきたお客さんは、
都築 弦一郎
を先頭に、先ほど舞台にて『オルフェウス』を演じた、映画研究部の面々です。
『spraoi』や『巻きと茶』のあたりで、昼食兼軽い打ち上げとして食料を調達にしに来たという彼らは、美味しそうなメニューの数々に、わいわいと相談を始めました。
店先はもう大賑わい! 露草、それに蛟はふと顔を見合わせまして、
「こうやってお客様に美味しく食べていただけるというのは、良いものデースね!」
「そうだな。イベントの盛り上がりにも、こうして一役買えてるなら、何よりだ……っと、いらっしゃい!」
「おや、これは休む暇もありませんね。いらっしゃいませ!」
二人とも、胸には充足感を満たしながら、忙しくお仕事に励むのです。
制服に着替えて、
「ヴァイスヴルストお待たせしましたー、グーテンアペティート!」
薄野 九月
は、にぱー! っと微笑んで。
「ありがとうございましたー、フィーレンダンク!」
屋敷野 梢
も、にーっこり! とお客様を送り出します。
欧風料理店『Mahlzeit』もまた、定番の白いソーセージ・ヴァイスヴルストを初めとして、主にお肉の焼けるもうたまらない匂いに釣られてやってきたお客さんで、常に満員状態!
ねむるだって、接客要員として、
「グーテンアーベント! ご注文は、いかが致しましょ?」
ちょっぴり眠そうではありましたけれど、とっても頑張ってくれています。
「いらっしゃいマセ、Guten Abend!」
ひたすらに料理を作りながら、店主である
蓮宮 ディートリッヒ
は、今日の日に集まってくれたアルバイトの面々へ、胸の中で深く感謝を述べておりました。
(皆サン、本当に良くやってくれていて、助かりマスネ!)
今回ディートリッヒが用意してきたものは、事前にバッチリと仕込みを済ませてきたもので、ほとんどが焼いたり茹でたりといった一工程で完成するものばかりだったりしますけれど、こうやって接客を手伝ってくれる彼らがいることで、彼は調理へと専念することができ、もう大変に助かっているのです。
それに、一緒に調理を手伝ってくれる
畑中 華菜子
の存在もまた、大きな助けになっておりました。
「華菜子サン、ザワークラフトはOKデス、そちらは……華菜子サン?」
……と、おや? ふと見ますと、ヴァイスヴルストをじゅうじゅうやっている華菜子の横に、何だかゴージャスな人影が。
「オーッホッホッホ!」
「財前先輩も舞台に出るアルか、それは見逃せないアルなー!」
やたらにきらきらしていらっしゃる、
財前 華蓮
さん! 華菜子の尊敬する大先輩も、後ほど何か劇を演じるとのことでして。
「見ていらっしゃいな、畑中さん。私がこの会場中を熱狂の渦に巻き込んで、感動の涙で埋め尽くして差し上げますわよーッホッホッホ!」
「楽しみにしてるアル! 頑張ってくださいアル、財前先輩ー!」
高笑いしながら立ち去っていく華蓮お嬢様の背中を、ディートリッヒもなんとなーく見送りまして、
「個性的なお友だちデスネ、華菜子サン」
「すっごく尊敬してる大好きな先輩アル、ってわー!? 先輩に見惚れてたらソーセージが……あっ、焼き加減バッチリだったアル、さすが財前先輩!(?)」
ともかくお料理完成! お客様のもとへと運ばれまして、ぱくりと一口。どうやら気に入っていただけたらしく、嬉しそうなお客様の顔に、ディートリッヒと華菜子も揃って、笑顔を浮かべました。
料理は大好評、接客の面々ももちろん、大忙しです。
普段からも『Mahlzeit』でアルバイトをしている梢は、
「はいっ、個人的にはヴァイスヴルストがお勧めですけど、他のメニューももちろん自慢の逸品ですよー! ジャーマンステーキはジューシーなハンバーグで美味しいですし、ミートローフの目玉焼き添え、レバーケーゼをライ麦パンのロゲンブロートに乗せるのも絶品です! それから、セットでドリンクはいかがでしょーか! ドイツビールが好評ですよー、あっ未成年のお客様は、ソフトドリンクをどーぞっ!」
説明も完璧! 自称、看板娘を名乗るだけありまして、梢のお仕事っぷりときたらもう素晴らしいのです。
そんな彼女を見習ってでしょうか、九月ももちろん張り切って、
(すごいなぁ、こずこず先輩……! それにねむねむ先輩も慣れてる感じだし、オーナーと華菜子ちゃんもお料理頑張ってるし。よーし、わたしもいっぱい頑張らなきゃねー!)
実家のお蕎麦屋さんでの経験が生きて、接客はバッチリです。ドイツ語だって、いっぱい練習してきましたし!
「えへへー、みんなでお仕事するのって、楽しいなっ。あ、いらっしゃいませー、グーテンアーベント!」
忙しい時間は、その後もしばらく続いたのでした。
「お待たせいたしました。当店自慢の牛挽肉100%、ジャーマンステーキでございます……ではではお客様、グーテンアペティート!」
注文の品をお届けして、ふう、と一息。
「ようやく落ち着いてきマシタネ。ねむるサン、少し休憩にしてくだサイ」
「あ、はーい。それじゃ少し、行って来まーす」
どうにかピークを乗り切ると、ねむるはしゅるっと蝶ネクタイを緩めてもう一度、ほっと一つ息をつきました。
向かったのは、『spraoi』です。実は今朝方から、良い匂いがするもので、気になっていたのです。ねむるは蛟のところへ顔を出すと、
「すいません、えーと……りんご入りのソーダブレッドと、アイスコーヒー、お願いできますか?」
「ああ、いらっしゃい。そっちも随分、繁盛してるみたいだな?」
「はい、おかげさまで。大変ですけど……」
物販コーナーの広い空間を見渡せば、お互いの店を遠目に見ることはできました。
軽く雑談を交えつつ、
「あ、ありがとうございます。いただきまーす」
ねむるは手渡してくれたソーダブレッドを、ぱくり! さくさく、しっとりもちっとした食感を楽しみながら、アイスコーヒーを一口。
「これは……美味しい!」
「ソーダブレッドって初めてだけど、外はカリカリ、中はふわふわで……コーヒーのお供にも最適ですね!」
「そうかい? 気に入ってくれたなら何よりだ」
興味がありそうだと思ってか、蛟はついでに、ソーダブレッドについて説明してくれました。
「これはイースト菌の代わりに、炭酸水素ナトリウム……重曹を使ったパンなんだ。球形で上部に十字の切れ込みを入れた『ローフ』や、平たい『griddle cake』というのもあって……」
「ふむふむ……」
そんなことを含めて、軽い雑談も交えて話し込んでいるうちに、蛟がふと、
「そういえば……そっちの『Mahlzeit』も、シーサイドタウンにあるんだったな。後で、店長さんに挨拶でもしておくか。いい機会だしな、こういう時に交流を広めておくのも悪くない」
「あ、そうですね。オーナーに話しておきますよ」
「ああ、それは助かる」
売り上げ快調、そんな風にお店同士の繋がりも出来たり広がったりと、今回のイベントに出店した彼らの収穫は実に、上々といったところでありました。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
160人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月14日
参加申し込みの期限
2015年03月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月21日 11時00分
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