this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
マタタビック演劇フェスティバル
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
69
つぎへ >>
【衣装に覗く芸術性】
現在、演劇フェスティバルのためにその全ての設備や機能を提供しております、ここ、スターヒル・シアターの施設内。ことにロビーから物販コーナーへと連なるあたりは、言ってみれば、相当に雑多な空間です。十人十色な一般客たちの装いはもちろんのこと、和洋中の美味しそうな食べ物の香りに、それらを売るスタッフの制服の彩りやら、楽屋からちょっぴり抜け出してきた出演者のコスチュームそのままの姿などなど……そこには演劇祭というイベントならではの、楽しくも混沌とした空気が漂っています。
その中にあってなお、
桜 月
は、大いに人目を惹き付けておりました。
「凄い賑わいだな……」
しゃらららん。
日差しに弱い月は、ひらひらのフリルが付いたカジュアルなワンピースドレスを着て、ふわりと裾の広がったゴシック調の長袖シャツに、手袋とタイツを履き、それにロリィタチックなこれまたフリルの日傘をふぁさっと傾ければ、紫外線対策はバッチリ。その上とっても可愛らしい、とっておきの秋の一着なのです。
(なるほど、これは面白い)
そんな月ですから、彼女自身もあるいは、周囲からは演者のひとりと見られていたのかも知れませんけれど……今日の月はあくまで、観客の一人。それも、彼女には彼女なりに、この会場の賑わいの中、注目すべき観点があるのです。
(演劇となれば、きっと衣装や装飾品にも、かなりのこだわりが盛り込まれているんだろう。これは、学ぶべきものが多そうだ)
舞台に立つ人々が身につける衣装、そこから自分のデザインへも活かせる何かを見出すこと。つまりは研究のため! でありました。
月は自分の目指す道のため、なかなかに明確なビジョンを持っています。そしてそのために必要な努力、何かしらの障害を乗り越えるための努力を惜しみません……特別色素の薄く、日光に弱い肌をかばいつつもこの場を訪れたのは、そのためなのです。
(さて、どこから見てみようか……)
きょろきょろとあたりを見回してみても、本当に色んな装いの人々がおりまして、月の興味は尽きません。
そんな月がふらりと迷い込んだのは、舞台裏。
ふと知っている顔を見つけて、話のひとつも聞きつつ今日の衣装を見せてもらおう、と後をついて踏み込んだところ、そこでは出演者や裏方さんたちが、所狭しと忙しそうに立ち回っておりまして。
「彼女はどこへ……ああ、いた。稲場さん。少しいいかな?」
「はい? あっ、あなたは……
あの時
の!」
声をかけてみましたら、
稲場 舞
は振り返り、ちょっとびくりとしながら月を見ました。
「桜さん!」
「やあ。ふと、君のことを見かけてね」
月は以前、舞に自作の衣装、と言いますかコスチュームを着てもらい、その撮影に勤しんだ、なんてことがあったりしました。
どんなものであれ、自分のデザインした服を誰かに着てもらうことで、頭の中のイメージを現実として形にすることができたという充実感を、その時の月は味わうことができました……まぁその対価とでも言いましょうか、二人揃って少々恥ずかしい思いをしたことも、同時に思い出されてくるわけですけれど。
「あ、あの……桜さん?」
きっと同じことを考えていたのでしょう、ちょっぴり警戒したようなそぶりの舞に、月は慌てて、
「ああ、いや。今日は君に、何か着てもらいたいわけじゃないんだ。むしろ、今君が着ているものを見せてもらおうとね……何か、劇に出演するんだろう?」
「今の服、ですか? と言っても、私は人間役ですし、あまり面白いことは……」
聞けば舞は、本日予定されております二幕の即興劇。『即興☆ねこじま劇団・化け猫座』にて、舞台に立つことになった……なってしまったのだと言います。強制的に、サンマさんの指名によって。
「演技なんてしたことが無いですし、正直、あまり自信が無いのですが……」
「……いや」
確かに舞の格好は、普段とそう変わらないようなものではありました。けれど月は、取り出したノートとペンで、さらさら。さらりと、舞の姿をスケッチします。
「うん、そうだね。奇をてらったものだけが衣装だけじゃない。君は君らしく、舞台で表現してみれば、それできっと上手く行くんじゃないかな。私には、そう思えるけれど」
何気なく思ったことを口にしてみたら、舞は少しだけきょとんとして、そしてにっこり笑って、ありがとうございます、頑張りますね! と言ってくれました。
続いて目に付いたのは、クールなあの横顔。
旅鴉 月詠
でした。彼女はやはりこの場にいるのだろうと、月はそう思っていました。
絵画を皮切りに様々な芸術を志す月詠に、月はこれまでにもたびたび良い刺激を受け取り、自身のデザインにも活かしたことがありました。マイペースで、孤高の人のように見えて、時に周りと一緒に何かをしたり、作り上げたり楽しんだり……そんな彼女の不思議な佇まいには、月はとても共感を覚えて、触れ合うたびに良い刺激を受けることができるのです。
ぜひとも声をかけて、話を聞いてみたくはあります。衣装のデザインのみならず、彼女が今準備しているらしい舞台の演出などについて、語ってもらうのも良さそうです。それに彼女ならきっと、月の今日の目的のため、最適な観察場所なども教えてくれたりするかも知れません。
とはいえ。月は近寄りかけて、ぴたりと足を止めました。どうやら月詠の関わる舞台の順番は、このすぐ後に迫っているようなのです。他の二人の仲間と共に、彼女は少々、忙しそうに見えました。
(充実しているみたいだな、旅鴉さんは……よし)
月は一度舞台裏を出て、自分も観客席から、ステージを観劇してみることにしました。
話を聞いてみる前に、そんな彼女の作り上げた舞台を見てみるのもまた、きっと素晴らしい刺激が受けられることでしょう。
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
69
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
マタタビック演劇フェスティバル
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
160人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月14日
参加申し込みの期限
2015年03月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!