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【ギャップ萌えは偉大】
もじもじ。そわそわ。
(北条のやつ……服選んでくれる、なんて言ってたけどさ……)
ベンチに腰掛けた
笠原 ひびき
は、居心地悪そうに足を組み替えたり、きょときょとと客たちの流れを眺めてみたり。おもむろに立ち上がっては、そこらをうろうろと歩き回ってみたり。
今日はひびきのため、友人が似合いの服を見立ててくれるとのことで、こうしてシーサイドアウトレットの一角で待ち合わせ……なのですけれど。
(あんまりフリフリヒラヒラしたやつとかは、やめて欲しいんだよなぁ……)
件のお友達の趣味嗜好からして、どうにも今から、不安が募ってなりません。硬派で男前なひびきは、そういったものは苦手なのです。
「……ひびきさん! お待たせしました……どうしました?」
フリフリヒラヒラなスカートを身につけた自分を想像しつつ悶々としていましたら、やってきた
北条 冬華
の、怪訝そうな顔。
「ああ、おはよ。いや、何でもないよ」
いつもの柔和な笑みを浮かべた彼女を目にしては、ひびきとしましても、まぁそれもいいか。なんて、そんな気にもなってきまして。
「で、どこ行くんだっけ? なんて店?」
「『KIDDY,THE MOON LUCENT LIGHT』ですわ。さあ、さっそく行きましょう?」
楽しそうな様子の冬華の誘いに続いて、ひびきも思わず口元を緩めつつ、お店へと向かうのです。
……まぁもっとも、そんなひびきの笑顔も、実際『KIDDY』に到着してみれば、ああやっぱり。といった、苦笑いへと変わるのですけれど。
「なあ、北条。いちおう確認するけど……これ、店間違えてないよな?」
「はい、もちろん! 一度、ひびきさんに可愛い服を着てもらいたかったんです。きっと、とっても似合うと思いますよ♪」
ひびきはふうっとひとつ深い息を吐いて、覚悟を決めました。
てきぱきと慣れた様子で、冬華はいくつもの服を選び出して来ては、実に楽しそうにひびきを着せ替えていきます。
「うわ、あぁ……すごいな、これ……いつもの調子で動き回ってたら、すぐに引っ掛けちゃいそうだ」
フリフリどころか、フリッフリ! ヒラッヒラ! なロリィタ・ファッションに身を包んだひびきの、恥らう顔がもう、可愛らしくてたまらなくて。
「うんっ、やっぱり、とってもお似合いですわ! そちらのワンピースも良いですが……さあ、次はこちらの、これを試着してみましょうか?」
「うああぁ、これもまた……これ、あたしが着るの?」
「ええ、きっと素敵ですよ」
実のところ冬華も、寝子島へとやってくる以前は、こういった服を好んで着ていたものでした。おかげで、その手のファッションには大変詳しい彼女のコーディネートは、どれも大当り! いつもとは違ったひびきの魅力を、これでもかと引き出してゆくのです。
いつしか周囲の女性客たちだって、羨望と嫉妬の眼差しを、一心にこちらへと放っておりました。似合っているのです、これがまた。
と、冬華はふと、ひびきがもぞもぞと試着をしている間に、
「あ……そうですわ。店員さん、少しお願いがあるのですが、よろしいでしょうか?
通りがかった店員のお姉さんに声をかけます。少しばかり、思いついたことがありました。
しばしの後、ためらいがちに開いた試着室のカーテンの向こうから、雪化粧のような淡い色のフリフリルックに着替えたひびきが姿を見せると、
「ほら、着替えたよ冬華、これでいいんだろ……って、なんであんたまで着替えてるの?」
いつの間にやら、彼女もまた華麗に変身! ゴシック調の黒いドレス風ワンピースにケープも羽織り、にっこりと微笑む冬華が待ち構えておりました。
隣に立つにこやかな店員さんの手には、冬華の携帯電話。写真機能をスタンバイ済みです。
「それじゃ、お願いしますわ。はい、ひびきさん、記念撮影ですよ。笑って笑って」
「えっ何? ちょっまっ、やめろって、とっ撮るなーーー!?」
ぱしゃり!
まぶしいフラッシュが瞬いて、真っ赤っかに染まったひびきのお顔は、バッチリ! 写真に収められてしまいました。
「何してんだよー、もぉ……」
「だってひびきさんが、あんまりにも可愛らしくて。どうしても記念に、残しておきたくて」
「はぁ……まぁ、いいけどさ」
ぷい、と顔をそむけてしまったひびきへ。
冬華はやっぱり、優しく微笑みながら、
「ふふ……怒らないでください、ひびきさん。はい、これ」
ぽふん、とひびきの腕の中へ預けられたのは、『KIDDY』のマスコットキャラクター。ウサ耳フードをかぶった猫、『うしゃねこちゃん』の愛らしいぬいぐるみでした。
「その子と、その服は、私がプレゼントしますから」
「むぅ……しょうがないな。ここは、買収されてやるとするかぁ」
にっこり笑顔に、ひびきはまだ火照ったままの照れ笑いを、フカフカのぬいぐるみへと埋めました。
「はぁ、それにしても……」
せっかくだから、とフリフリロリィタ・ファッションのまま、『KIDDY』の店内を見て回る二人。冬華の提案で、買った服に合うアクセサリの類なども、いくつか買い揃えておこうということでしたけれど。
「こんなの着てるの、知り合いにでも見られたら、恥ずかしいなぁ」
「いいじゃないですか、似合ってますし……あら?」
何やら、ぴっ、と冬華の指差す方向へ、視線を向けてみますと。
ひびきの言葉がフラグだったのでしょうか……言った側から、見覚えのある顔と、ぴたり! 目が合いまして。
「……うわぁ」
「あれ。北条に、笠原か?」
『ひびきちゃん、ふゆかちゃん。かわいい!』
そこには、まさに知り合いも知り合い、
小山内 海
と、その付き添いらしき
御剣 刀
。それに、
「わぁ……すっごく似合ってますね!」
無邪気な笑顔の、
夕鈴 翼
の姿がありました。三人も、『UNISHIRO』でのお買い物を終えた後、揃ってこちらへとやってきていたのでした。
刀はしげしげとひびき、冬華のロリィタ・ルックを眺めて、
「北条はさすが、そういったものも似合うな。笠原も、いつものイメージとは違うが、なかなか決まってるじゃないか」
「あ、あんまり見ないでよ、恥ずかしいんだから……!」
ちなみに、海と翼もまた、試着の真っ最中でありまして。それぞれの好みに加えて、意外と鋭い審美眼をお持ちの刀の助言も合わせつつ、海は明るい寒色系のものを。翼は濃い目の印象深いドレス風フリフリワンピを、それぞれ身につけています。
『これ、刀くんがみたててくれたんだ。どうかな?』
「刀お兄さん、なかなか見る目がありますよね。ちょっとこれ、胸がキツイですけど……」
なんて、女の子たちはわいわい、楽しそう。
場には何だか、とびきり可愛らしいロリィタ少女が四人も揃っておりまして、華やかなことこの上なし。刀も腕組みしつつ、うむっとひとつ大きくうなずくのです。
と。
ひびきにとっては、幸か不幸か……知り合いは、彼らだけでは無かったようでして。
「あーっ、ひびきちゃん!? どうしたのそれ、かわいいっ! それに冬華ちゃん、海ちゃんも……!」
「ぶ、部長ー!?」
ひびきと冬華の属するボクシング部の部長、きらきらと目を輝かせた
桜庭 円
とまでも、ばったり!
後ろからはひょっこりと、悪戯っぽく笑う
ブリジット・アーチャー
も顔を出し、
「あら。これはまた、面白い場面に遭遇してしまったみたいね?」
「まぁ、あなたたちも円のお友達なの? それじゃ、お土産を渡しておかなきゃいけませんわね♪」
にこにこ顔の
桜庭 弓弦
は、さっそく例のヴードゥー人形を、みんなに配って回ります。人数分は、きっちり用意してありますもので。
女の子ばかり、わいわいと、これがもうかしましくも華やか!
「あ。そうですわ」
ぱちんっ、と両手を叩いたのは、冬華です。
「せっかくだから、皆さんで記念撮影、しませんか?」
「お、いいなそれ。撮影は俺が担当しようか」
なんて刀が申し出ると、さんせーい! と声が上がりました。
そういえば、円の普段着はもとよりゴスロリルックでありまして。弓弦もゴシック調の落ち着いたアンティークを身に纏っていて、いつの間にやら、すっかり溶け込んでいるのです。
ついでに、せっかくだから、とブリジットもお着替えすることになり、
『じゃあ、私がお手伝いするね』
「ボクも手伝いまーす」
「そう? それじゃ、お願いしようかしら」
海と翼に付き添われて、試着室へと向かうブリジットを見送りながら……がっくり。肩を落としているのは、ひびきです。
「あれ、ひびきちゃん、どうかした?」
「あなたもとっても可愛らしいですよ。ほら、自信持って!」
「うんうん、すっごく似合ってるよー!」
明るい桜庭姉妹の言葉に、にゃーん! と、にゃーくんの同意の一鳴きも加わりまして。
「もう、好きにしてくれよ……」
「ふふ、きっと、良い思い出になりますよ♪」
改めて自己紹介し合った女の子たちは、お店のご好意で開けてもらったスペースへ、ずらりと勢ぞろい! それぞれにお似合いのロリィタ・ファッションに身を包みながら、はにかんだり、ちょっとぶすっと頬を膨らませてたり、開けっぴろげな笑顔だったり……表情はまぁ、色々ではありましたけれど。
刀の構えた携帯電話のカメラレンズへ向かって、じっと目線を揃えて。
「よーし、それじゃ撮るぞ。笑ってー……はい、チーズっ」
ぱしゃり!
この日の記念写真は、きっと、冬華の言った通り。何だかんだでみんなの胸に、良い思い出として残るのでしょう。
ひびきだって、こうして皆と並んでみれば、やっぱり苦笑いを浮かべながらも、
「……まぁ、いっか」
そんな風に思えてしまうのです。
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担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月24日
参加申し込みの期限
2015年01月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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