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【セール攻略中!】
「わ……わっ」
むぎゅっ。ぐいっ、ぼむっ! 『UNISHIRO』店内は押し合いへし合い、少しでも油断すれば、予期せぬ方向へ運ばれてしまいそうな流れの中。
夕鈴 翼
は、はぐれまいとして
小山内 海
の手をひしっと掴み、
御剣 刀
のこじ開けた隙間をずずいとくぐります。
「ど、どっちの方向へっ、進むんだっ?」
「あっちのっ、シャツとかブラウスとかのコーナーにっ、いきましょうっ」
という刀と翼のやり取りに、さすがにこの状況では筆談もままならず、海はこくこくとうなずいたり、アイ・コンタクトでどうにか意思を伝えたり。
固まって行動するだけでも一苦労! な状況でありました。
「!? ご、ごめん……!」
ふいに、翼の前方から上がった申し訳無さそうな声の主は、先ほど刀が見かけた、
津島 直治
でした。狭い空間をすれ違う際、彼の背中にむにゅんっと押し当てられたのは、翼の豊かな双丘の感触でしたもので。
「ふふっ、大丈夫ですよー、お兄さん。気にしてないです」
「そ、そう? ごめんね、通らせてもらうよ……」
いつもの悪戯心がちょっぴり顔を出しかけたものの、さすがにここはすんなりと直治を通して見送り、目的の場所へ。
「……っぷぅ! たどりつきましたね」
「よし。このあたりなら、一息つけるな」
『ながされちゃうかとおもった……』
ようやく取り出したスケッチブックに書き付けて、海はほうっと安堵。
「あ、さすがに安くて良いものが、たくさんありますね。ねえ海お姉さん、これ、似合いますか?」
白地に水玉のプリントシャツを胸に当てて、にぱっ。成長期な彼女は、買った服のサイズがすぐに合わなくなってしまうもので、『UNISHIRO』にはいつも助けられているのだそう。
『つばさちゃん、かわいいね!』
海もまた、ふんわりエアリーな白いブラウスを手に取り、にっこり。
女の子たちのこんな楽しそうな様子を眺めれば、
(……! いかん、流れがこっちに……踏ん張れ、俺!)
鍛えた足腰でぐっと床を踏みしめ、二人のほうへ人波が行かないようにと必死に耐える刀くんの頑張りも、きっと報われるというものです。
直治のお目当ては、秋物の黒のジャケットです。事前に店内の見取り図は確認し、大まかに場所は把握してありました。
ただ……店内の状況は、彼の想像をはるかに超えておりましたけれど。
(ま、前が見えませんね、これ……)
それほど長身ではない彼の身体は、人垣の中へとすっぽり、埋もれてしまうのです。おかげで、先ほどの翼との邂逅のように、通路で人とすれ違うのもままならない有様。
(とにかく、前へ進まないと……)
ずずず、ずずずっと少しずつ歩を進めていく直治。と、今はもう遠い前方から届くのは、聞き覚えの有る声。
「これも! こっちのこれも! あっ、これもこれもー! みんな買える、今のあたしなら、買えるッ! 買えるんだわ……!!」
しゅば、しゅば、しゅばばっ! 手当たり次第、目に付いたものをカートに突っ込んでおりますのは、そう。
真境名 アリサ
です。
物欲解放全開モードの彼女には、もはや迷いは無いのです……ちょっとでも気になったら、購入一択ッ!
「これも、これもこれもこれも、これもーっ!」
しゅばばばば!
「くっ、やるわねお姉さん! あたしも負けてらんないわ!」
アリサの豪快な買い物には、
三宅 ゆり
も購買意欲を刺激されたのか、めらめらと対抗意識を燃やしております。
……という、前方でのやり取りが聞こえてくれば、少々出遅れてしまった直治にも、そんな光景がありありと目に浮かんでくるのでした。
見上げたところに、頭上の案内板。メンズアウターのコーナーは、すぐそこのようです。
(あと少し……あと、一歩!)
ぐぐぐっと足に力を込めて、直治もまた、前へ……!
多大なる労力を伴うお買い物タイムがひと段落しまして、刀、海、翼は、お店の外へ。
刀に手を引っ張られて、すぽんっ! と人波から抜け出した海は、
『ありがとう。たいへんだったけど、いいもの、かえたね』
「はいっ。今年の秋冬は、これで何とかなりそうです」
翼と一緒に、さっそく、お互いの戦果を確かめ合ったり。
「二人とも、上手く買えて何よりだったな。……ん?」
刀の目の前へ、転がるように飛び出してきたのは、先ほど翼とすれ違った直治です。手には大きめの手提げ袋を持っていて、
「あ、さっきのお兄さん。そちらも無事に買えたみたいですね、良かったです」
「ああ、うん……さっきはごめん。でも、おかげさまで何とか。見たところ、あんたたちも上手くいったみたいだね」
服一つ買うにも随分と疲労が大きいものの、それだけに、嬉しさもひとしおでありまして。彼らは自然と笑い合い、互いの健闘を称えました。
「……っくー、一歩及ばずかぁ……!」
「ふふふ、大勝利っ!」
ずばーっ! 飛び出してきたのは、両手にいっぱいの荷物を携えた、ゆりとアリサです。
特にアリサの成果はズバ抜けておりまして、携えた荷物はもはや、両手から溢れんばかり!
「あら、君も無事にお目当てをゲット出来たみたいね、良かったよかった! うんうん、みんな頑張ったわねー!」
それぞれに自分の購入物を抱えた少年少女たちをぐるりと眺めると、アリサは、うんうん! 何だか自分のことのように、嬉しそうにうなずきます。
「さあて、次は『キャットスター』でシューズを見ないとね、待ってなさいよーあの時諦めたあの靴にあの靴にあの靴もっ。後は、お仕事用の水着も何着か買っておかなきゃね、ああ荷物が持ちきれないから、自宅に配送の手配もしてこなくっちゃ。こうしちゃいられないわ! おねーさんはもう行くわね、まったねー♪」
ひらひらと手を振ってにっこり、スマイル一発! 後に、ずどどどどっ! と、すごい勢いでもって、アリサは賑やかに走り去って行きました……残された皆さんは、あっけ!
「……嵐みたいな人だったなぁ」
ぽかんとしていた一同、直治の言葉に顔を見合わせ、ひとつ、ぷ! と吹き出してから。
「それじゃ、僕も行くよ。またね」
別の店へ行くと言う刀ら三人、それにゆりと別れて、直治も歩き出します。
見下ろす手の中には、あの凄まじい流れにもみくちゃにされながらもどうにか買うことのできた、黒のジャケットが入った手提げ袋。
(とても、疲れました……)
ふう、と一息ついたところで。
メール着信の知らせに、携帯電話を取り出してみれば。
『服は買えたか? ついでに、晩飯の買出しもよろしく』
ふう、もひとつため息。直治はひとまずフードコートに寄って、何か飲み物でも頼みつつ、しばらく休憩していこうそうしましょう、と心に決めました。
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担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月24日
参加申し込みの期限
2015年01月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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