this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
寝子島シーサイドアウトレット オータムフェスタ
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
【ギャルと紳士】
絶賛開催中、寝子島シーサイドアウトレットのオータムフェスタ! 各店舗ではお得な格安セールを実施中でありまして、良品がお手頃価格でご購入いただけてしまう……というわけなのですけれど。
「うわ、すっごい人……大混雑って感じぃ」
ふわぁ……と口を開けて、
竹内 音羽
は、眼前の光景を見つめます。
秋の大セールは、各媒体における宣伝の効果もあり、これが大盛況! 幾重にも折り重なって連なる人波が、激安商品を首尾よくゲットせんと列を成し、わいわいがやがや。ちょっともう、凄まじい盛り上がりなのでした。
もちろん音羽にだって、ここへやってきたからには、色々とお目当てのモノなどありまして。あちこちに掲げられている案内板に目をやりますと、
「ふむふむ、あのお店は2階にある的な? 早速行ってみよっかなーみたいな♪」
目指すべき店舗を確認し、にぱっ! 笑顔を浮かべて、うきうき気分で歩き出しました。
混みコミなエスカレーターは避けて、階段でゆっくりと上へ上がろうかな……なんて、音羽が足を向けた矢先のこと。
若干、考えが甘かったようです……。
「……え、ちょっと何、音羽そっちには行きたくない感じ、キャーーー」
ずごごごごご!
人波にもどうやら流れや緩急といったものがあるらしく、音羽は横合いからどどどどどっと押し寄せてきた塊に、あっという間に押し流されてしまいました。
かくして目の前には、
「うえっ、エ、エスカレーター……」
ぐびりっ、思わず唾を飲み込みます。彼女、何だか苦手なのです、エスカレーターが。上手く乗れないのです……!
とはいえ背後には人の群れ、いつまでも乗り口に陣取り、流れを滞らせているわけにもいきません。
そろり、と足を出し、
「え……えいっ。えいっ……!」
ぐいーんと昇っていくステップに乗ろうとするのですけれど。の……乗れない! タイミング合わない!
後ろからは、ちょっとどうなってるの? 早く行けよ詰まってるだろ! 的なせっつきも届き始めまして、
「ど……どうしよう。音羽、超ジャマになってる系? ていうか超ブルーって感じぃ……」
頑張って乗ろうとしますものの、やっぱりタイミング合わず。泣きそうな気分……と。
その時でした。
「……俺の合図で、足を出して。大丈夫、何てことはないよ。ほら……1、2の、3!」
「え、わ、わ!?」
不意にかけられた声に導かれるままに……ぴょんっ!
「……あ。の、乗れたみたいなぁ、バッチリって感じぃ!」
「難しいことじゃないさ。慣れれば簡単だ」
動き始めた流れの先頭。音羽の後ろのステップで、振り返った彼女に爽やかな笑顔を見せたのは、
八神 修
でありました。親切で紳士な彼、困っている様子の彼女へ、さりげなく助け舟を出してくれたのでした。
無事に難局……彼女的には、ですけれど。ともかく乗り越えることができまして、音羽もにっこり。
「どうもありがとうみたいな、チョベリグぅ♪」
「チョベ……ああ、どういたしまして」
二人は無事、2階へと到着することができました。
彼女の特徴的な口調には、若干意表を突かれたものの。事なきを得たようですし、修は音羽へ別れを告げ、本日のお目当てでありますところの本屋さんへと向かうため、颯爽とその場を立ち去ろうと……したところで。
「う、また流れが……?」
「キャーーー」
再び、ずごごごごご! 動き出した波に押され、流れに流されてしまいました。
ようやくそこから、すぽん、と抜け出すことができたのは、
「あっ、着いたーみたいな、ラッキーって感じぃ」
どうやらそのお店は、音羽の目指していた場所だったようです。
看板を見上げれば、『HUG CAT』の文字。ギャル系ファッションの老舗ブランドです。
修には用のないところではありましたけれど……人の流れは途切れず、この中を泳ぎ切って本屋へと到達するのは、どうにも骨が折れそうです。
仕方が無いので、諦めのため息ひとつ。
「あれぇ、一緒に見る的な、興味アリみたいなー?」
「そういうわけじゃないが。まあ流れが収まるまで、少しの間、な」
楽しそうな音羽に付き合って、お店の中を眺めてみることにしました。
とはいえ『HUG CAT』もセール開催中、外より幾分マシとはいえ、店内はやっぱり混みあってはおりましたけれど……お客は主に若い女性たち。派手な服に身を包んだ彼女らの合間を、男である修が分け入っていくのには、少々気が引けました。
「あっ、この毛糸のカーディガン! 超可愛いって感じぃ!」
なんて、ずいずいと進みながら商品を手に取る音羽はと言いますと、
「……ええ、これセール対象外みたいな? 予算オーバーって感じぃ、チョベリバぁ……」
がっくりと肩を落としつつ……けれど修が少し驚いたのは、手に取って広げた服を、彼女が逐一丁寧に、とても綺麗に畳み直しているところでした。周囲の女性客たちは、もうちょっとこう、乱雑な感じでありましたもので。
「随分、丁寧なんだな」
「え? ふふっ、そう見える的なー? きっと、おばあちゃんたちの教育のおかげっていうかー♪」
筋金入りのギャル女性たちの中にあっては、いささか浮いていたりする彼女ですけれど。修はそんな音羽に垣間見える、周囲とは違う品行方正さに、好ましさを覚えました。
何だかなし崩しに、一緒に行動することになっている二人。その後も流れに流されながらも、今は修のお目当て、本屋さんに立ち寄っているところです。
「うわ、難しそうっていうかー、何系な本?」
「ん、ああ。これは、今年の防衛白書だよ。近年の世界情勢や各国の軍事的動向、日本と近隣諸国との関係や、自衛隊の活動記録などが纏められているんだ」
目を丸くした音羽。こと知識の吸収に関しては貪欲な修は、どんな分野においても、情報収集は欠かさないのです。
他にも、日本の戦国時代に関する本、刀匠や刀剣についての資料、現代戦に関するノンフィクションなどを手に取りキープ。後ほど、まとめて購入するつもりです。
とはいえ、どんな分野においても、と言うからには、そういったおカタいものばかりというわけでもなくて。
「ほら。これなら竹内も楽しめるんじゃないか? 癒されるぞ」
「あっ、超可愛いみたいなー、チョベリグー♪」
にゃーん! 写真集の愛らしい子猫たちには、二人してほっこり。写真家のエッセイも載っていて、なかなかに読み応えもありそうなもので、修はこれも購入していくことにしました。
「修ちゃんすごーいって感じ、何でも読む的な?」
「ま、雑食なんだよ。本そのものが好きなのさ」
手に取った本たちを購入した後は、音羽の希望で、彼女のもう一つのお目当てである手芸店へと向かうため、再び人波へと乗り込む二人。そんなことにも、何だか少々、慣れてきた様子。
「買えないものは、自分で作れば安上がり、みたいなぁ♪」
「へえ、家庭的なんだな……」
おばあちゃんの教えに従って……かどうかは分かりませんけれど、ともかく音羽にできたお友達。修にとっても、ちょっぴり変わったタイプの、けれどなかなか面白い友人が増えまして。
どうやら今日は、お買いもの以上の収穫があったようです。
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
寝子島シーサイドアウトレット オータムフェスタ
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月24日
参加申し込みの期限
2015年01月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!