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【幸せな一時】
(……あの人と一緒に、ここを歩けたら……)
恋する乙女は、想像するものです。今、自分の歩いているこの場所。もし隣に、大好きなあの人がいてくれたら。一緒に歩くことができたら。
いつものように、
宮祀 智瑜
は空想します。この人波を抜けたら、あの人が待っていて、自分を出迎えてくれて。
(そう、笑顔の先生が、私を呼んでくれて……)
「ん? 宮祀じゃないか。奇遇だな」
ぎくんっ。空想の中から、彼が飛び出してきたような錯覚を覚えて。智瑜は思わず、肩を震わせました。
「……義弘、先生……?」
「まったく、騒がしい人混みだ。これでは、店にたどりつくのも一苦労……どうした、宮祀?」
突然のことに固まってしまったのも、無理は無いのです。何しろ目の前に立っているのは、智瑜がいつも隣にいて欲しいと願う、
桐島 義弘
先生その人だったのですから。
とくん、とくんと。高鳴り始めた胸の音が、何だかやけに大きく聞こえました。
まるで大河のような人の流れを、どうにかかきわけ泳ぎ切ると、
「……っふぅ。無事にたどりつけましたね、義弘……さん」
「ああ。しかし、ここまで混んでいるとはな……」
さりげなく親しげにそう呼びながら、するり、解けた手。あまりにも激しい流れに、はぐれてしまいそうになったあの時……咄嗟に伸ばした智瑜の手を捕まえていていてくれた、先生の大きな手。
すぐに離れてしまったことに、名残惜しさが募りつつも。智瑜は、目の前のお店の看板、丸まった緑色の猫のブランドロゴを指差して、言いました。
「ここなら、下着も揃うと思います。それじゃ、入りましょうか?」
「あ、ああ……よろしく頼むよ、宮祀」
智瑜は前に立って、お店の中へと入ります。
今日の智瑜は、ここで何か、買い物があるわけではありません。主に用事があるのは、義弘先生のほうでした。
「しかし、宮祀と会えて助かった。私はどうも、こういう騒がしいところは苦手でな」
「はい、知ってます。ふふっ」
「そ、そうだな……ともかく、勝手が分からなくてな。宮祀に見立ててもらえるのなら、助かる」
ちょっとバツの悪そうな義弘先生に、智瑜は微笑みます。
先生が買いに来たのは、下着類、つまりはパンツです。何を買いにきたんですか? と尋ねた時、何となく歯切れが悪くなった彼の心内を、ろっこんを使ってちょっぴり拝見してみると、それが浮かんできたのでした。
「宮祀は、お祖父さんの下着を買うのだったな」
「あ、はい……でも、それは後で。先に先生のを、選んでしまいましょう?」
実際に、いつも祖父の下着を選んであげているのは、本当でしたけれど……つまりはそれは、口実。お祖父ちゃんの下着を買うついでに、先生のも選びましょうか? なんて、こうして先生と一緒に歩くための、ちょっとした理由付け。
ごめんねお祖父ちゃん、と、智瑜は心の中で、ぺろりと舌を出しました。
『ネコスケ』の店内は、外の混雑ぶりと比べればかなり空いていて、ゆったりとした空気が流れています。
メンズインナーのコーナーへ到着すると、智瑜はさっそく、
「義弘さんは、どんなのが好きですか? 野菜や果物の柄物や、動物がプリントされたものもありますよ。あ、こっちのこれも可愛いです、すごく似合いそう……これとか、これも良いですよね」
「あ、ああ。どれも悪く無い……が、今手に取っているそれは、できれば遠慮しておきたい」
次々にオススメしているうち、はたと気付けば。智瑜の手の中のそれは……際どいブリーフ、それもTバック!
(義弘さんが、Tバック……)
ちょっぴり、想像してみたら……何だか、どきどき。
「そ、そうですね。これは無いですよね」
「そうだな、この中なら、そちらのスイカ柄のトランクスが……」
そんなやり取りを経て。智瑜がいくつかのパンツを選んであげると、義弘先生もどうやら、気に入ってくれたようでした。
ついでにということで、智瑜自身の買い物にも、先生は付き合ってくれることになりました。
「あの……どうですか?」
試着室から現れた智瑜は、照れくさそうに少し頬を染めて、尋ねます。
ゆったりとしたニットのワンピース。胸元が大胆に開いていて、ミニ丈の裾からは、まぶしい太ももがちらり。
手に持ったハンガーには、先ほど試着したもう一着、着心地の良い、シンプルですらりとした膝丈のワンピース。並べるように先生へ示して、
「えっと、どっちが好き……ですか……?」
「ああ、うむ、そうだな……」
義弘先生もまた、何だかくすぐったそうにしています。あまり、こういったことには慣れていないのでしょう。
照れた様子の先生が、何だか可愛らしくって。思わず、くすりと笑みが漏れて。
「その、なんだ。学生があまり、肌を出すのはどうも、な。私はそちらの、膝丈のもののほうが良いと思う」
「……ふふ。ありがとうございます。それじゃこちらの、義弘さんが好きなほうのワンピースを、買いますね」
にっこりと微笑む智瑜の顔は輝いていて。ぽかぽかと暖かい頬は、薄らと桜色に染まって。
(嬉しいな。何だか、これって、デートみたい……!)
今だけは、先生をひとりじめ。智瑜はしばし、その幸せへと浸りました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月24日
参加申し込みの期限
2015年01月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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