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【二人の時間】
賑やかに開催中のオータムフェスタの中にあって、二人の間に漂う空気はゆったりとして、柔らか。
人混みを横目に、ちらりと目を合わせて。
はぐれてしまっては、困るから。
「ね。手、繋いでも……いい?」
「はい、もちろん」
紅林 柳霞
と
荒井 景貴
、二人はふんわり、微笑み合って。
きゅ、と互いの指と指を絡ませ合うと、急がずゆっくり、歩き始めました。
インテリア雑貨店『Fnyancfnyanc』の店内は、ちょっぴり混雑気味。客たちの多くは、見ればカップルがほとんどのようです。
二人もまた、少しばかり互いの手の感触を確かめ合ってから、店の中へと足を踏み入れました。
「セール中ですから、混んでいますね……っと、危ないですよ」
「ん、ありがと、景貴さん」
腕を組んだ男女と肩がぶつかりそうになるのを、身体を差し込んで守ってくれる景貴の気遣いに、柳霞はじんわり、胸があたたかくなるのを感じます。
陳列棚に並ぶ品々は、眺めているだけでも楽しい、お洒落で可愛らしい雑貨たち。
祖父母から継いだアンティークショップを経営する柳霞は、今日はお店の商品に彩りを加えるため、また流行り廃りや売れ筋の品をリサーチするため……なんて目的も、いちおう、あったりしましたけれど。
「景貴さんは、どんなのが好き?」
やっぱり気になるのは、そこなのです。
「僕ですか? うーん、そうですね……つい手に取ってしまうのは、ナチュラル系のものが多いですね」
「ナチュラル系……例えば、こういうのかな?」
柳霞がシンプルで落ち着いた白いフラワーベースを手に取ると、景貴はうなずいて、
「そうですね。手触りの良いものや、見ていて落ち着くものが好きなんだと思います。あ、でも……」
と、手を伸ばした景貴の指差した先には、ティーポットの形をした、淡い黄色のテーブルランプ。
「こういったものも、好きですよ」
「可愛らしいランプ……ふふ、リビングに置いたら素敵かも」
まさしく明かりが灯ったような柳霞の笑顔に、景貴もまぶしそうに目を細めます。
棚には他にも、寝室に似合いそうなつりがね草のような形のランプや、トランクケース型のユニークなティッシュケースなど、目を惹くものがいくつもあって、そんなものを見つけるたび、これはどう? あっちのあれも良いですよ、なんて。
身を寄せ合いながら、二人は、弾むような心持ち。
「あ、これも素敵……ねえ、どうかな、景貴さん」
「いいですね。これに本を並べたら、楽しそうです」
洋書を模ったブックボックスを眺める景貴の横顔を、ふいに柳霞は、じっと見つめます。
もう何度も、こんな風に二人、一緒に何かを眺めたり、同じ時を過ごしたり。深まる絆に、自然と柳霞の思考は、自分と彼、二人の未来へと飛び越えていき。
(……景貴さんと、いつか、一緒に暮らす時がきたら……きっと二人の家には、こんなのがあって。寝室には、あのつりがね草のランプ。リビングでは可愛らしいティーポットのランプが、景貴さんの顔を照らしてて……私はそれを見て、幸せを)
「柳霞さん? どうかしましたか?」
気付けば。じっと、覗き込んでいるのです。夢の中、そのままの景貴の顔が。
鼻先が触れそうなほどの距離で、艶めく黒の瞳同士、視線は絡まって。
「……ふふ。ちょっと、考え事♪ あっ、あの椅子も可愛い……! 背もたれに猫がたくさん。ああいうの、ダイニングに置くのも良いかも。ねえ、見に行ってみよ!」
「おっと。ええ、行ってみましょうか」
ぐいと腕を引かれる重みも、心地良く。今はまだ、砂糖菓子のようなこの優しい甘さを、存分に。
二人はそれからも、色々な雑貨を手に取り、お互いに見せ合ったりしながら店内を回った後、柳霞は景貴の好きだと言っていた、あのティーポット型のランプを。景貴は、柳霞の勧めてくれた洋書型のブックボックスをそれぞれに購入して、店を出ました。
色々なお店を流し見て、二人でぶらりとモール内を歩いた後は、フードコートへ移動。『starboxs』のコーヒーで、しばしの休憩を。
「あつ、つ……猫舌なの、私。ふー、ふー……」
カップを両手で大切そうに包み込み、口をつけてふー、ふー。そんな柳霞が、可愛らしくて。
「あっ、笑わないでよぉ、もう!」
「はは……すみません。つい」
ぷうっと頬を膨らませた顔にも、景貴はやっぱり、微笑ましくて。笑みを浮かべてしまいます。
景貴はカフェモカ片手に、先ほど覗いた『Fnyancfnyanc』を思い返して、
「それにしても、本当に色々なものがあって。目移りしてしまいましたね」
「うん。調味料入れとか、今あるものがまだまだ使えるのに、欲しくなっちゃった」
「ガラスのキャンドルホルダーとか、フラワーオブジェなんかも素敵でしたね」
「うんうん! それからね、レトロなウォールクロックも良かったし、花柄のフォトフレームも可愛らしかったし、それに……」
止め処なく、溢れ出てくる言葉。二人でいると、いつまでだってこんな風に、おしゃべりを楽しんでいられました。
顔には自然と笑顔が浮かんで、高鳴る胸には、心地良い温もりが満ちてくるのです。
ふいに、
「柳霞さん」
「うん? なあに?」
景貴は、真っ直ぐに柳霞の瞳を見つめて。柳霞は、景貴の瞳を微笑みながら見返して。
「今日は、楽しかったです。ありがとう。また、一緒に来ましょうね」
「……うん!」
大切な人。彼と、彼女と、互いに幸せを共有できる、そのことに感謝しながら。
二人はいつまでも見つめ合い、笑い合うのです。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月24日
参加申し込みの期限
2015年01月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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