this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
怪人セブンの復讐
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
44
つぎへ >>
次々と牢から出ていく人質たち。
如月 庚
もそれに続く。
「……俺のろっこんは戦闘以外使い道がないんでな……、……撲滅隊に志願する」
牢を出る如月の後ろには、
屋敷野 梢
、
志波 武道
、
日暮 ねむる
、
三ヶ島 葵
の4名も付いてくる。
如月は彼らに気が付くと、軽く溜息を吐いた。
「あぁ……、てめえらも来るのか?」
如月の問いに三ヶ島が口を開いた。
「んまー……、人質になってしまったものは仕方ないねー。それに如月くんが行くなら私も付いていくよー?」
如月は「やれやれだ」と呟いた。
「私も一緒に行きまーす!」
屋敷野も同伴する意思を示す。
「僕も是非、同行させてもらうよ……、ふわぁ……」
日暮は欠伸混じりに告げた。
そして志波は真剣な面持ちで如月に言った。
「もし、奴らの言うメサイアって集団を撲滅できなければ……。想定されるのは最悪最低の未来だ。なら、行くしかないだろ」
いつもシリアスな空気に対してふざけている志波だが、今はそうも言ってられないようだ。
如月は表情を変えずに牢の入口へ歩を進める。
「……てめぇら勝手にしろ。だが、付いてくるなら……『生きて、帰るぞ』……それだけは忘れるな?」
如月は背中で『覚悟完了』を屋敷野、志波、日暮、三ヶ島に表す。
4人は大きく頷くと、その後を付いていく。
「……随分と仲がいいのですね、あなた達?」
泉月花の言葉に、牢を出た如月が静かに言った。
「あぁ……? お前に関係ねぇだろ……?」
だが、泉月花はニヤニヤといやらしく笑みをこぼす。
「それにしては随分と信頼されているじゃありませんか。ああ、もしかして全員とデキてるのですか? 総受けですか?」
「……ハァ?」
如月は泉月花の発言が理解できなかった。
「そんなわけないじゃないですかー! 腐った思考を押し付けないでくださーい!」
すかさず抗議の声を上げた屋敷野は、そのまま眉間にしわを寄せてまくし立てた。
「大体ですねー、さっきから黙って聞いていれば、まるで自分達がセブンを生み出したような口ぶりですねー?」
彼女は、牢の中で気絶したままの菜々緒を一度だけ見遣った。
「あの先輩が使えなくなったから、今度は私たちをセブンに仕立てようとしているのでしょうがー、そーですね、セブンになれというのなら……」
屋敷野はにやり、とイタズラめいた微笑みを泉月花へ向けた。
「私はセブンを超えて、ハチになります。ミツバチとかいいですね、可愛いですし!」
屋敷野の言葉をジョークとして受け止めたのか、泉月花は初めてこの場で声を上げて破顔した。
「あなた、なかなか面白いですね?」
「褒めても何も出ませんけどねー? ふふっ」
そう言うと、屋敷野は作り笑いを張り付かせて、内心で憤りを募らせていく。
(……叢雲がしたこと、忘れた訳ありません。慣れ合う気も、裁く気もなければ、絶対にセブンにもなりませんよ。恨むことはありますが、ね)
怒りで握り締めた拳に思わず力が入る。
屋敷野はそれを泉月花に悟られないように、両手を後ろに回した。
(あなたは、いつか床の味を覚えるまで、踏んでやります! でも……今は、その時ではないんです。そのための逆転の一手は、時を選ばねばいけません。私達はヒーローではありませんからね)
だから、まずは人質を助けるためにできることを。
屋敷野は戦うことを選択する。
その横で、日暮は牢の中の
壬生 由貴奈
の方を振り返っていた。
(なんで彼女まで人質に……!? セブンの一件とは関係ないはずなのに)
日暮は『地獄の3ヶ月』の終盤、7月の一連の事件から怪人セブン絡みの事件に関わるようになった。
湧き上がる破壊衝動を飼い慣らしながら、常に誰かを守るために行動をしてきた、影のヒーロー。
だが、その手からあふれるものやこぼれるものが多く、日暮自身の未熟さを痛感する事件であった。
そして今回も、大切な仲間――それも事件と無関係な仲間が巻き込まれてしまった。
防げなかった事実を悔やめば、獣のような猛々しい漆黒の感情が彼の喉元までせり上がってくる。
(でも……ここで暴れても状況が好転するとは思えない……。悔しいけど、ここは平静を保とう)
日暮が心を落ち着かせていると、壬生の方から日暮へ話し掛けてきた。
「ねむねむは撲滅組に行くんだ、気を付けて。それにしても従わなきゃ撃ち殺す、だってさぁ。おー怖い。怖いから、うちは牢屋で待ってるよぉ」
手の平をひらひらさせながら、完全に壬生は見送りモードに入った。
「由貴奈さん……」
いつもどおりの壬生の気怠い態度、素っ気なくて眠そうな顔付き。
一見、突き放したような彼女の言動。
だが、壬生と仲の良い日暮には、それが彼女なりの激励のやり方だと理解できた。
だから、日暮も平時の態度で壬生に接する。
「由貴奈さん、絶対助けに戻ってくるからね」
彼の言葉に、間延びした壬生の声が重なる。
「まーもっとも、ねむねむが戻ってきた頃には、うちらはここにいないかも?」
大胆不敵、堂々と脱出の意思を黒服の前で語る壬生。
当然、黒服たちの顔付きが険しくなる。
「……やだなーお兄さんたち、冗談だって。おー怖い怖い」
そう言って壬生は牢の奥へ下がっていった。
一方、志波のシリアスは1分も持たなかった。
「モーヤーネーHAHAHA☆ 俺達フツウの高校生よ、イヤン☆」
こんな時でも笑顔を振りまき、笑いを提供しようとする志波。
『歌劇』事件の時も、彼は絶望の中で笑顔を絶やさなかった。
自身の役割が幕間ピエロだと思い込んでいる志波は、必死に役割を果たそうとおちゃらけていた。
(でも……、今のこの時だって、俺は
選択を誤れないんだ……!
もうあの時のような間違いを犯すわけには……!)
願うは『全員の生還』のみ。
都合の良い願いなのは、彼自身が一番よく理解できている。
しかし、それでも彼は笑顔のまま、痣の幻痛が疼く腕を『希望』へ向けて伸ばさずにいられない。
(考えろ……! 冷静に、念には念を……、全員どうか怪我無く無事に……最善を選び取れ……!)
頭の中では3倍の速度で思考回路をぶんまわしつつ、それを表に悟られないようにピエロに徹した。
「サーテ、俺も痛いのはマジ勘弁ダカラナー! みんなと撲滅隊に協力して、メサイアを懲らしめようぜぃ☆」
いつもの志波のウザい口調で黒服からヘッドフォンと目隠しを受け取る志波。
……しかし、牢屋の中の人質たちへ、一瞬だけ『素』の志波に戻る。
「人質で残る奴らは……、くれぐれも気を付けて。こちらも出来る事をやってくるさ」
そう言うと真っ先に道具一式を装着した。
「……俺たちも行くか」
如月の合図。
チームメンバーたちも如月に続き、ヘッドフォンと目隠しを装着して黒服の引率の手を待つ。
泉月花は彼らを見送ると、しかめっ面で呟いた。
「……強面の不良イケメンが複数の男女になぶられて快楽に溺れる展開……アリですね……!」
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
44
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
怪人セブンの復讐
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
オールジャンル
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月07日
参加申し込みの期限
2015年03月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!