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怪人セブンの復讐
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「私は……私は、メサイアを撲滅しに来た、叢雲の戦士だ!」
北原は九重の腕を掴むと、テコの原理を利用して軽々と放り投げた!
床に叩き付けられた九重は、とっさの出来事に受身すら取り忘れてしまう。
「今更、戦う必要がない? ふざけないで……。だったら、なんで私たちを殺そうとしたのっ? 今だって銃を捨てようとしないの!?」
「やめるんだ、北原!」
逆巻が北原を羽交い締めにした。
「天野くん、離して! この人は敵だよ!」
「話を聞いていなかったのか、北原!? もう戦う理由はない……!」
だが、逆巻の説得は北原の耳に届かない。
彼女は彼の腕の中でもがき、暴れ続けた。
「戦う理由がない? 私には、充分あるよ!」
「……そうだぜ、逆巻。俺達には充分すぎる理由が、ある」
如月も前に一歩出た。
「こんな話をされて……はい、そうですかと『納得』できるか……? 俺は出来ねぇ……!」
「如月の言うとおりだ。それに俺はもともと、メサイアを斬るためにここへやってきた……」
御剣もそのあとに続く。
「李が無事とはいえよォオ~、テメーのしたことはッ! 俺様をブチギレさせたぜッ!?」
自分の傷口を舐めた犬神も臨戦態勢に入る。
「み、みんな、やめようよ……! こんなの、ただの暴力じゃないか!」
新井が3人を宥めようと割って入った。
しかし、それを志波が押しのける。
「……俺も、今、ここで殴り合っても意味はないように思える。けど……瓢くんの体に出来た銃創を見て、俺は思ったんだ……」
志波、伊達眼鏡を新井に預けると、九重の前で叫んだ。
「あんたは……ッ、ろくに確認もせず瓢くんを射殺しようとした! 何の罪もない、セブン事件に関わっていない瓢くんを、何の躊躇いもなく……ッ、その引き金を引いたんだ!」
志波は今でも鮮明に思い出す。
あの
『正義』事件で射殺された、1人の名も無き男性の最期の姿
を。
ただそこにいただけなのに、たった一瞬で命を奪われた光景。
……志波は、あの光景が今、フラッシュバックしているのだ。
「俺も、戦う理由はある。ビリオンさん、これは俺達のプライドの問題だ……!」
志波の言葉に、九重はにやり、と口角を釣り上げた。
「なるほど、君の罪は『傲慢(プライド)』か」
そう言うと、九重は拳銃を仲間に預けた。
「やはり子供だな。すこし、教育が必要のようだ」
そう言うと、九重は腹の底から咆哮を上げた!
すると、九重の皮膚が、徐々に鈍色に変化していく……。
「さぁ、来い! 俺は反撃しない。気の済むまで殴らせてやる。その傲慢がどれだけ愚かか、思い知れ」
「言ったなオラァ!」
ろっこんで身体能力が上がった犬神が真っ先に飛び掛った。
空中で拳を振りかぶると、そのままハンマーのように真上から振り下ろした。
拳がぶつかる!
「……いってぇぇぇええッ!?」
犬神は拳を摩りながら飛び跳ねていた。
拳が九重にぶつかったとき、ごいんっという金属音が響いたのだ。
「めッちゃくちゃ硬ってェぞ!?」
「拳がダメなら、これでどうだ!」
御剣の体が前方へ弾けた。
地面すれすれに木刀の切っ先を這わせ、そのまま逆袈裟に跳ね上げるように木刀を走らせる……!
だが、甲高い音とともに木刀が弾かれてしまった。
「刀くんの木刀が弾かれた、だと……!?」
志波が素早く側面に周り、皮膚の色が変わっていない首筋を狙いすまして手刀を放つ。
「……遅いな」
がつん、と志波の指先に伝わる硬い金属の感触。
九重は首筋まで鈍色に染まっていた。
「この感触、やっぱり、鉄だ……!」
志波は確信した。
「体を、鉄で覆うろっこんか……!」
「ご名答だ」
九重は拍手を送った。
「いかにも。俺のろっこん『メタル・ヒーロー』は、全力で雄叫びを上げることで発動する。その能力は、『体の任意の場所を鉄で覆うことができる』能力! その防御力は、簡単に拳銃の弾を跳ね返す!」
「面白れぇ……、ブチ抜き甲斐があるぜ……」
如月は額の傷痕を指でなぞった。
ろっこん『青にして蒼穹』発動。右腕が燃えるように青く輝く!
「俺の蒼い拳は岩をも砕く……。あんたの体が銃弾を防ぐっつーんなら、俺の拳も余裕だよなぁ……!?」
如月はダッシュで勢いをつけたあと、輝く右腕をマグナム弾のように瞬時に解き放った!
轟く金属音! 耳をつんざく高音がその場にいた者たちの耳を襲う!
「……!」
如月は見た。
自分の拳が、分厚い鉄板で覆われた腹筋に食い止められていたのを……!
割れた拳から血が滴り出す。
「マジかよ……!?」
すぐに後退して間合いを計る。
九重は、不敵に笑った。
「どうした? 俺は反撃をしないといったはずだ。遠慮せずに殴れよ?」
「……やれやれだぜ」
如月は割れた右拳を忌々しげに見詰める。
そして、新井の持つ応急セットから包帯をむんずと掴むと、バンテージのようにぐるぐると右拳に巻きだした。
「こいつは驚いたぜ……。あんたの皮膚の鉄板、厚さも自由に変えられるのか……。進化、してるのか……?」
「さぁな、気が付いたらできるようになっていただけだが?」
九重の答えに如月はフンッと鼻で笑った。
「いい気になるなよ、オッサン……。あんただけが進化したろっこんを使えると思うんじゃねぇ……!」
如月は再び額の傷を指でなぞる。
「なんだ、さっきと同じじゃないか」
九重がせせら笑う。
「……そう笑っていられるのも、今だけだぜ……!?」
如月は蒼く輝く右手で、もう一度、額の傷をなぞった。
「見せてやるよ……。これが……俺の切り札だ……!」
進化能力、発動ッ!
蒼い光が陽炎のように全身から立ち上り始める。
如月は全身にみなぎる神魂のエネルギーを実感する。
彼の放つ蒼輝の燐光は、見る者に破壊のイメージを喚起させるのだ。
「すっげぇ……!」
クロウディアが驚きのあまり、ロボ化を解除してしまった。
「如月くん……、なんて威圧感だ……」
日暮は如月に強者のパワーを見出した。
(これは……ちょっと一度は拳で友情を語ってみたくなるね……)
ほんの少しだけ、心が躍ったのを黙秘する日暮だった。
「……行くぜ、オッサン。言っておくが、手加減出来ねぇからな……?」
そう言うと、如月はほんの少し体を傾けた。
……と思った途端、九重の目の前に姿を現した如月。
「瞬間移動……!? 俺と同じか……!?」
「いや、違うな。目で追えないほど素早く動いたんだ」
シグレが笹森の仮説を否定した。
接近された九重は必死で取り繕っていた。
「すばしこっくなっただけか、こけおどしだな!」
「んなわけねぇだろ……!」
如月の右腕に光が集約されていく。
その光は徐々に螺旋状に回転を始めた。
「オッサンの望み通り……遠慮なく殴ってやるよ。ただし……全力でだ!」
右腕の光の回転が音速の壁を越える!
「星に、なれ……!」
九重の顔面に蒼く輝く螺旋を纏う拳が穿たれた!
鼓膜が破れるかと思うほどの大音量、そして衝撃波に一同は身をすくめてしまう。
仰け反る九重の体!
「御剣! 今だ!」
如月が叫ぶ!
御剣は頭ではなく心で何をすべきか理解した。
「応ッ!」
そう言うと、御剣は志波を背負ってスタンディングスタートの体勢。
御剣は凍てついた氷原とともに、撃鉄が落ちるイメージを浮かべる。
「この刃が届くまで、世界よ凍てつけ!」
ガチンッと、御剣の頭の中の撃鉄が落ちた。
――世界の色が褪せていく幻覚。
――世界の温度が失せていく錯覚。
――世界の音が消え失せる事実。
「これが……刀くんの、『加速』の世界……!」
志波は御剣と密着しているため、彼のろっこん『加速』の影響下にいる。
ゆえに、御剣の戦場……全てが静止したと見紛うほどスローに感じる『加速』した世界を目撃した。
「これが俺の独壇場……『氷の世界』だ!」
御剣は志波を背負ったまま駆け出す。
志波は『氷の世界』を目の当たりにして思った。
(こんな世界……たった1人で戦う覚悟がなければ、とても正気を保っていられないぞ!)
九重にあと数mまで近付く御剣。
(刀くん……! 君は、どれほどの覚悟で、フツウを死守しようとしているんだ……!?)
御剣の凄みを肌で感じた志波。
彼も覚悟を決めた。
「志波先輩、行きます!」
「任せた、刀くん!」
志波の合図に応呼して、御剣が木刀を九重に振り下ろした。
ガツンッと木刀が弾かれる。
だが、御剣は何度も同じところを集中的に攻撃を加える、
その部位は……頚椎!
今は鉄で覆われたそこは、御剣の木刀の一撃では砕けそうにない。
「たとえ1発が軽くても、1秒間に100発叩き込めば、鉄板だって砕けるだろ!?」
スーパースローモーション内で九重のろっこんの反応速度を上回った連続攻撃を叩き込むことで、皮膚の金属化を強制抑止!
その読みは正しく、遂に頚椎の金属メッキが剥がれ飛んだ。
「……俺のろっこんも進化してるんだ。試させてもらうぞ!」
志波が、九重の露出した頚椎の皮膚を手刀で正確に突いた。
その効果時間、突きの角度、麻痺深度、放った一撃の全てが志波に情報として伝達される。
これが志波の進化ろっこんの能力。
……地味かもしれないが、一定の時間で敵を確実に無力化できる点に秀でているのだ。
「そろそろだな、3秒前、2、1……加速、完了!」
ずさぁぁっと加速の勢いで床を滑ってく御剣と志波。
ほぼ同時に突然、床をバウンドする九重の体。
頚椎を殴られたエネルギーが蓄積した結果、九重はボールのように床を跳ね回ることになった。
そして、無様に地面に転がった九重は、志波のろっこん『スイ・マー』の麻酔効果で昏倒していた。
「な、何が起きたの!?」
十文字は目を瞬かせた。
その横で風雲児がガッツポーズをしながら言った。
「つまり、俺達の勝ちだ!」
歓声に湧く撲滅隊。
……しかし、北原は俯いたままだ。
「これで、良かったんだよね……? 天野くん……?」
ずっと北原を抑えていた逆巻は、溜息を吐くだけで何も答えてくれなかった。
【撲滅隊:リーダー撃退、勝利確定……?】
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推理・サスペンス
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定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月07日
参加申し込みの期限
2015年03月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月14日 11時00分
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