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怪人セブンの復讐
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九重は続ける。
「……君たちを攫った黒服の中に3人、メサイアの構成員がいる。彼らは加納に無理矢理命令に従っている。背けば、いつだって我々を滅ぼすだけの用意があると言ってな。彼らを助けたければ、叢雲が送る刺客の首を自分までもってこいと言ってきたのだ。俺達も……選択肢がなかったのだよ」
「でも、メサイアは何度も叢雲を退けてきたんだよな? わっかんねーなぁ? なんで従ったんだ?」
楢木が頭を掻きむしっていた。
この問いに九重は答えた。
「ああ、退けたとも。といっても、この雑居ビルに立て篭ってただけだ。危険だと感じたら、1つのフロアに集合、地の利を活かして総力戦。その繰り返しだ」
「叢雲に対抗できる戦術を見出そうと思ったんだけどね……。ここのビルの神魂が全てだったようだよ。ちょっとアテが外れたかな?」
メサイアの戦い方に興味を示していた逆巻は、肩をすくめて残念そうに眉を下げていた。
「期待はずれで申し訳ないな。だが、逆巻君の言う通り、加納の真の狙いは、このビルをまるごと影響を及ぼす神魂の発生源だ」
そう言うと九重は、首から下げた翠色の宝石を撲滅隊へ見せた。
かなり大粒の宝石で直径3~4cmほどで、中央に紐を通す穴が開いている。
よく見ると、十字架のような白い筋が入っている。
いわゆるスターエメラルドと言われる部類だ、と九重は言う。
「このエメラルドが、この神魂の発生源……
叢雲が欲しがる『黙示録』の1つだ
」
「えっ……それが『黙示録』なんですか!?」
刻人が思わず数歩前に出て、宝石を凝視した。
彼は
吉祥寺 黒子
との情報交換で『黙示録』の存在を知っていた。
「確か、芽森 白山の手によって1つは破壊されたと聞きますが?」
「ほう、そこまで調べ上げていた者がいたなんてな」
九重は目を細めた。
「そこまで調べて、よく命が今日までもっていたものだな。いいか? これは俺達、メサイアの創設者から譲り受けたものだ。彼はこの『黙示録』の破壊を命じた。しかし、これは叢雲を倒す武器になると判断した俺たちは、彼の最後の命令に背いた……。しかし、それが間違っていたとは、今でも思っていない」
「まさか……、あなたたちの組織の創設者って……」
刻人が言わんとしたことを、九重は読み取ったのか、にやりとほくそ笑む。
「ああ、そうだ。俺達、メサイアの創設者は……
白亜の娘の義父、芽森 白山
だ。彼は“ユダ”だ」
衝撃の事実に、撲滅隊は唖然とした。
そして“ユダ”――裏切り者という暗喩に、彼らは首を捻らざるを得ない。
「白山は、自分の義理の娘にした仕打ちを死ぬ前日まで後悔していた。……もとより、年端のいかない少女を偏愛する傾向があった彼だが、菜々緒君には心底“惚れていた”よ。最初こそ大金欲しさに彼女の貞操と精神を粉々に砕いていたが、徐々に叢雲に対して非協力的な態度を取っていた。彼女を壊した結果がどういう結末を招くか知ったからだ。彼は愛する菜々緒君を救うため、反叢雲の組織であるメサイアを設立したのだ」
「ちょ、ちょっと待て! オッサンの話、飛躍しすぎてて付いていけねーぜ!?」
犬神は目を回していた。
彼女だけではない。
前回の“地獄の3ヶ月”とは無縁だった者たち――間違われて拉致された者たちは、何のことだかさっぱり理解できていない様子だ。
「……続けて下さい。一体、白山が携わっていた計画は、どんなものだったのですか?」
黒依の質問に、九重は渋い顔をした。
「それがな、俺も詳細は聞いていない。ただ、俺が聞いた話だと、
神を天へ還す作戦
だと聞いたな」
「神を……還す?」
黒依は考察した。
(つまり、セブンはもれいびを殺してののこさんに神魂を返してから、神性を取り戻させて天へ戻そうとしていたのかしら?)
黒依は今までの事件を振り返る。
『憤怒』事件の時、ヘルメット姿のナナオの発言。
『歌劇』事件での「試行回数が足りない」という発言。
そして、彼の異様なまでのののこへの崇拝ぶり。
……すべて、辻褄が合うではないか!
怪人セブンの起こした事件の全容が、ここに来て暴かれたのだった。
「だが、その作戦は白山の死によって壊滅した。作戦の目的も変更されたらしい」
九重の言葉で、再び黒依は混乱した。
「白山が重要なポストに就いていたのは分かりますが、でも他に遂行できる人がいたはずよね?」
九重は首を横に振る。
「それが無理なんだ。白山は『黙示録』の管理知識を持っていた。しかも、正しい扱い方を誰にも教えていなかった。……彼が死んでしまった今、これは本来の用途で使うことができない。進めていた『ノア作戦』も破棄する他なかったそうだ」
「しかし、ならばこの神魂現象はどう説明する……?」
宝石の類は血筋なのか、先程からソワソワと興味深げに『黙示録』を観察していたシグレだが、この話に頭を抱える。
九重は肩をすくめながら言った。
「この神魂発動は偶然だ。しかも日に日に影響は弱くなっている。恐らく、明朝までが限界だろう。」
「宝石にはエネルギーが宿ると、よく言われているわ。パワーストーンって聞いたことあるでしょう? 私の家の雑貨屋でも、そういうのを時々扱うわ」
黒依は「そんな偶然もありうる」と、この現象を肯定した。
「……でも、叢雲はその宝石を狙っているんだよねー? てことはー、まだその宝石に使い道があるってことだよねー……」
三ヶ島がニヤニヤしながら宝石をしげしげと眺めた。
「ビリオンくん、本当は何か隠してるんじゃないかなー?」
「……仮に知っていたとしても、君たちが首を突っ込むような内容にはとても思えないがな?」
九重の反論に、三ヶ島「ちぇっ、けちー」と唇を尖らせた。
「あの女狐の最初の要求は、人質とこの『黙示録』の交換だった。……だが、これを手渡せば、きっと叢雲の新たな計画を加速させてしまうだろう。だから、拒絶せざるを得なかった」
「それで俺たちの殺害をふっかけられたと。……どうりで迎撃の準備が整い過ぎているはずだ」
シグレが嘆息を吐着ながら納得していた。
「そういえば、一体、誰が私たちを『名も無き英雄たち』だなんて言ったんだろうねー? もしかして、ビリオンくんかなー?」
「半分正解、だな。正確には、白山がそう言っていたのを俺たちがインターネットの匿名掲示板で使い始めたんだ」
「やっぱりー。叢雲が使うのは不自然だと思ったんだよねー」
三ヶ島はとても納得した様子だ。
「えっと、要するに、もういがみ合う必要はないのかな……?」
日暮の疑問に、九重は大きく縦に頷いた。
「ああ、もう戦う必要はない。あとはこれからどうするべきかを話し合えれば……」
「……ちょっと待って?」
北原が九重の前まで進み出る。
その表情は、憤怒の色に染まっていた。
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推理・サスペンス
バトル
オールジャンル
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月07日
参加申し込みの期限
2015年03月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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