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怪人セブンの復讐
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1号車は五体満足のメンバーが乗り込み、2号車は怪我人が乗り込むことになった。
3号車は捕虜専用車としてここまで来ていたため、カムフラージュのためにメサイア15名だけが乗り込んでいる。
撲滅隊の数名が移動時間とGPSを駆使して帰路を特定すると、あとは戦勝ムード漂う1号車。
「一時は絶体絶命の危機に陥ったが、何とか解決できそうだ。これも皆が力を合わせた結果だ」
シグレが労いの言葉をかけた。
「メサイアは悪者じゃなかった、のかな……? よく分からなくなってきた……」
正義のヒーローを名乗ることをやめた新井にとって、メサイアの戦う意義に何かを見出そうとしたのかもしれない。
しかし、九重の返答に更に困惑してしまった。
新井が俯いているように、九重の話した『福音』に混乱している者たちも多数いた。
泉月花の背筋が凍えるほどの悪意。
叢雲教団の計画の一端。
そして、フツウを見守る『監視者』という立場。
恐らく、拉致さえされなければ一生関わることがなかったことばかり。
だが、彼らは既に知ってしまった。
フツウの裏側で、水面下で、何が起きているのか。
だから悩む。悔やむ。
知らなければ幸せに暮らせていたのだろうか?
それとも知ることができたからこそフツウを死守できたのだろうか?
はっきりとした答えは出てこないが、今はメサイアと結託して人質を救出する事に集中しなければならない。
まだ撲滅隊には仕事が残っているのだ。
日が暮れる前に牢のある奥秩父の教団関連施設を襲撃し、人質を奪還しなければならない。
そのためにメサイアの九重たちを連行してきたフリをして施設内部へ潜入したのち、作戦を遂行するのだ。
既にバスを走らせて1時間ほど経っている。
もうしばらくすれば人質たちのもとへ駆け付けることができるだろう。
外の景色を眺めていた屋敷野は、車内でひらひらと舞う蝶を指に止まらせた。
すると、たちまち蝶は剥き身のナイフへと姿を変えた。
屋敷野のろっこんで、銃火器や刃物類は全て蝶に変えて各自の肩に止まらせている。
施設内部へ武器を持ち込むためのカムフラージュだ。
「これから忙しくなりそうですねー」
「同感。こりゃのんびり寝れそうもないね」
屋敷野の言葉に、日暮は欠伸混じりで答えた。
「……ねえ、あそこ、女の子が倒れてるよ?」
戌井が前方数十m先に下着姿の少女が道端でうつ伏せに倒れているのを発見した。
御剣が目を細めて凝視する。
……次の瞬間、全身の血の気が引いた。
「小山内だ……! 犬神さん、止めてくれ! あれは小山内だ! なんでこんなところに、あんな姿で……!」
御剣の声に犬神は素早く反応した。
「分かった! もう少し近くに寄るぜ! って、うおっ!?」
突然、バスの車体が左右に揺れ出す!
騒然となる車内、しがみつく一同。
「畜生! スリップだと!? 路面は濡れてなかったぜ!? 駄目だッ! 横転する……!」
ハンドルを取られた犬神は、横転の衝撃で窓を突き破って投げ出されてしまう。
右に大きく逸れた後にサイコロのように勢いよく転がった1号車は、側面を火花を上げながらアスファルトに擦り付けていく。
そこへ急ブレーキが間に合わなかった2号車が突っ込んだ!
玉突き事故。2号車のフロントガラスが粉々になった。
2号車も当然、大混乱に陥った。
「一体どうしたの!?」
座席にしがみついていた黒依が叫んだ。
額をガラスで切ったクロウディア。
顔の半分を血に濡らしながら運転席から這い出してきた。
「分からねぇ……。でも、1号車に何かあったんだ。いきなり蛇行運転しはじめたからな。ちょっと様子を見てくるぜ」
「お願いします! 気を付けてください、クロウディア先輩!」
三城も怪我人の応急処置にあたっている。
クロウディアを見送ろうと、そばに駆け寄った、その時だった。
三城の足元の床の金属に、切れ目が入っているのだ。
熱切断されたような切り目。その切れ目はゆっくりと、確実に動いていた。
「ク、クロウディア先輩……、バスの下……荷物スペースに誰かいます!」
床の切れ目が完全に繋がり、真四角の穴から男が這い出してきた。
「Su-rpri'z……!(驚いたか)」
メサイアと交戦中、行方を眩ませていた
アダム・スメルディン
が、突如2号車の荷物スペースから現れた。
彼は本隊と別れたあと、窓から飛び降りて炎の逆噴射で軟着陸後、叢雲の見張りがいなくなる隙を突いて、バスに隠れ潜んでいたのだ。
「な、なんだよ……、お前か。びっくりさせるなよ」
「……!」
アダムはクロウディアを指差すと、いきなりろっこんの透明の炎を発射!
不意を突かれたクロウディアに直撃する!
「な、なにしやがるッ! うああっ!!」
皮膚が焼ける感覚に苛まれるクロウディア。
アダムは顔をしかめていた。
(おかしい。丸焼きにするつもりだったのだが、思ったより炎の出力が上がらない)
試しにアダムは、触れていたバスの座席に炎を灯す。
すると、透明の炎は勢いよく座席から立ち上った。
(物体に対しては正常に働く。……なるほど、偽神よ。力を無くしても彼らに加護を与えるというのか?)
殺意によるろっこんは、極めて弱体化する。
アダムはその法則によって、撲滅隊へ向ける炎の威力が極限まで低下してしまっていた。
(まぁいい。バスごと焼けば済むことだ。ここで全員……)
アダムは口元を愉快そうに歪めてこう言った。
「Massacre……!(皆殺しだ!)」
黒依や三城、怪我をしている風雲児や十文字、メサイアのメンバー、そして重体の骨削。
2号車のメンバーは、瞬く間に透明な炎の中に閉じ込められてしまう。
彼らは考えうる手段で消火を行い出すが……
(メサイアの面々は解放を考えたが……ヒーラーのもれいびが生存するとあとあと面倒だ。ここで焼け死んでもらおう)
次々とバスの座席に火を放つアダム。
彼が2号車を降りたことには、車体全体が熱で虚像が揺れていた。
そしてアダムは横転した1号車を指差すと、躊躇いもなく炎を発射。
……運悪く、漏れ出していたガソリンに引火する!
――轟音。
【2台のバス爆発、大炎上……!】
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ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
オールジャンル
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月07日
参加申し込みの期限
2015年03月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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