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怪人セブンの復讐
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最初の撲滅隊志願者と人質居残り宣言が出たことで、牢の中の意思表示が活発になる。
朝鳥 さゆる
は人質側に残ると告げた。
「……そこの小さい子(後木)は無理してでも撲滅隊へ行くべきって言うけど、戦う手段のないあたしにそれを言うのは酷よね。大体、どっちに転んでもロクでもない方向にしか転ばないことは、想像するまでもなく明白だし。その、ろっこん? もれいび? ……よく分からないけど、そういうの、あたしはないから。……牢に残るのが現時点では最良とまではいかないにしろ、マシな選択だと判断しただけ」
そう言うと朝鳥は牢の隅へ移動して体育座りのまま俯いた。
先ほど滅多打ちにされた
アダム・スメルディン
は、殴った
一之瀬 雨丸
にアラビア語で何やら声を掛けた。
それに一之瀬は笑顔で頷いた。
そのままアダムは『志願するから外へ出せ』と泉月花に告げ、そのままどこかへ連れ去られた。
「……中東方面の言語に詳しいのですか?」
やり取りを見ていた
刻人・F・ミセリア
が一之瀬に話し掛けてきた。
いきなり話しかけられた一之瀬はぎょっと驚いていたが、すぐに頼りなさげに眉尻を下げた。
「いやぁ、これからの探偵は、英語やいろんな言葉を話せたほうがいいかなぁって思ってね。通信講座で勉強しているんだ」
「へぇ、それでアラビア語を?」
刻人は意味ありげに口角を釣り上げる。
一之瀬は苦笑した。
「やっぱ変だよね。でも、いつ何時にアラブの石油王から依頼が舞い込んでも対応できるようにしてるんだ」
「それならば、確かに必要ですね」
クスリ、と刻人は思わず吹き出してしまう。
(……なぁんてね、本当は英語だと誰かしらに聞き取られると恐れたからじゃないかな?)
刻人・F・ミセリア
は、表向きは木天蓼大学に通うアメリカからの留学生で通している。
実際に大学の講義にも出席しているし、寝子島の郷土史に興味を持ちフィールドワークに勤しんでいる日々を送る学生だ。
しかし、その正体は、あるクライアントの依頼で、ろっこんの正体とそれが引き起こす事件の情報収集に暗躍するスパイのような仕事を請け負っている男である。
(ちょっとさっきのヒゲの人、気になるなあ? というか、あの泉月花って人は語学堪能のようだけど、その部下は多分、意思疎通が難しいんじゃないかな?)
言葉の壁がきっかけで、またアダムが暴れだすかもしれない。
今は癪だが、叢雲教団の言いなりになり、機嫌を取っておくべきだと刻人は考える。
(にしても、セブン関連の事件に近付きすぎたかなぁ? 先方ってば、菜々緒嬢のことになると急に口をつぐむんだもんなぁ……。はは、『妻』に心配させるわけにもいかないし、僕より年下の子があぶない目にあってるのを見過ごすわけにもいかない。今は生存率の高いほうを選びたいよね、ふふ)
ここまで思考し、おもむろに刻人が挙手した。
「すいません、先ほどの彼の言葉を部下の人は理解できているのでしょうか? できてないのなら、僕が通訳として同行したいのですが。もちろん、撲滅隊へも志願します」
そして小さく「……さ、頑張ろうか」と呟いた。
彼の申し出に泉月花は大きく頷いた。
「いいでしょう。意思疎通ができなければ、現場で指示を出すことも難しいですから。……連れて行きなさい」
黒服に命じると、刻人にヘッドフォンと目隠しを装着させて外へ連れ出していった。
「えっと、僕は喧嘩には向いてないし若い子達に是非任せるよ。頼もしそうな人もいることだしね。さっきのアダムさん、だっけ? すごく強そうだったよね、パンクロッカーみたいだ。それにホラ、人質って不安になるじゃない? 僕みたいな大人がいたら皆安心するんじゃないかな。分かんないけど……」
一之瀬は人質として居残ることを泉月花に告げた。
「刻人はそっちへ付くのか……、気を付けろよ……」
牢を出て行く刻人を見送る
吉祥寺 黒子
。
「俺も人質として残る。菜々緒を一人にできねぇし、そもそも俺、戦闘できねぇし……。はぁ、どうしてこうなった……不幸だ……」
がっくりと肩を落とす黒子。
その膝下には、気絶させられた
芽森 菜々緒
の頭が。
「菜々緒、しっかりしろ。……ちょうど薬局で傷薬買い込んでおいてよかったぜ」
目を覚まさない菜々緒。
その傷口に薬を塗り込んで介抱する黒子。
彼女の傍らには、菜々緒と黒子のクラスメイトの
月居 歩
。
月居も菜々緒の介抱を懸命に行っている。
「菜々緒……、おい菜々緒! 大丈夫か!?」
目の周りの痣、切れた唇、乱れた髪。
菜々緒が牢に投げ込まれた瞬間、真っ先に駆け寄ったのは彼であった。
ボロボロになった菜々緒の姿に血の気が引いた月居。
だが同時に菜々緒に手をかけた叢雲教団、ひいては泉月花の存在に燃え盛る怒気を発していた。
「月居、あんたはどうする?」
黒子の問いに、月居は答えた。
自分の気持ちを落ち着かせるために深呼吸をする。
「俺も人質としてここに残る。菜々緒が心配だからな。……撲滅隊へ協力できなくてすまねぇ。向かおうとする奴は、絶対に死ぬなよ」
そう言うと、菜々緒の傷の具合を見ながら手当を施していく。
脈も確認、問題ない。
腹部の上下が見られることから、呼吸もしている。
本当なら骨折などを診ておきたかったが、下手な素振りは死を招くと月居は直感。
おとなしく泉月花の話を聞いている。
(……菜々緒の事が、大事だから。大切だから。だから、守る。絶対に……!)
月居は菜々緒の手を優しく握った。
彼女の意識が戻ることを、ひたすら願いながら。
一方、黒子は少々焦っていた。
(せっかく刻人と情報交換が出来たっていうのによォ、これじゃ、菜々緒に親父さんからの遺書を手渡せねぇじゃねぇか……)
連れ去られる直前まで、黒子は刻人と密会を果たしていた。
目的は、『歌劇』事件で得られた情報の交換。
吉祥寺は
菜々緒の義父の遺書を持ち出しており
、刻人は
事件の最中、気になる情報を得ている
。
刻人は、
「桃髪の怪人セブンが存在する」
「生命の危機に晒されたとき、もれいびのろっこんがどのように変化するのかを実験していた」
「もれいびの強化は空に穴を開けるために必要だ」
「寝子島が空に穴を開けるのに最も適している」
という情報を提供。
代わりに黒子から、
「叢雲は寝子島で血を流すことで、神魂エネルギーに影響を与える実験をしてる」
「叢雲は『黙示録』に従ってる」
「叢雲の計画『ノア作戦』」
「白山は叢雲に関わっていた」
という情報を引き出した。
2人は別れたあと、その直後にほぼ同時に襲われた。
牢の中で再会したときは、気まずくて仕方が無かった。
(菜々緒に遺書を手渡そうと待ち合わせしていただけなのにな……。俺が呼び出して、菜々緒を外出させたから、菜々緒はさらわれたのか? だったら菜々緒の怪我は俺のせいだ……!)
黒子は責任を感じてしまう。
「俺のせいだ……、俺が、菜々緒を呼び出したせいで……こんな事に……」
奥歯を食いしばる黒子に、月居が声を掛ける。
「……吉祥寺のせいじゃねぇ。今は……菜々緒と一緒に生き延びることだけを考えるんだ」
黒子は月居の言葉に黙って頷いた。
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3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
オールジャンル
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月07日
参加申し込みの期限
2015年03月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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