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怪人セブンの歌劇
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【正義の天秤】
刻人とオーマは隠し留置場の内部に顔をしかめていた。
鎖に繋がれ、衰弱したもれいびたち。
彼らは何かしらの犯罪に手を染めた悪人だ。
刻人はオーマにメモ帳でこう伝えた。
『あの中にいるもれいびは、日常でろっこんを悪用していた奴ばかり。念のため交渉してくる』
オーマはただ頷くだけだ。
刻人は手近に寝転がる痩せこけた中年男性に牢屋越しに話し掛けた。
「……貴方達は、神の生贄ですか?」
中年男性はやっとの思いで体を起こす。
目眩がするのか、焦点が合っていない。
「……貴方達は、神の生贄ですか?」
刻人はもう一度質問を口にした。
すると男は首を振った。
「たすけてくれ……。きを、つけ、ろ……。
怪人セブン、は……、もう1人、いる……
」
「どういうことですか?」
訝しがる刻人。
「ここは……、白髪のセブンじゃなく、桃髪のセブンが、……管理して、ゲホゲホ……!」
刻人は後木からもらった食料を男に分け与えてやった。
男は声を震わせながら感謝すると、しばらく食料を貪りだした。
そこへ添木と鬼崎が応援に駆け付けてきた。
鬼崎が逆洗脳した下僕4人も同行している。
「本当に人質が……!」
添木は囚われのもれいびたち、およそ10名前後を見遣る。
「ねぇ? あなたたちの中で鍵を持っている人はいない?」
下僕たちは全員が首を横に振った。
「使えないわね……」
鬼崎は笑顔のまま舌打ちをした。
「ああ、食事をありがとう……。5日ぶりの食事だ、生き返った!」
「食べるものを食べたら教えてもらいましょうか。桃髪のセブンとは誰なんですか?」
男は体を小刻みに震わせながら、青ざめた顔で教えてくれた。
「叢雲の、最高幹部の1人らしい。自らセブンを名乗っていた……。俺たちをここに閉じ込めて、
『生命の危機に晒されたとき、もれいびのろっこんがどのように変化するのか』を実験する
とか言ってやがった……」
「人体実験……!?」
添木が絶句した。
刻人は「へぇ……」と感嘆の声を漏らす。
(似たような事をやっている連中が居るんだな……)
「そ、そうだ! 叢雲はもれいびを強くしようとしているんだ。なぜだかよく知らねぇが、桃髪のセブンが
「もれいびの強化は空に穴を開けるために必要だ」
って言っていたような……」
「どういう事……?」
鬼崎は下僕たちに無言の命令を申し付ける。
知っていることを、今すぐ言えと。
「俺たちもよく知らねぇよ。でも、
この寝子島が空に穴を開けるのに最も適している
らしいんだ。白髪のセブンは正義だとか言っているが、結局のところ桃髪のセブンにいいように扱われているだけだ。ここだって桃髪の食料援助で成り立っている」
「そいつはどこにいるの?」
鬼崎の問いに、下僕の1人が口を挟む。
「そろそろ戻ってくるはずだ……。食料買い足すって言ってたから」
「まずいですね……。まだエントランスには非力な人たちが残っています……。襲われたらひとたまりもありません」
刻人が腕を組んで低く唸る。
「それと、白髪のセブンは増援を用意しているって言ってた!」
下僕の1人が思い出したと言わんばかりに叫んだ。
ますます一刻も早く戻る必要性が出てきた。
と、ここでオーマは刻人に、先ほど拾った赤い鍵を差し出した。
「これをどこで?」
「……」
オーマはメモ帳に『ハシゴに引っ付いていた』と書き記した。
「あの、刻人さんでしたっけ? この人たちを解放してあげませんか?」
添木の申し出に、鬼崎は“笑顔”で反発する。
「添木お姉ちゃん、この人たちは、ろっこんを使って悪事を働いた犯罪者ですよ? 出しちゃっていいんですか? 見捨てることも出来るんですよ?」
鬼崎の言葉に、添木は真っ直ぐ彼女を見据えて答えた。
「……悪人とはいえ、誰1人犠牲は出さないって決めてるから……。この人たちだって、帰る家があるはずだもの……」
「ふぅん?」
鬼崎は目を細めた。
刻人が鍵を牢に差し込む前に、この事件の“招待状”の画像を男に見せた。
「これが貴方達の末路です。流石に警察はそこまで酷いことはしないでしょう。……よく考えてください」
男は「こいつはひでぇ」と言ったっきり、言葉を無くしていた。
「おお、ようやく辿り着けたか!」
そこへ
双葉 仄
が追い付いてきた。
「ちょうど人質解放のタイミングのようだな! ……うむ、全員の顔は今覚えたぞ。どれ?」
双葉はニヤリと笑うと、男の前に立ち、鍵を開ける素振りを見せた。
がちゃん、と音が鳴ったかと思えば、男は悲鳴を上げながら「出してくれ、出してくれ!」と懇願しだしたではないか。
「充分酷い目に遭っているから大丈夫だろうが、念のためだ。次に悪事に手を染めたら、死んだ方がマシと思わせてやる。良かったな、これで更生できるぞ!」
双葉のろっこん『オレンジ』は、対象に向かって鍵を開ける仕草をすることで、「がちゃん」と何処からともなく音がして、自分が思い浮かべた記憶や感情を対象に思い出させることができるのだ。
衰弱しているもれいびたちにとって、まさに地獄の責め苦以上の体験を強いられる羽目になった。
捕らえられたもれいびたちには、みな脱出できたら自首することを約束した上で解放することにした。
衰弱したもれいびたちへ自分の食料を均等に分配する添木の姿に、鬼崎は「ガラでもない事を……」と冷徹に眺めていた。
人質、解放完了!
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
オールジャンル
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月29日
参加申し込みの期限
2014年04月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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