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怪人セブンの復讐
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穴の中へ落下する数秒、各々はろっこんが使えることを信じて行動を起こす。
小山内はペンを無我夢中で振り回す。
すると空間に無数の線が描かれ、人質たちはその先に沿って加速しながら移動を開始!
(うまくいった! 私の『アクセラレイトライン』で落下するまでの時間稼ぎを……!)
そのまま小山内は螺旋状に線を描けば、遠心分離機めいた縦回転が人質たちを襲う!
遠心力によるGが掛かるが、これで縦への落下スピードは激減することに成功した。
「おえぇ……すっごい酔うのだ~!」
後木が目を回す。
そしてそのまま全員足から勢いよく着水するのだった。
「死んだと思った? 残念! 変態は不死身だよ! いてて……!」
銃弾をモロに食らった朝野は、なんと一命をとりとめていた。
「可愛い女の子がこんなにいるのに、うっかり死んでいられないよね!」
今、朝野が命を繋ぎ止めている最大のモチベーションは、やはり性欲だった。
しかし、腹部と大腿に1発ずつ食らっており、失血はなおも続いている。
触手だった両手両足も銃弾を食らって血まみれの上に骨折。
フツウの“ひと”なら全身の痛みで気絶する程の重傷である。
もれいびの頑丈さが意識をかろうじて保たせているのだ。
「もう、無茶しちゃダメよ?」
尾鎌は自身の衣服を切り裂き、朝野の傷口に強く巻きつけていた。
「止血したいけど、水の中だと色々とまずいわね……」
朝野の身長は158cm。
水面は朝野の頭が僅かに出るくらいまでの深さがあり、重傷者に立ち泳ぎを強いる状況は非常に危険である。
背の高い尾鎌が支えていなければ、朝野はたちまち溺れてしまうだろう。
背の低い後木も立ち泳ぎをしてなんとか呼吸をしている。
「褌愛好家は古式泳法も得意なのだ」
真偽は定かではないが、器用に後木は水面から顔を出して笑う余裕があった。
「いやぁ……、ホント災難だね……」
一之瀬は真上を見てボヤいた。
「うーん、穴の深さは10mはないかな? 周りはレンガ作りの壁だけどだいぶ朽ちてるね……」
登れなくなくはないかな、と一之瀬は壁の凹凸に手をかけて体重を支えた。
「携帯電話は……ああ、水没してオシャカかぁ……高かったのに……」
彼はスラックスのポケットに入れていた携帯電話が反応しないことを確認して肩を落とした。
他の人質たちも携帯電話やスマートフォンを持ち込んでいたが、水没の被害は甚大だった。
「……俺のはアウトドア仕様だから無事だったが」
唯一、月居のスマホだけが正常作動を確認した。
だが、アンテナが立っていなかった。
「脱出しないと電波が入らないのかもしれないな」
月居も真上にぽっかり空いた四角い穴を見上げて舌打ちをした。
外部の連絡手段が絶たれた人質たちは、いよいよ脱出の方法を模索せねばならなくなった。
と、ここで恵御納がサロペットからねこシールを取り出した。
「みんな、聞いて……! 今から僕ろっこんで……みんなを『軽く』する。でも、シールに限りあるから……全員は無理……」
まずは自分自身に貼り付けて体重を軽くしようとした恵御納。
と、ここで恵御納は気付く。
「……待って? そういえば、ここにいる人質たちって、全員もれいび……?」
恵御納の言葉に頷く面々。
だが、朝鳥だけは首を傾げていた。
朝鳥へ向けてもれいびたちの目線が集中する。
「……なによ、あたしの顔になにか付いているの?」
朝鳥(ひと)の存在に、もれいびたちは不安の表情を隠せない。
しかし、月居が訝しがる朝鳥へ話し掛ける。
「……俺たちはもれいび……つまり超能力を持っていて、叢雲に襲われたのも、多分そのせいだ」
月居はまず、もれいびという概念を噛み砕いて朝鳥へ説明しだす。
「すまない……。巻き込んでしまって……」
これを聞いた朝鳥の顔が曇った。
「なんで謝るのよ……? 超能力者かなんだか知らないけど……、今は早くここから出たいわ……」
朝鳥はレンガの壁を注視すると、おもむろに出っ張った部分を掴んで登り始めた。
「水温が低いわ……。浸かっていたら体力を奪われそう。少しでもよじ登れば、何か仕掛けがあるかもしれないわ。……別に、いつかあたしはひどい死に方するだろうけど、それは今じゃないわ」
朝鳥は水面から逃れるように壁を登り始めた。
「……私たちも何か、策を講じなければならないな」
双葉は「ほら、意見を出せ」と周囲に促す。
「私が出せ? 何を言う? こういうのは大勢で意見を出し合った方がいいに決まっている。そして私がその音頭をとる必要がある、文句を言わずに妙案を出すんだ」
尊大な態度の双葉は、話し合いを仕切る側を希望のようだ。
「まぁ、考えがないわけではないぞ? 皆の着ている服を縛ってロープにするのだ。そして一番上に登ったものがその即席ロープで引っ張り上げるのだ」
双葉が自信たっぷりに意見を出すが、これに壬生がツッコミを入れた。
「じゃあさぁ、誰が一番最初に上に登るの? つーか誰か1人でも登れるなら服を縛る必要ないよねぇ? そのあとをみんなが登ればいいだけじゃないかなぁ?」
実に的確な正論だった。
双葉は顔をしかめて言葉を返した。
「それを考えるのだろう? それに水を吸った服は溺死の原因にもなるぞ? すぐに脱ぐべきだ」
「脱げって言われても……」
背負った菜々緒の顔を見る月居。
気絶している菜々緒は自発的に服を脱ぐことができない。
となると、誰かが脱衣の手助けをする必要がある。
……彼にはそんなことは出来なかった。
「他の方法はないのか……?」
月居が尋ねる言葉とほぼ同時に、桜庭と小山内が顔を見合わした。
「よし、脱ぐよ、海ちゃん!」
小山内もこくりと頷いた。
すると桜庭は着ていたゴスロリ服をためらいなく脱ぎだした。
あっという間にスパッツとブラジャー姿になる桜庭。
男らしい脱ぎっぷりに人質たちは理解が追い付いていない。
小山内も制服を脱ぎ捨てて、白ストッキングと下着だけの艶かしい姿に。
「真央ちゃんも脱ぐのだ胸部を盛ってたのは伊達じゃないのだ!」
不自然に盛り上がった後木の胸元の正体は、なんと何重にも巻きつけたサラシだった。
「これで怪我人の傷口を縛るといいのだ脱出の際のロープの代用にもなるのだ丈夫なのだ♪」
サラシの長さ、実に12m。
盛り過ぎである。
あっという間に後木は褌一丁になると、身に付けていたサラシを尾鎌に預けた。
尾鎌は「せめて上だけでも着なさいな」と後木に助言するのだった。
当然、朝野が数名の女体を見て歓喜の声を上げたのは言うまでもない。
「お、おい! ……緊急事態とはいえ、本当に脱ぐなんて……」
月居は思わず目を背ける。
一之瀬も八神も極力直視しないように善処している。
尾鎌はそのキャラクター故か、直視していても文句が言われないのは役得なのかもしれない。
双葉も2人の脱衣に即発されてそのままシャツとスカートを脱ぎ去った。
「これで溺死は免れたが、本当に水温が低いな。体が冷える一方だ」
どのみち人質たちに時間がない。
水温に体力を奪われる前に、このおよそ8m程のレンガの壁を安全器具なしに登りきらねばならないのだ。
「私たち、どうなってしまうの……?」
衣服を脱いで身軽になったエレノアは、空のペットボトルを眺めてつぶやく。
黒の上下の下着姿でレンガにしがみつく彼女は、唐突にはっと息を飲んだ。
「ろっこん……水を使うろっこん……?」
エレノアは空の容器に水を詰めたあと、おもむろにレンガの壁に中身を引っ掛けた。
水の掛かった部分を彼女が触ると、ぴたっと指がくっつくのを確認した。
水の部分が瞬間接着剤に変化していたのだ。
「……これが私のろっこん……、思い出しました……私のろっこん……」
「記憶が少し戻ったのか、エレノア?」
八神が心配そうな顔で声を掛ける。
エレノアは眉尻を下げながら力なく笑った。
「はい……、でも、未だに自分がどんな人間だったのかは思い出せなくて……うっ!」
エレノアは空いた手でこめかみを抑える。
そんな彼女を八神は優しく介抱する。
「無理をするな……。今は出来ることをやっていこう。協力してくれないか?」
エレノアの華奢な肩に手をかけ、八神は頷いた。
もはや下着姿も気にしていられない。
「俺に良い考えがある。プランAとプランBがあるが、どちらを聞きたいか、エレノアが決めてくれ」
「プランAでお願いします」
エレノアは即答だった。
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担当ゲームマスター
焼きスルメ
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ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
オールジャンル
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月07日
参加申し込みの期限
2015年03月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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