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僕らのはらぺこウォーズ
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「……どこに行ったんだ?」
逆巻 天野
は、龍八を探して校内を回っている。
猫鳴館の修繕の時の事で、訊きたい事があるのだが、どこにも姿が見えない。
階段に差し掛かった時、
鳳 飛鳥
が、カツサンドと菓子パンを抱えて階段を上がってきた。
購買のパンと言えば、今日に至っては競争率が普段の三倍にまで上がったレアアイテムだが、学食の事件をいち早く耳に入れた彼女は、猛ダッシュで購買に。その結果、なんとかお昼を確保出来たのだ。
「おばちゃんもえらい失敗してくれるなぁ……」
ふと、天野の姿が目に入り、飛鳥は身構えた。
「……なんや。あんたもはらぺこの仲間か?」
「俺? いや、俺は……」
天野は、お弁当のおにぎりを見せた。タケノコご飯のおにぎりだ。
「……ああ、弁当持ちか。疑ってごめんな。人の弁当を狙ってる連中がおるみたいやから」
「ああ。学食でゴタゴタがあったらしいね」
そこに、
尾鎌 蛇那伊
が重箱三段のお弁当を抱えてやってきた。
「あら、何してるの、あなた達?」
「今日は、ええ天気やし。屋上でのんびりお昼にしよ思ってな」
「俺も人探しに屋上に……」
「ふぅん。あたしも屋上でお昼にしようと思ってたの。一緒に行きましょ」
だがその時、三人の行く手をはらぺこ達が阻んだ。
ハンカチで顔の下半分を覆ったはらぺこギャングが、食べ物を寄越せと迫る。
「カツサンドに菓子パン……ほう、おにぎりもか」
「あの三段重ねの重箱は上物だな。俺達の腹を満たすにはもってこいだ」
「お前ら、大人しくその食べ物を……
はぶっ!?
」
「おどきっ!」
蛇那伊の蹴りが、はらぺこの顔面を吹き飛ばした。
「お腹を空かせてるのはわかるけど、あたしのお弁当はあげないわよ」
「……くっ。む、無駄な抵抗を!」
「……今の一撃で、力量の差を計れないなんて、愚かね」
蛇那伊の目に、カッと稲妻が走る。
「
奥義! 台風! 旋・風・きゃーっく!
」
お弁当を抱えた上半身はそのままに、駒のように高速回転、怒濤の回し蹴りで、迫る敵を薙ぎ倒す。はらぺこ達は、弾かれるベーゴマが如く、階段の下に吹き飛ばされた。
「……は、原田! 堀内! くそ、食べ物を寄越せ!」
「うちのお気にのカツサンド。寄越せと言われて、簡単にやれへんわ」
飛鳥はろっこん『スピード☆スター』を発動させ、迫り来るはらぺこを素早くくぐり抜ける。
「……は、はええ!」
「あんたらになんか、捕まらへんで」
そして、天野もはらぺこと対峙する。
「おにぎり一個のために怪我したくねぇだろ。さぁそいつをこっちに」
「……やれやれ。それはこっちの台詞なんだけどな」
天野は必要最低限の動きで避けると、背中を押して階段から落とす。
「……別に、おにぎりぐらい分けてあげてもいいんだけど、そんな態度の奴にはやれないね」
「まったくや。礼儀っちゅーもんを知らんのか、あんたら」
天野と飛鳥は、はらぺこを睨み付ける。そして、蛇那伊も。
「無駄にカロリー使うなら、大人しくしてるほうが利口よ。それとも、まだやる気なのかしら?」
「……あ、アイルビーバックだ、コノヤロウ! 覚えてろよ!」
校舎の屋上には、春の暖かな日差しが差していた。
空は青空。南から吹く風が、撫でるように校舎の上を通り過ぎて行く。
外でお弁当を食べるにはもってこいの陽気だ。
天野は、龍八の姿を探したが、見当たらなかった。しかしふと、体育館のほうを見下ろすと、春先には少し暑そうなグリーンのコートを着た人影が、裏山に入って行くのが見えた。
「あれは……」
飛鳥と蛇那伊は、適当な場所に座ってお昼を食べ始めた。
「美味い! やっぱ昼はカツサンドやな!」
飛鳥はカツサンドを美味しそうに頬張る。苦労して手に入れたパンは、なんだかいつもより美味しい。
蛇那伊は、三段のお重を床に並べた。一段目には、黄金色の揚げに包まれたいなり寿司が。二段目には、飾り包丁が美しく施された春野菜の煮物。三段目には、フルーツがたくさん。なんとも贅沢なお弁当である。
「……もぐもぐ。うん、我ながら美味しく作れたわ♪」
そこに、
御薗井 E セレッソ
が、お腹を鳴らしながら現れた。
「お腹すいたノ……。ごはん、どこかにないのカナ……」
彼女もお昼がなかった。買い置きしてるお菓子もストックがなくて、お昼がなければお菓子を食べればいいのよ、のハプスブルク家精神も発揮出来ずじまい。何かないかと校舎を駆け回っていたところだ。
「あのね、セレッソ……すっごくお腹すいちゃって……ごはんわけてほしいのヨー」
「あら、可哀想に……でも、あたしのお弁当はあげないわよ!」
蛇那伊は、カッと睨みを利かせた。
「たくさんあるのニ。ケチなのヨ!」
セレッソは勝手に手を伸ばす。しかし、蛇那伊は美しい箸捌きで、彼女の手を押さえた。
「あたしのこのパーフェクトボディを維持するのに、どれほどのエネルギーが必要だと思ってるの。誰かにあげられるカロリーはないわ」
「う、うう……」
セレッソは目に涙を溜めた。
「まぁまぁ。お昼なら、うちが分けてやるから」
「ああ。俺のおにぎりも食べていいよ」
飛鳥は菓子パンを。天野はおにぎりをセレッソにあげた。
「わーい、ありがとうなノー」
そこに、黒猫の”佐藤さん”を撫でながら、
藤原 春樹
もやってきた。
「……良かったら、これも食べる?」
春樹が手にしているのは、美味しそうなメロンパン。実は、彼の鞄にはたくさんのメロンパンが入っている。あまり燃費のよろしくない彼は、食べ物をたくさん持ち歩いているのだ。
「メロンパン美味しそうなノー」
「良かったら、どうぞ」
「いっただきまーす」
笑顔でメロンパンにかぶりつく。
「メロンパンは僕の好物なんだ。
”辛くって”
とても美味しいよね」
「辛い……?」
飛鳥と天野、蛇那伊は首を傾げた……その次の瞬間。
「
きゃあああああああああああああああああ!!!!
」
セレッソのくちから炎が噴き上がった。
それもそのはず。メロンパンはメロンパンでも、独特の味覚を持つ春樹のメロンパンは激辛メロンパン。このほのかなグリーンは、練り込んだ青唐辛子のグリーン。殺人級の一品なのだ。
「辛いノ! 辛いノ! セレッソ、辛いのやーなのヨーーーっ!!」
「辛いの苦手だった? でも、僕のメロンパンは、苦手な人でも食べられるくらい美味しいから大丈夫だよ」
呑気に言いながら、平然とメロンパンを頬張る。
「全然、平気じゃないのヨ! どこ見て言ってるのヨ!」
「あ、佐藤さんもごはんだよね。今、キャットフードをあげるからね」
「ウー、ひとの話聞いてないのヨ!」
彼女はぷんすか怒って、にっくきメロンパンを虚空に放り投げた。
ちょうどその頃、
七草 八兵衛
は図書室にいた。
お昼抜きの八兵衛は、空腹を誤摩化すには読書が一番とマイペースに本を読んでいる。
「こういう時は読書に限る。何かに没頭してる時って空腹は気にならないし……休みの日にそれで朝昼抜いて、ばあちゃんに凄く怒られてたっけな、今となっちゃ懐かし……」
「うおおおおおおおおっ!! 弁当をよこせーっ!!」
けれど今日は、本を読むには少々騒がしい日だ。
「騒がしいなー、こんなに食べ盛りがいるのかこの学校……」
彼らの気持ちはわからないでもないが、大人しくしているはらぺこの気持ちも知ってほしい。
「
きゃあああああああああああああああああ!!!!
」
「う、今度はなんだよ……」
図書室の上、屋上のほうから悲鳴……というか、絶叫が聞こえた。
八兵衛はパタンと本を閉じ、窓のほうに行く。
窓を開けて、怪訝な顔で上を見たその時、セレッソの投げたメロンパンが、ちょうど彼の元に降って来た。
「これは……」
慌てて取った天からの恵みをまじまじと見つめる。そして、手を合わせた。
「いただきます」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月26日
参加申し込みの期限
2013年03月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年03月05日 11時00分
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