僕らのはらぺこウォーズ｜リアクション

僕らのはらぺこウォーズ

　満腹でも空腹でも、全ての人に平等に午後はやってくる。
　結局、お昼を盗られて食べられずじまいの先生達は、しょんぼりした顔で教室に向かった。
　桐島先生も、空腹に耐え、教壇に立つ。
「はぁ……さ、授業を始めるぞ」
　しかし教室を見回すと、席に着いている生徒がほとんどいない。
「……他の皆はどうした？」
「それが、食あたりを起こしたらしくて、保健室に……」
「な、なにぃ？」
　桐島先生の胸にふつふつを沸き起こる怒りがあった。
「食堂も購買も利用出来る状態ではないと聞いたが？」
「それがなんでも、親切な生徒がパンとカレーを配ってくれたらしいんです」
「ぱ、パンとカレー……」
　はらぺこにはこたえる名前である。
「人が腹を空かせてる時に、しょ、食あたりだとぉ……！　なんて贅沢な奴らだーーーっ！！」
　春風の訪れる寝子高の空に、先生の叫びが木霊した。

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あとがき

担当マスター：梅村象山
ファンレターはマスターページから！

ゲームマスターの梅村象山です。
シナリオに参加してくださった皆さん、ありがとうございます。

はらぺこウォーズは、お弁当を取り合う皆さんのアクションで、
話が転がって行ったらおもしろいなぁと思って作ったシナリオです。
ですが……まさか、まさかのお弁当を奪いに行く人が皆無という……。
先生から奪う人はいましたけど。
大分、マスターの予想を覆されたシナリオになりました。

うーん、しかしよくよく考えてみると、
弁当泥棒を実行するのは、キャラが合わないとしづらいかもですね。
そもそも一個として褒められるところがないアクションですし……（笑
この反省を次回に活かしていきたいと思います。
いろいろわたしも勉強になりました。

ではでは。また別のシナリオでお会いしましょう〜〜！！

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