this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
黄昏空のその向こう
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
夜の藍に陽の金が混ざる。払暁の光に見えて、けれど町を染めるのは黄昏の光。全ての境界を曖昧にする光の中、
桜庭 円
は何事も無かったかのように町をうろつき始める人外の妖達を横目、町の端の朱色石橋へと向かう。
橋の半ば、欄干に背をもたせかけて橋の下を眺める天狗面の男の傍らに立つ。
「お帰りィ。他の皆もぼちぼち元の世界に帰ってっとるで」
暢気な口調の日暮に向け、
「ごめんね、さっきは変な事言って」
頭を下げる。構わないと面の奥で笑う日暮を見つめる。上手いこと言えないけどと前置いて、
「記憶を奪われる恐怖が見えなくて心配になった」
ぽつり、零す。
記憶を奪われることが怖かった。いい事も悪い事も、自分の中に記憶しているからこそ自分で居られるのではないかと思うが故に、記憶を奪われるということは自分の存在を削られるのと同一だと思った。だから、怖くて仕方がなかった。
何か言おうとする日暮に、円は首を横に振る。別の話題を振る。
「神主さんも仮面だよね」
お兄さんみたいに掴みどころがないし、と悪戯っぽく笑む。
「ご家族?」
「まさか」
日暮に聞きたいことは沢山あった。
どうしてこの町や町の住人は、鬼は、他人の記憶を欲しがるのか。もしかしたら鬼は町の一部なのか。夜がたまにしか訪れない理由はあるのか。
それら全てを聞き出そうとしたところで、この男は答えてくれるのか。
「……奪われた記憶ってさ、取り戻す方法とかあるのかなぁ?」
妖の住む不思議の町を見遣り、円は胸に湧く疑問のうちのたったひとつだけを問いかける。切実に響く円の声に、日暮は暫く考え込んで後、
「今日はもう、お帰り」
そっと円の華奢な背を押した。勇敢な少女の背に小さく告げる。
「まあ、待っとり」
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
阿瀬春
ファンレターはマスターページから!
お待たせいたしました。
不思議な夜の町での鬼ごっこ、お届けさせていただきました。
一応、判定の基準と言いますか。割と大雑把ではあるのですが、鬼から逃げ延びる手段を決めてはおりました。
高鬼→屋根より高い位置にのぼる
走鬼→対峙せずひたすら逃げる
影鬼→他の影の中に自分の影を隠す
隠鬼→隠れたまま動かない
あ。走鬼(犬)に噛まれた傷は、元の世界に戻れば跡形もなく消えています。ご安心ください。
逃げ延びた方も、記憶を奪われてしまった方も、素敵なアクションをありがとうございました。とても楽しく書かせて頂きました。
ご参加、ありがとうございました。
読んでくださいましてありがとうございました。
また次の機会にお会い出来ますこと、楽しみにしております。
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
黄昏空のその向こう
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
冒険
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月21日
参加申し込みの期限
2015年01月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!