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●●●1人は皆の為に、皆は1人の為に●●●
飛行機雲がくっきりと残る、晴れ渡った寝子島の空。
いつもと違うのは彼ら以外に人や動物がいない事。
道場の扉を開けた先に待っていたのはそんな風景と仲間達。
「よろしくお願いします…!」
始めに口を開いたのは
鉄 時尾
だった。
時尾は自分の戦闘経験が浅い事を自覚し、今回の訓練に臨む。
手に持った小太刀を使った短刀術を駆使して戦う事に決めた。
「そんなに肩ひじ張らなくても大丈夫ですよー」
深々と一礼する姿に明るく返すのは
屋敷野 梢
だ。
何だかんだ戦闘のサポートに回る事が多い彼女だが、今回は違うとばかりに胸を張る。
「そうだな。屋敷野ぐらいとは言わんが」
腕を組ながら梢の言葉に同意を示すのは
如月 庚
だ。
ちょっと、失礼じゃないですー?と梢に言われるもさぁ、と返す。
「なんだかんだでこのメンバーで戦闘するのは初めてだからね。連携踏まえて色々と試してみよう」
眠たそうにあくびをしながらやんわりと場をまとめるのは
日暮 ねむる
だ。
普段から眠そうにしているが、戦闘に関しては一家言在るのだとか。
今回、訓練の為に作られた集まり『Leidenschaft』で集まった4人。
相手として思い描いたのは4人それぞれのドッペルゲンガー。
恐らくすでに相手も居るのだろうと辺りを警戒しつつ言葉を交わしていた。
「では、ろっこんを使いますね…!」
緊張が少しだけほぐれた時尾は意識を集中させる。
時尾のろっこん【サンダーストライク】は発動に5秒の時間が必要となる。
発動後、名前の通り自分の体と身に着けている物・持っている物が雷撃を帯びる。
5秒という短い時間ではあるが、その間は無防備になるため全員で守りに入る。
「…! あの蝶、まずいかもです!」
未だ見えぬ敵であったが、不意に近付いてきた蝶を梢が発見した。
その声に反応した庚は蝶の攻撃を防ぐため、額の傷をなぞりながら移動する。
気付かれた事に気が付いたのか、蝶は音もせずに岩に変わる。
放り出された岩は時尾にぶつかりそうになる所を、庚の蒼い右腕に阻まれる。
庚のろっこん【青にして蒼穹】は神魂の力をエネルギーに変え、右腕に宿らせる事が出来る。
放たれた蒼く輝く拳は岩をも砕く力となる。
ねむるは蝶以外の攻撃がないかを見回し、視線に気が付いた。
それはねむるのドッペルだった。
奇襲とも取れるタイミングでの攻撃。
時尾が一瞬でも集中力が乱れれば5秒はやり直しとなる。
そのことを知っていて、かつその一瞬を作り出そうとしているのだと分かる。
そうさせない為、ねむるは時尾の間に入り、攻撃を防ぐが腕を掴まれる。
「お待たせしました。ご恩に報いるため、全力を尽くします…!」
そして、5秒が経ち、時尾は雷撃を纏う。
同時に姿を現すドッペルゲンガーたち。
その姿は全員肌が黒く、髪が赤くなっており、口元だけが笑顔になる。
「わお、イメチェンにしてはエグイですねー」
梢は率直な感想を言いながら先程庚が弾いた岩を見つめる。
梢のろっこん【胡蝶の詩】でその岩を青い蝶へと変化させる。
自分や対象が蝶になる瞬間を強く想像する事で全身または一部を蝶に変化させることが出来る能力だ。
ドッペル達も同じ能力を有しているようで、赤い蝶たちが寄って来ていた。
「このままじゃ戦いなんてできないし、自分にろっこんをかけて、寝るしかないね…」
先程のねむるドッペルの攻撃を防いだねむるも、自分の能力が有されている。
ねむるのろっこん【In to the Sleep Act2】は触れ続けて意識を集中させて、相手を徐々に眠くさせる。
頭部に近ければ効果は大きくなっていく。
そして、その効果を受け続けたねむるは揺らめいており、自らの手で頭に触れ、寝てしまう。
「日暮さん!? そっちの如月さんは呼んでません…!」
大の字で寝始めたねむるに時尾は驚いて近付くが、庚ドッペルに阻まれる。
にらみ合いになるが、横から庚の攻撃が当たり、庚ドッペルは吹き飛ばされる。
その庚が時尾ドッペルに攻撃されそうなのを見た時尾は叫ぶ。
「後ろです!」
庚は振り返りと同時に腕を振るう。
タイミングが合ったのか、時尾ドッペルを吹き飛ばす事が出来た。
「助かった」
「いえ、こちらこそです」
礼を言う庚とお辞儀をする時尾。
はっ、とねむるの方をみるとねむるドッペルにたたき起こされていた。
「痛い! あ、そうか。今戦闘訓練中だったっけ。ねむくて全く頭が回らなかったよ」
意外と大丈夫そうなねむるに、少し安心する時尾。
振り返ると大量の赤い蝶に梢が冷や汗を流していた。
何匹かの赤い蝶が梢の頭上で手術などに使うメスに変化し、自由落下する。
「私はもれいびである前に、華のJKなんですよ! 前科とか嫌なんです!」
梢ドッペルをそうではない、と言わんばかりに叫びながら避ける梢。
梢も負けじと青い蝶を増やしていくものの、それらは小石や枯葉だったりする。
殺傷能力はないが、数では負けたくないのだろう。
梢の協力をするため、時尾は走る。
雷撃を纏った時尾の小太刀が蝶に触れると蝶は痺れるように羽を空に向け、そのまま落下する。
赤い蝶だけを狙うのは難しいが、梢に攻撃が行く事は少なくなった。
「無力化、できました…!」
「時尾ちゃん、ありがとー! 如月君!」
時尾に礼を言いつつ、庚を呼ぶ梢。
返事をするでもなく構える庚に近づいて行く一匹の青い蝶。
振りかざして殴る動作を取る庚に合わせて青い蝶は岩へと変化する。
庚の蒼い腕から放たれた衝撃をそのままに岩は梢ドッペルに向かっていく。
梢ドッペルは目を見開いた状態で岩を受けてしまい、吹き飛ばされる。
同時に赤い蝶たちの変身が一斉に解ける。
「あっ」
梢は何事かは気付いたが、どうしようも出来ない状態を目の前にすると言葉を失うのが常である。
倒しきれていない赤い蝶たちはメス・缶コーヒー・岩・即席麺など、様々な物になって落下してきた。
時尾も落下範囲に居たが、梢を庇うために走る。
「少し、ビリッとします…!」
梢に体当たりする要領で落下範囲から押し出す時尾。
梢の体に電流が走るが、落下範囲から何とか脱出できた。
一方、ねむるはねむるドッペルと戦っていたのだが、不思議に思っていた。
特に何をしたわけでも無いはずなのに、何故か体のキレが良いのだ。
自分と同等の能力のはずのねむるドッペルを前にここまで余裕があるとは。
眠気が限界に来ていたねむるドッペルの攻撃を避けて、頭を掴むねむる。
「ま、いいや。んじゃゆっくりお休み。もう一人の僕」
ねむると同じく、大の字を描いて眠る、ねむるドッペルであった。
ねむるが周りを見回すと、最初に庚に飛ばされた2人のドッペルが姿を見せていない事に気が付く。
併せて見えるのは怖かったと震える梢にあたふたしている時尾。
「あれ、もう一人の如月君と鉄さんは?」
「分からない。だがどちらも接近型だから遠距離攻撃はないと思うが…」
ねむると同じ様に周りを警戒する庚。
今しがた自分がした行動は遠距離攻撃の類に入るが、時尾との連携ではそうできないと判断する。
そういった矢先に現れた庚ドッペル。
手に持っているのは缶コーヒーや缶ジュースだったが、庚に向かって投げて来た。
その投擲にもろっこんを使っているのか、凄まじい速度だ。
「ごめん、追い切れない!」
「抑えます…!」
気が付いた梢は投擲された缶コーヒーを見るが、目で追い切れず、【胡蝶の詩】は発動しない。
時尾は庚ドッペルを止める為に走る。
庚自身は缶コーヒーを殴って止め、その衝撃で中身がぶちまけられて庚にかかる。
それを狙っていたかのように時尾ドッペルが後ろから姿を現し、庚に抱き着く。
「ぐっ…」
電撃が庚を襲い、缶コーヒーが体にかかっていたためその威力が増幅される。
結果、身体が言う事を聞かない状態になってしまった。
駆けつけたねむるが時尾ドッペルを後ろから殴ろうとするが巧みに躱されてしまう。
何とか腕を動かす事が出来た庚は本能的に額の傷跡をなぞる。
心臓が大きく脈打つのが聞こえたような気がした庚は身体が動く事を確認する。
時尾ドッペルに抱き着かれながらも駆動する腕で時尾ドッペルの頭を掴む。
そして、【青にして蒼穹】の力で地面に叩き付ける。
「大丈夫か? それに、今の力…」
「…あぁ」
心配するねむるに生返事を返す庚。
一瞬だが、確かに進化した能力を感じていた。
時尾と梢は庚ドッペルを退治する事に成功していた。
持っている飲み物を青い蝶にして小石や枯葉の蝶も集め、文字通り目の前を蝶で埋め尽くす。
視覚を奪われた庚ドッペルの背中に回り込んだ時尾は短刀を刺し、雷撃を内部に響かせる。
痙攣をしながら力を失い、庚ドッペルはその場に倒れた。
程なくして能力が切れた時尾が倒れそうになるが、梢が支える。
「ありがとう、ございます…」
「うんや、お疲れ様ー」
礼を言う時尾に笑いかける梢。
ねむると庚も合流し、互いに健闘を称えあう。
自分達のドッペルを相手にする、挑戦的な内容だったが、彼らにとって良いものになったのかも知れない。
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担当ゲームマスター
御宮 久
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
25人
参加キャラクター数
25人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月29日
参加申し込みの期限
2015年01月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月05日 11時00分
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