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ろっこん模擬戦
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●●●こたつにみかん●●●
扉を開ければ戦場、と言うわけでも無いようだ。
北美浜 薫子
はおじゃましまーす、と軽快に挨拶をして扉を開け放つ。
そこはいわゆる和室であった。
「う…寒い! まだ9月なのにこれじゃ真冬じゃ!」
冷たい空気が足下から這うように薫子を包んでいく。
辺りを見回すとご丁寧にこたつがあって、その上にはみかん。
ここを戦場と言うには少し和やかが過ぎるだろう。
「ええ所にコタツが! おまけにミカンとテレビもじゃ! いやぁ、助かるのぉ…」
しみじみ、と言った様子でこたつに入っていく。
幸い、中は温もっており、這った冷気が逃げ出していくようだった。
遠慮無用とばかりにみかんを取ろうとしたその時であった。
「む…! ミカンが急に凄い速さで宙に浮いて飛び回り始めたのじゃ!」
そう、そのありがたさを満喫するのはお預けとばかりにみかんが浮遊し始めた。
浮遊だけならまだしも、別の所からきたみかんも合流する。
みかんは勢力を拡大し、選ばれたみかんが薫子へタックルを開始し始めた。
「えい、えい! むー、コタツに入ったままだと取りづらいのぉ」
みかんの高速タックルを意図もたやすく避け、あまつさえみかんを取ろうとする。
その姿勢にみかん達に若干の緊張が走る。
だが、まだ捕らえられてはない。勝機は我らにある、そう言っているように飛び回る一回り大きなみかん。
「でも出ると寒いしのぅ…えい、ろっこん発動じゃ!」
士気が上がったはずのみかん達は薫子の一言で絶望に包まれていく。
先ほど鼓舞していた大きなみかんは瞬間移動し、あろうことか、敵の手に落ちたのだ。
物理的に。
「おお、これは大きいのぉ! ラッキーというやつじゃな」
薫子のろっこん【お取り寄せ】は視覚内に有る対象を自分の手元に移動できる。
タックルが緩やかになった和室でうれしそうにみかんを食べる薫子に戦慄を覚える。
仲間が食べられているより、次は誰だ、自分ではないはずだと周りを見回す。
「そうじゃ! 折角じゃから両手で取ってみようかの!」
百戦錬磨のみかんも裸足で逃げ出すその一言は予想以上の地獄であった。
目があった(?)みかんから次々とお取り寄せをする薫子。
驚くべきは手に取ってから皮を剥くまでは片手で行なっていたことだろう。
傷つけられたみかんがこたつに並んでいく様子は生け贄にされたものたちのようにも見えた。
「…連続で何個お取り寄せできるかも挑戦してみるで!」
死刑宣告にも似た宣言と共に、先ほどのスピード以上の速さでみかんを取っていく薫子。
目の前の絶望で呆然と浮遊していたみかん達は気が付いた。
このままでは全滅すると。自分達もあの生け贄の中に組み込まれてしまうと。
「そじゃ、テレビもあったんじゃ…映るんじゃろか?」
みかん達を追う間に発見したリモコンをお取り寄せした。
ほっとするみかん達は思い思いの行動をとるようになった。
あるみかんは台所へ逃走し、あるみかんは犠牲者(?)に寄り添う。
そんな姿を見ながらリモコンで映らぬテレビを操作する薫子。
「なんじゃ、そんなに怖いかの」
何となく察したのだろう、薫子はみかんを食べながらみかんに話しかける。
頷くように動くみかんであったが、力を無くしたように落ちた。
薫子は不思議に思い、首を傾げる。
それと同時にテレビから砂嵐が聞こえ始めた。
『……全てを追い越す……も、お前から……な!』
途切れ途切れでは有るものの、昭和のチャンネル調整のように徐々にクリアになっていく。
―――他人の姿を見るのも、また訓練だろう
どこかから聞こえてくるその声は道場の入り口で聞いた声のようだった。
やははー、と薫子は笑いながらみかんを食べ進めるのであった。
●●●異世界の風が吹く●●●
「何やら変な空間に…雰囲気からして僕が追う『組織』とは関係なさそうですが…」
白の世界に驚くが、冷静に状況を把握する。
彼の頭の中にだけ存在する組織を追う
神助 天佑
だ。
声の主の言葉を受け、『組織』との戦いに備えようと考えた天佑は道場の扉を開く。
「あの時は盾で適当に防いでただけなので」
扉の先にあったのは城の謁見の間。
優雅な雰囲気は既になく、剣による傷がついた床に血ともおぼしき赤い液体が散乱していた。
控えていたのは軽武装をした弓兵であった。
「今度は飛んでくる矢自体に能力を使います」
思い描いた通りの場所と相手に決意の笑みがこぼれる。
手には小さな鉄製の盾。
早速彼に与えられた力を発動しようと片目を塞ごうとしたとき、違和感を覚えた。
記憶の中にある彼ら弓兵は、とある指導者に暴力で支配をされていた。
今はその指導者がいないのにも関わらず、その時と同じ表情をしていた。
「避けろ!」
鋭い声が天佑を動かす。少し遅れて、地面が揺れる。
天佑が振り向くとそこには件の指導者、ヴォルデマールがいた。
「ええっ!? 僕あなたを望んではいませんよ!?」
距離を取り、驚きとともに弓兵の恐怖を理解した。
ヴォルデマールのハルバードが深々と天佑の立っていた場所に突き刺さっていたからだ。
思わず盾を構える天佑だが、眼中にないとばかりに叫ぶヴォルデマール。
「おい、弓兵ども! 死にたくなけりゃぁ、さっさとガキどもを始末しろ!」
不敵な笑みを浮かべながらハルバードを抜き、一振りする。
その動作を待っていたかのようにヴォルデマールへ攻撃を仕掛ける者がいた。
「お前の相手は、俺だ」
高速の剣士、
御剣 刀
。
動作の終わりに合わせて切り込んだ刀の一撃を防ぐのは易くない。
しかし、ヴォルデマールは肩を動かすだけで鎧に威力を食わせ、有効打を避ける。
「はっ! ガキが!」
避けられる事を前提に、ハルバードを踊らせるヴォルデマール。
攻撃を受けるのは分が悪い、と避ける刀。
呆気にとられている天佑だが、避けろと言った声が刀の物であったと思い出す。
「ええと、ありがとうございます。御剣さん」
「気にするな」
礼を言う天佑に、ヴォルデマールと対峙する刀は答える。
2人のもれいびは過去の雪辱を濯ぐため、重なった戦場に立つ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御宮 久
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
25人
参加キャラクター数
25人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月29日
参加申し込みの期限
2015年01月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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