this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ろっこん模擬戦
<< もどる
1
2
3
4
5
…
12
つぎへ >>
●●●弓兵に視る●●●
戦場を一陣の風が通り過ぎ、土埃が舞う城。
改めて弓兵と向かい合う天佑。
「や、やれっ…! でないと俺達が死んでしまう!」
「…なるほど。王様がでてきたのはこの為でしたか」
恐怖に色を染めた弓兵から射られる矢は以前より早く見える。
それに納得しながら片目を塞ぎ、盾を凝視する。
天祐のろっこん【磁気眼】は片目で凝視した対象に強力な磁気を発生させることが出来る。
「以前よりも僕の異能も成長していますし、うまく使えればいいのですが」
ある程度の速度があろうと磁気の範囲に入れば、先端が金属性の矢は小さな盾に吸い込まれていく。
ここまでは想定通りだが、磁気の能力確認がここに来た目的ではない。
神魂を利用して悪事を働いている『組織』の力は強大だと天佑は感じている。
『組織』の全容を掴めていない事を考えると準備や訓練はし足りないと言うことはないだろう。
「今度は飛んでくる矢自体に能力を…おわっ」
盾の磁力が弱まった影響で中途半端に軌道が変わった矢に驚き、回避をする天佑。
能力が強化されているとはいえ、凝視する点を変えれば磁力も変わる。
足下に刺さった矢を一瞥しながら訓練の必要性を再確認する。
飛んでくる矢自体にも磁気を持たせ、反発をさせる。
【磁気眼】で事実上ダメージを無力化する方法だ。
仮説でしかないこの方法を試し、成功すれば遠距離戦闘への対策として使えると考えたのだ。
「引力の魔法…っ!? 封印魔法はない…2班、左右に展開!」
「えっ」
リーダーらしき弓兵の号令で挟まれるような形になった天佑。
一点の攻撃から二点の攻撃に変わり、それらを防ぐのは、段違いの難易度になる。
特に、天佑のろっこんの性質上対象物を目視している必要があるため、難易度の上昇は想像に難くない。
驚く天佑に弓兵の攻撃は容赦なく降り注ぐ。
「上手く行くか分かりませんが…っ」
逃げるにしても攻撃するにしてもタイミングが遅れた。
そう思った天佑は屈んで小さな盾を天へと向ける。
磁気の範囲の中にできるだけ自分の体を入れ、盾へと矢を誘導する。
幸い、上手く矢は盾へと向かい、天佑自身へのダメージはなかった。
「一度、有利な所まで行かないといけません」
2度目の攻撃が来るまでの些少な隙。
そのタイミングで弓兵達との距離、壁までの距離、次に自分が起こすべき行動を確認する。
後は行動するだけ、とばかりに走る天佑。
途中、進路に飛ぶ矢が有ったが、自前のマントを犠牲にすることで事なきを得た。
「これで大丈夫なはずです」
天佑が見える範囲内に弓兵を収めることができた。
挟まれる心配がなくなった所で、先ほどと同じように盾を構える。
多少乱れた呼吸を落ち着かせながら片目を隠す。
弓兵は天佑を有利な位置まで行かせてしまった事を悔やむが弓矢による攻撃を続ける。
彼らは近距離攻撃をする手だてはない上に、天佑を魔法使いと思っている。
余程のことがない限り、格闘戦を挑む事はないだろう。
それを知ってか知らずか天佑は防御を続ける。
盾を見ないようにする事は磁力の低下を示す。
ならばいっそ、一緒に見てしまうのはどうだろうか。
「盾のギリギリを見てですね…」
縁のあたりを凝視することで、物体の磁気の低下を防ぐ。
そして、飛んでくる矢を見る。
自分に飛んでくると分かっているものは何とか見えるようになっていた。
開いた瞳孔を更に開け、盾と矢を交互に見る。
不規則な動きをしていた一本の矢は盾にぶつかることなく、後ろの壁に刺さった。
「使い所は難しいですね」
反発の力が弱かったのか、頭を掠るか掠らないかの所を通り過ぎた矢。
自分の頭の代わりに犠牲になった帽子を見ずにこぼす一言は少し寂しく聞こえる。
だが、攻撃を防ぐ方法を手に入れるためである。
深呼吸を1つ、改めて弓兵に向かう天佑だった。
●●●剣を取る理由●●●
天佑に矢を向ける弓兵に恐怖を植え付けたヴォルデマール。
異世界の一国を恐怖で収め、裕福な土地を制圧していった。
しかし、とある国に攻め行った時、もれいび達と交戦し、命を落とした人物だ。
「…目指している場所がある。そこを乗り越えて更に進むと決めている」
その交戦の時、刀も刃を交えたがろっこんを使用したにも関わらず攻撃を受けた。
目に見えぬ速度で攻撃していたはずの刃を。
鞘に入った刀を手に、刀の目に覚悟が浮かぶ。
「…ああ、全てを追い越すにしても先ずはお前からだよな!」
いやらしく笑みを浮かべるヴォルデマールにあの時と同じ、目に見えぬ速度での攻撃を仕掛ける。
彼のろっこん【加速】。
自身と身につけている物を加速させる事ができる能力だ。
「はっ! 遊んでやるよ!」
ハルバードを片手で持っていたヴォルデマールは手を前に出す。
次の瞬間には刀が距離を詰め、スピードを乗せた刃を降り下ろす。
見計らったように腕を動かし、刀の刃を弾いていた。
音のした方に顔を向け、ハルバードを振るヴォルデマール。
(今の俺の速さでは対応される)
ハルバードを避けながら刀は思考する。
分かってはいたが、実感として受け入れられた。
速さだけで対応できないなら、そこからどう工夫するか。
刀はこの訓練で、確実な力を付けると決意していた。
「いたなぁ、今までもよぉ? 風の剣士だって言って呆気なく俺にやられた奴がよぉ」
その決意をあざ笑うようにヴォルデマールは言葉を紡ぐ。
距離を取った刀は表情を変えずに刃を一振りする。
「そのお前は俺達にやられたがな」
「はっ! てめぇだけならやられねぇよ」
いやらしい笑みが消え、両手でハルバードを持つヴォルデマール。
殺気と闘志のにらみ合いが続き、先に動いたのは殺気だった。
「びーびー泣かしてやらぁ!」
真っ直ぐに向かってくるヴォルデマールを見据え、頭の中で撃鉄を落とすイメージを構築する刀。
ハルバードが振るわれるタイミングに合わせ、すれ違いながら横腹を切る。
上手く稼働部位に刃を入れられたが、中にも防具を装備しているのか手応えは少ない。
そして振り向くとヴォルデマールの姿が無くなっていた。
雄叫びと共に現れたハルバードが横から来た時には死角に回り込まれた事を理解する。
避けきれずに剣で受けた刀の体は吹き飛ばされる。
「さっきの威勢はどうしたぁ! 速いだけのガキィ!」
不格好な着地をした刀は体勢を立て直し、次の攻撃のために加速状態で走り出す。
ただ走り出すだけではない。姿勢を低くし、狙うのは足首。
それを察知したのか、ハルバードを横に振るうヴォルデマール。
距離を詰めるのに一瞬、切りつけるのに一瞬、連続して攻撃するのも一瞬。
振るわれたハルバードも低い体勢だったため避けるのに苦はなかった。
刀の刃は足首を捉える。
体勢を崩したヴォルデマールから目を離さずに振り返る。
首を切り落とすために飛び、刃を振るう刀。
「なっ…」
刀が驚きの声を漏らすのも無理はなかった。
その刃はあろうことか、ヴォルデマールに食べられたのだから。
しかし、食べた所以外の刃でヴォルデマールの首筋は切られていた。
吹き出る血を抑える事もせず、ヴォルデマールは刃を吐き捨て、立ち上がる。
「ちぃ…ヒーラー…回復、しろぉ…」
ハルバードを支えに、いるはずもないヒーラーに命令し、立ったまま絶命した。
距離を取った刀は浅く、けれども粗く呼吸をしながらその場に座り込む。
勝ったのだろうか、あそこから巻き返されていたらどうなっていただろうか。
誰よりも速い事を望んだ刀は倒れながら天井を見て、独りだと感じていた。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
12
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ろっこん模擬戦
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
御宮 久
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
25人
参加キャラクター数
25人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月29日
参加申し込みの期限
2015年01月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!