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●●●求めるのは決別●●●
平穏な生活を送っていた。
そう思えるようになったのはいつからだろうか。
自分の性別を誤魔化すようになってからか、あるいは寝子島で不思議な力を得たからか。
「闘う力のない儂が、斯様な場所にいるのは何故じゃ」
そんなことを考えていた
大田原 いいな
は白い世界で一人呟く。
自分が持っている戦闘スキルは有ってせいぜい護身術。
その他には情報戦の手ほどきを受けたことがあるぐらいだ。
そんないいなは首を傾げながらも扉を開ける。
深層心理の所で闘う力を得ようとしているのかも知れない、そう考えたからだろうか。
「百聞は一見にしかず、と言うしの。理由も自ずと分かろうて」
不思議な感覚で場所が切り替わる。
切り替わった先の廃墟を見ていいなは硬直した。
見覚えがあるのだ。忌まわしき、受け入れ難い記憶。
「ひっ…」
そして、見つけてしまった。その記憶の元凶。
40代ほどに見えるその男は、いいなを見た瞬間に肉食獣のような目を向ける。
涎を拭くように手で口元を拭い、薄汚れたTシャツに擦り付ける。
「やぁ、僕の可愛いいいな…愛しているよ」
「あ、歩いてくるな、貴様…」
ゆっくりと、しかし確実にいいなの方に歩いてくる男。
トラウマとも言える男との対面にいいなはすくみあがっていた。
知れずに後ずさるいいなだが、このままだと接触するのは時間の問題だ。
(何故義父がここにいる? 儂は、貴様には会いとうない!)
理解が追いつかない状況に誰とも無く助けを求めようとした。
その誰か、が思いついた時には後ずさりが止まっていた。
仇敵といいなが呼び、護身術を教わった相手だ。
彼がこの状態なら、どう動いていただろうか。
『まずは有利な状態を作ること、逃げるのも手だ』
彼に教わったことを反芻させることで固まった体に渇を入れる。
今の状態が不利であることは理解できる。
逃げるならば、と足下の土をとり、目潰しとして投げつける。
男はうめき声と共に足を止め、目を擦る。
いいなはその隙に物陰へと逃げ込む。
有利な状況、それを作るためには作戦が必要だ。
『手近なものを武器に、だが、技量を考えろ』
「自分が扱えそうなものを武器に…」
仇敵の言葉を自分の力にしていくいいな。
逃げ込んだ小部屋を見回して最初に発見できたのは小石。
手に取り、感触を確かめるが顔をしかめた。
「男性相手じゃ、握って殴っても儂の手が壊れる」
別の物、と辺りを見回すその時でも足音が近づいてくるのが聞こえる。
急がねばと思う気持ちに呼吸が早くなるが、焦りは禁物だ。
その考えが幸いしたのか暗がりにあった鉄パイプを発見し、即座に手に取る。
「鉄ぱいぷ…短めのこれなら儂でも扱える!」
呼吸を整え、決意する。
対峙するのでさえ本能が警鐘を鳴らすが、それでは先に進めない。
この戦いはきっと、その為に有るのだと思うから。
「いいな? …成長してもいいなは変わらないね、かわいいよ」
鉄パイプを手に持ったいいなは20歳程度の大人になっていた。
いいなのろっこん【TRANSMUTE】は心拍数が100以上になると大人の姿へと変化する能力だ。
だが、男はいいなだと気が付き、口だけで笑いながら歩みを止めなかった。
『性別は気にするな。いいなであることには、変わりはない』
ろっこんの発動に驚いてもいたいいな。
しかし、それが気にならなくなるほど仇敵の言葉を噛みしめていた。
「同じような言葉でも、言われる人で受ける感情は違うわね」
「そうだよいいな…僕がいいなを愛してあげる…」
鉄パイプを強く握り、駆けるいいなが狙う場所は鳩尾。
世迷い事のように呟く男は手を広げ、抱き止めるように待っていた。
勢いをつけ、踏み出して繰り出す鉄パイプは男の鳩尾に入る。
うめき声のようなものを発し、男は地面に伏した。
「…これなら及第点、かな?」
男が倒れたことを確認し、安堵の息を吐く。
同時に力が抜けてしまったのか、壁により掛かって座り込んでしまう。
相手が義父だったことに恐怖を覚えたが、それが乗り越えられたというのは大きい。
それに、随分と仇敵には助けられた。
「何かお礼をしないといけないかしらね」
天井を仰ぎながら仇敵の事を思い出していた。
●●●一騎当千の条件●●●
扉を開けるのは3度目だった。
最初はゴブリン集団で苦戦したものの、周辺のゴブリンを一掃した所で白の世界に帰ってきた。
2度目は隊長らしき人物が指揮を執り、着実に疲労を狙われた白兵戦。
小隊レベルまで人数を減らしたが、致命傷を受ける瞬間に白の世界に戻ってきた。
「疲労まで回復してくれるって言うのは優しいわね」
扉を開けた先で長物のグレイブを手にした
尾鎌 蛇那伊
は呼吸を整える。
目の前に広がるのは2度目と同じ円状のコロシアム。
3つの大きい橋が架けられ、先ほどはそこから敵が入ってきていた。
「さて、次は誰が出てくるのかしらね」
気を練り上げ、戦闘モードになった蛇那伊はコロシアムの中央で基本動作を確認する。
連戦ではあるものの、肉体的疲労が無いために具合の確認は必要だ。
蛇那伊は今回、集団戦及び重量級大型武器を用いた訓練を望んでいた。
そう遠くない未来に集団戦を行なう可能性がある。
渡りに船とばかりに何度も扉を開けたのはその危険性を認識するからだ。
「ふふふ。来たわね。さぁ、始めるわよ!」
先ほどと同様、一般兵と思われる集団が3方向から蛇那伊に向かってくる。
集団戦の場合、如何に留まらず、最小限の動きで最大限の損害を与えることが重要になる。
とはいえ、考えすぎては行動が鈍る。
知と武、両方がバランスよくなければならない。
迫ってくる1団に蛇那伊はグレイブを後ろ手に持って向かう。
十分に距離が縮まった所で急停止し、グレイブを手前へと振るう。
遠心力とスピードが掛けられた一撃に兵士は受け止めきれずに吹き飛ばされる。
「他はまだ来そうにないわね。なら、もう少し減らそうかしら」
自身も一回転した蛇那伊は周りの距離や足音、殺気を確認する。
全体の情報を正確に把握しなければ単騎での戦闘は難しいだろう。
蛇那伊はグレイブを突きの要領で構え、衝突した1団の隊長を探すために、さらに敵軍の中に入っていく。
グレイブが見えている者は回避するが、突然空けられた前列から飛び出る刃を避けられる者は少ない。
1人目を貫き、邪魔とばかりに横凪ぎをする。
純粋な力の勝負だが、始まったばかりの今は有り余っているとも言えよう。
「あら、お生憎様ね」
グレイブの先端を避けた一般兵は果敢に蛇那伊に挑む。
横凪ぎをしたグレイブを地に置いた蛇那伊は、その動作で攻撃を避ける。
屈んだ動作から、一般兵の足下をすくって転けさせ、ウィンドミルの要領でグレイブ共に起きあがる。
たまらず防ぐ一般兵だが、何人かは吹き飛ばされる。
再度周りを確認すれば他の集団が合流するあたりだ。
どちらも先頭に指導者を置いている様子で、こちらへの進軍を指示している。
ゴブリンのような指揮系統があまりないものは一ヶ所に集めて排すのが手頃だ。
しかし、明確な上下が存在している集団を相手にするときは上から順に倒していく方が良い。
蛇那伊は最初の集団に背を向け、他の集団へと走り出す。
先頭の指導者は停止と展開を指示し、蛇那伊へと走り出す。
「へぇ、なかなかやるじゃない」
振るったグレイブを数人で受けられ、少し嬉しそうに蛇那伊は笑う。
一般兵は反撃をするために動き出す。
その時、戦場の音に違和感があった。
方向は後ろ、弦が弾く音、風を切り進む音。
矢を射られたのだと気づくにはそう時間が掛からなかった。
タイミングを計り、グレイブを回しながら後ろを向く。
緩やかに飛ぶように見える矢をくぐり、避けられない矢はグレイブで一閃する。
しかし、技後硬直を狙っていたかのように突撃をされ、わき腹を深く抉られる。
「…ったいわね!」
声と共に裏拳を見舞い、続く一般兵も顔面への一撃で落とす。
攻撃するたびに吹き出す血は着実に意識を削っていく。
だが、蛇那伊は悲観の顔を浮かべない。
ここにきたのは、自分の限界を知るため。
白の世界に戻らないということは、まだ致命傷ではないことを指している。
グレイブに滴る血を拭うように手を滑らせる。
「さぁ、まだまだお代わりをちょうだい!」
叫ぶ蛇那伊に向かう一般兵。
矢を射る者も居る中で蛇那伊の戦いは続いていく。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御宮 久
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
25人
参加キャラクター数
25人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月29日
参加申し込みの期限
2015年01月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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