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突然の決戦は肩車の騎馬戦で!
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後頭部のリボンが赤い蝶のようだった。長い黒髪のポニーテールはリズミカルに跳ねる。
篠原 翠響
は大人びた黒いノースリーブのワンピースに白いTシャツを重ね着して寝子ヶ浜海岸を一望できる道に出た。
「騒がしいと思って来てみたら、こんなことしてたのね」
砂浜を横目に翠響は後ろ手に組んで歩いた。
防風林の根元には黒い薄手のジャケットを着た
夏神 零
が座っていた。白くて長い髪は朱雀の翅を模した髪飾りを起点に後方に纏められていた。本人は手帳と向き合って熱心に何かを書き込んでいる。
「戦局は動くでござるか」
「それはわからないでござる」
翠響はにこやかな顔で返した。物怖じすることなく、零の隣に足を投げ出して座る。早速、上体を傾けて隣を覗き込んだ。
「手帳に何を書いているの?」
「これでござるか。各々の動きを書き記して独自に戦術を練っていたでござるよ」
「ふ~ん、そうなの」
関心のない様子で翠響は砂浜を見下ろした。
「あれって何かの訓練なのかな」
「寝子高の体育祭で行われる騎馬戦の練習かもしれないのう」
零の言葉で翠響は少し顔を突き出した。細めた目で各々の動きを追い掛ける。
「あの子は絶対に小学生でしょ。小学校の赤い帽子を被っているし、他の人よりもかなり小さいよね」
修の肩に乗った海美を指差した。乱戦を避けるような細かい動きを見せている。先を行く大柄な蛇那伊が竜也と身体をぶつけ合う。上に乗っていた梢と朱蘭が大きく揺さぶられ、悲鳴に近い声が聞こえてきた。
側には刀がいた。上の千歳は項垂れた姿で疲労の色が濃い。
「……熱の入れ方が普通ではござらんか」
零は赤い火の玉と化した真央を見やる。小柄な上に足が速い。更に上に乗せているのは猫だった。大柄な槇が追い掛けてはいるが距離が縮まらない。上に乗っていた天佑は身振りで新たな指示を与えているようだった。
「参加しないの? 手帳に書いたりしているのに」
翠響は少し顔を傾けて零に聞いた。
「相棒がおらぬので。お主が拙者と組むでござるか?」
「あたしは参加するつもりはないわ」
笑って不参加を口にした直後に真顔となった。
「運動神経がないわけではないのよ。そこは勘違いしないでね」
「そうでござるか」
「そうなのよ。あたし、新体操をやっていて秋の大会の出場も決まっているの。だから、ここで無理に参加して怪我でもしたら大変なのよ」
「努力が水の泡になるかもしれぬな」
零は柔和な顔で頷く。すると翠響は慌てた様子で言った。
「ど、努力なんてしてないわよ。そういうことじゃないから」
「わかったでござるよ」
朗らかに返した零の表情に僅かに冷気が宿る。ゆったりとした動きで顔を歩道に向けると、鋭い眼光を解き放った。
長い黒髪を藍色の着物に纏わせて、ゆらりゆらりと歩いてきたのは
哀坂 子夜
であった。鮮血のように赤い双眸を何気なく零に向けた。
「……確か君は……極夜と同じ…
支援部
にいた……零君…だったかな……」
「剣呑な気配は子夜殿でござったか。これは失礼した」
「……君も…この気に当てられた…のかい…?」
薄い笑みを貼り付けた顔で子夜は聞いてきた。
「騎馬戦のことでござるか。拙者、先程までは観戦で十分と思っていたのでござるが、長居して少々、熱気に当てられたのかもしれぬな」
「なら…共に行くかい……?」
「体育祭の演習と位置付けて、ここは参加しておくかのう」
零はジャケットの内ポケットに手帳を入れて音もなく立った。
「拙者が上を希望しても、よろしいでござるか」
「あぁ…それでいいよ……」
すっと膝を曲げた子夜の肩に零が羽のような軽さで飛び乗った。無駄のない動きに側で見ていた翠響が、すごいわね、と感嘆に近い声を漏らす。
「……槍や…刀の扱いは……慣れているけど……今回のような……催しは…初めて…でね……判断は君に…任せるよ…」
「戦況を見ながら決めるでござる。決して深追いはせず、海という立地を活かした戦術を織り交ぜて共に戦うでござるよ」
「…期待して…いるよ……今はただ……騎馬戦を……楽しむよ…」
薄い笑みで子夜は斜面を滑るように降りていく。急速に小さくなる二人の背中を翠響が見送った。
「あの二人に対抗できる人っているのかなあ」
のんびりとした声を出した。それなりの興味で全体を眺めるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
4人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月15日
参加申し込みの期限
2014年12月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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