寝子島高校の体育祭に向けて生徒達は身体の鍛錬を怠らない。いつも以上に部活動に打ち込み、更には厳しい自主トレーニングを課した。
伝統の騎馬戦を念頭に置いている者は多い。島全体に気運が高まっていた。
休日、異変が起こった。寝子ヶ浜海岸で肩車をする者が続出したのだ。寝子高の生徒とは限らない。小中学生、大学生、サラリーマンまで含まれていた。
二人一組となって獲物を物色。見つけた相手に嬉々として叫んだ。
「騎馬戦で勝負しないか!」
合言葉のように方々で熱い声が上がった。
――青い空の下、体育祭の本番を想定した模擬戦が始まる。
今回のシナリオは肩車で騎馬戦です! お父さんが子供にしてあげるような肩車では断じてありません!
皆様が信じ切ったところで話を強引に推し進めましょう、そうしましょう。
体育祭を待ち侘びる大勢のもれいびの力によって引き起こされた現象なのかも。
大まかな内容はシナリオガイドの通りなので、アクションに役立つ細かい情報を以下に記します。
○●場所●○
① 寝子ヶ浜海岸の一帯(年齢や性別に関係なく、通り掛かった人物が対象)。
○●話の一連の流れ●○
① 突然に騎馬戦をしたい欲求に駆られる(個人差がある)。
② 肩車をする、肩車をされる、どちらか一方を希望する(アクション時に前者は下、後者は上と略して書く)。
GA推奨のシナリオではあるが、単独でも応援や傍観者として参加は可能(NPCの指定は不可)。
上を選んだ者は勝敗に関係する被り物が必要になる(帽子、髪飾り、バンダナ、カツラ?)。
③ 勝敗が決した時点で騎馬戦の熱が冷める。記憶は残っているので色々な思いを抱くことになる。
神魂の影響は夕方を目処に効果が薄れる。戦いが長引いた場合は必然的に引き分けとなる。
騎馬戦は一騎打ち、団体戦と幅があります。
特定の騎馬を狙ったり、戦術に重点を置いて不特定多数に挑むことが可能です。
ルールは簡潔で肩車をされている人が相手の被り物を奪うと勝ちになります。
肩車をしている人が疲労等の原因で崩れても負けが確定します。
あ、それと審判がいないからと言って暴力に訴えてはダメですよ。
相手の恥ずかしい過去を暴露して動揺を誘う、そんな舌戦はいいですけれど。
海岸一帯を舞台にした騎馬戦(?)の始まりです!