突然の決戦は肩車の騎馬戦で！｜リアクション

突然の決戦は肩車の騎馬戦で！

　砂浜に静けさが戻ってきた。ほとんどの者が海を後にした。数人は海を眺めて散歩の続きに勤しんだ。
　清掃を終えた修は海美と砂浜に座ってジュースを飲んでいた。程良い甘さが疲れた身体に染み渡る。
「小島さん、ジュースは美味しいかい？」
　海美は缶に口を付けたまま、うんうん、と頻りに頷いた。修は安堵した様子で微笑む。
　修は海を眺めた。今日の出来事を振り返るような表情になる。
「今度、体育祭があるんだ。高校生以外も来れるみたいだから、小島さんも良かったらおいでよ」
　海美は片目を閉じて缶の中を覗き込んでいる。ふと気付いたように笑顔を向けて、うん、と元気よく返事をした。修は軽く噴き出し、口元に手を当てる。
「小島さん、可愛いね」
「わたし、修おにいちゃんにおもちかえりされちゃう！」
　溌剌とした声に修は屈託のない笑顔を見せた。
　二人の様子を歩道で目にした真央は肩を落として呟く。
「……リア充死すべしなのだ～」
　哀愁を背中に漂わせて真央は帰路に就いた。

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あとがき

担当マスター：黒羽カラス
ファンレターはマスターページから！

突然の騎馬戦に参加、この場合は参戦でしょうか。ありがとうございました。
体力や身長差をアイデアで克服したり、ろっこんを巧みに取り入れた戦術など、
バラエティに富んだリアクションになりました。皆様のアクションの賜物です。
そして最後に残ったのは、あの二人でした。おめでとうございます！

体育祭の騎馬戦とはかなり仕様は違いますが、身体を鍛えられたと思います。
あと試合勘も少しは磨かれたのではないでしょうか。

皆様、お疲れ様でした。またのシナリオで会いましょう。

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