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出現! 寝子島の黒い青魚(矛盾)
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【epilogue】
翌朝。
「やあやあ、寝子島へようこそ。俺がこの島の観光大使。サンマさんこと
寝子 サンマ
なんだぜぇ~。ワイルドだろぉ?」
いつものように、爽やかに、ワイルドに、寝子島をアピールするサンマさんの姿が街のあちこちで見かけられた。
曖浜 瑠樹
は教室で、サンマさんの話題でもちきりのクラスメイトたちをぼんやり眺めながら昨夜のことを思い出していた。
(サンマさん、元に戻って良かったねぇ)
昨晩、山葵入りクレープを食べて、絶叫を上げた後、瑠樹は思わずサンマさんに駆け寄って、「大丈夫?」と訊いていた。
『……う、う~ん? ここはどこだぜぇ?』
すっかり元通りの様子でとぼけた口調でそう言ったサンマさんに瑠樹は心の底からホッと安堵したものだった。
(けど、あのあと七輪に挟まっていたカラスの羽はなんだったのかねぇ……)
瑠樹はその直後に現場で黒いカラスの羽を見つけたのだった。
別にカラスの羽が落ちていることは珍しいことではない。
ただ黒いカラスの羽のあるところに、妙な事件が起きるという噂を彼は何度か聞いたことがあるような気がするのだった。
(あの羽自体からはヘンな感じはしなかったけど。これ以上、妙なことが起きないといいんだけどねぇ……)
雨垂 ミゾレ
は自室で昨日の出来事を整理していた。
「結局、サンマ野郎がグレた原因をはっきりとさせることはできなかったな……」
ミゾレは悔しそうに顔をしかめた。《超人化》をしていたとはいえ、昨日の戦いのダメージはいまだ残ったままだ。
「まあ、いいさ。この島にいる限り、神魂絡みの事件が尽きることはねぇだろ。今度こそがっつり特ダネをゲットして、業界に返り咲きしてやんよ」
ミゾレは不敵に笑うと、いそいそと商売道具のカメラの手入れを続けるのだった。
一之瀬 雨丸
は事務所で事件のレポートを作成していた。
「いやー、おかしな事件だったねぇ。ていうか、ゆるキャラなのに全然ゆるくなかったスよ、大将……」
雨丸は一通りの記述を終えると、大きく伸びをして独り言のように呟いた。
「でも、サンマさんが元の優しいサンマさんに戻ってくれてよかったです」
アルバイト助手の
古苗木 美姫
が淹れたてのコーヒーを差し出しながら、小さく微笑んだ。
「まあね。でも、仕事が増えちゃうから勝手に暴れるのはこれっきりにして欲しいなぁ。昨日も残業になっちゃったし」
雨丸は礼を言ってコーヒーを一口含んでから、疲れ切ったような表情でぼやくように言った。
不真面目な態度の雇い主に苦笑しつつ、美姫は昨日の不思議な現象のことを思い出す。
(それにしても、あのとき聞こえた声はなんだったんでしょう?)
もし本当に自分に心の声を聞く能力ができたのだとしたら、それをどう使っていけばいいのだろう。
できることなら、それを助手の仕事で役立てたい。
そんなことを思いながら、美姫もまた淹れたばかりのコーヒーを一口すするのだった。
屋敷野 梢
と
海神 湊面
は体育の時間で偶然ばったりと出会った。
「サンマさん。無事に戻ったようで、まあめでたしめでたしですねー。まあ、あの程度の黒さで私に勝とうなんて百年早かったということですねー」
梢はドヤ顔で、勝ち誇るようにそう言って、
「だね。黒いサンマさんもカッコいいかもだけど、やっぱりいつもの青いサンマさんの方が、うちは好きかな。だって、鱗に光がキラキラ反射して、まるで蒼い夜空とそこに浮かぶ星みたいだから」
湊面も遠い目をしてそう言った。
なんだかんだで、二人ともサンマさんが嫌いでないのがよくわかるそんな穏やかな光景であった。
絹織 真由良
は教室で、筋肉痛に苦しんでいた。
(『ろっこん』を使ったあとにこうなるのはいつものことだけど……。今回はちょっと長びくなぁ……)
それだけ相手が強敵だったということだろうか。
相手はただのサンマだというのに。
(まあ、いいか)
今はこれ以上気にしても仕方がない、と真由良は意識的に気持ちを切り替える。
「優菜ちゃん、見て見て! 修くんからサンマさんの動画が送られてきたよ!」
野々 ののこ
は
久良木 優菜
にクラスメイトの
八神 修
から送られてきた動画を見せた。
『やあやあ、寝子島へようこそ。俺がこの島の観光大使。サンマさんこと寝子サンマなんだぜぇ~。ワイルドだろぉ?』
小さな画面の中で、サンマさんはいつも通りの姿で元気に観光大使をやっているようだった。
「よかったですね。べつにサンマさんはもとから可愛くないし、嫌いですけど、血生臭いサンマさんはもっと嫌いなので、本当によかったです」
優菜がうんうんとひとしきり頷くと、
「え? サンマさんはカッコいいよね?」
「え?」
やや既視感のあるやりとりが再び繰り返される。
かくして、グレたサンマさんは立ち直り、寝子島の人々にも平穏な暮らしが戻ったのであるが。
『どうだい? ワイルドだろぉ?』
サンマさんの魅力があまねく人々に理解されるには、まだあと少し、いや、あとかなり時間が必要なようなのであった。
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あとがき
担当マスター:
水月 鏡花
ファンレターはマスターページから!
というわけで、無事にグレたサンマさんが立ち直りました。
これもひとえに皆様の寝子島&サンマさん愛があってのことでしょう。
ご参加頂いた皆様本当にお疲れ様でした&ありがとうございました。きっとののこも喜んでくれていると思います。
今回は『ろっこん』がたくさん使えて、書いていてとても楽しかったです。
もっと多様な『ろっこん』の使い方ができるシナリオを書きたいなーなどと次に思いを馳せつつ、今回のあとがきはこのあたりで終わりにしたいと思います。ここまで読んで頂いてありがとうございました。
それではまたどこかのあとがきでお会いできることを祈って。
水月 鏡花
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月16日
参加申し込みの期限
2015年01月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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