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永田 孝文先生の古典講座Ⅱ ~秋月と短歌と若者語訳~
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【
御剣 刀
の場合】
(これも月はただ夜空にあるがままにあって、それを見た人達がどう感じたか、を歌っているんだよな)
御剣 刀
は、そんな事を考えつつ短歌に向かい合う。
攻略目標は……。
『世間は、空しきものと、あらむとぞ、この照る月は、満ち欠けしける』
である。
(そう考えると空しいとか哀しいとかネガティブな感じの歌が多い、秋が人々にそう感じさせるのか?)
個人的に、負の感情というのはどうかなと思う刀であった。
(でも、楽しいほうがいいよな。ご飯とか読書とか芸術とか色々なものを楽しめる季節なんだから楽しもうぜって……あ、これか!)
ピンとひらめきのようなものが降りてくる。
刀は考えるうちに自分の言葉にたどり着いたのである。
授業の成果が出てきていると何となく実感しつつ、刀はプリントに自分の若者語訳を書いていく。
(……こんな感じかな?)
できあがったものを見て、刀は良いできだと思いつつ提出をした。
【
森 蓮
の場合】
早々にプリントを仕上げた
森 蓮
は永田先生に話しかけていた。
「ある本の受け売りなのですが……」
蓮の話をまとめるとこうなる。
「本とは、古来から権力者の正当性を主張するために編纂されています。結果として、宮廷第一の歌人だった人麿は居場所がなくなり、無位官になって流刑・水死刑となったそうです」
そう言って、蓮は永田先生を見つめる。
永田先生は、ふむふむと蓮の話を聞いている。
「柿本朝臣佐留などの作者は柿本人麿と同一人物で、人麿を貶めるため、持統天皇がヒトからサルに改名したらしいです。古今集で人麿が正三位であるのは、非業の死を遂げた人麿の怨霊を鎮魂するためだそうです」
古代日本史あるあるに出てきそうなよくある話である。
「先生はこの説をどう思いますか?」
「浪漫がないなぁ」
「えっ?」
ぼそりとつぶやいた永田先生の言葉に、蓮は少しだけ驚いた。
浪漫? 一体この先生は何を言っているのかと。
永田先生は専門家じゃないから、詳しくはないがと前置きして言う。
「非業の死かどうかは分からないが、怨霊を祭り上げて加護を得ようという思想はよくあることだからな」
「……」
「よくあることに対して、どうでしょう? と聞かれても少し困ってしまうな」
蓮は、永田先生をまじまじと見つめる。
「先生は説を否定すれば良いんだろうか、それとも肯定すれば良いのだろうか? どういう答えが返ってくると思ったかい?」
「それは……」
蓮は答えられなかった。
試すような気持ちもどこかにあったのだと思う。
永田先生はいたずらを見つけた父親がするような悪い笑みを浮かべている。
「それに、この説に対して森がどう思ってるかを聞きたいな。先生はいつでも生徒の訪問は歓迎だ。待っているぞー」
そう言って永田先生は歩いて行ったのであった。
【
八神 修
の場合】
(色々、なにやら盛んのようだが)
八神 修
はこの雰囲気は嫌いではなかった。
教室は明るく少しだけざわついている。
授業中ではあるが、うるさくはない。
こういった授業も良いものだと思いつつ、黒板の短歌について考える。
(以前は確か、若者言葉でかつ、ギャル文字で書いたんだった。同じ事をするのも芸が無いな)
それぞれの短歌を考察してみる。
「まずは、最初の短歌だな」
そう言って、辞書などを参考にしつつまとめていく。
(この歌は単に知人の死を悲しんだだけではないと思われる。歌われている無常観はその人(膳部王)が権力者の子であり、死に様が残酷だと知った上で読めば更に際立つ)
そう考えて、そういえばと思い出す。
(父である長屋王に毒を飲まさせられ絞殺されたんだっけな……殺す方も相当必死だが、しかしそれは望んだことではない。共々に自殺を命じられたはずだったな)
だいたいまとまったのか、次へとうつる。
「次の短歌は……」
黒板の文字を見つつ修は思考する。
(出典元は白氏文集……実は今で言う二次創作に近いかもな。古き句を捜して新歌を構成せりとは言うが、それを句会で読むのは、フェアじゃない気もする他人の褌で相撲をとるより独自性で勝負してほしいものだよ)
そうはいっても、そういうやり方があるのだから仕方がない。
かつ本歌取りの技法をはじめとする原点からの引用ものは、鑑賞する側にも一定の知識を要求してくるので、なかなか難しい。
「最後に、これか」
(ずいぶん高い位だな。そういえば、現代でも似たようなパターンがどこかにあったな。……いかん、風景の美しさを読んだ歌なので作者についてばかり考えてしまった)
見れば結構な時間がたっている。
慌ててプリントをまとめて提出したのであった。
(こういう試行もあり、だな)
何やら妖しげな笑みを残して。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
じんの
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月18日
参加申し込みの期限
2014年11月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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