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ざーざーてるてるぴっかぴか
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「きゃああっ!」
「こいつはピンチなのだ!」
悲鳴を上げる優菜。真央は彼女の手を引いて走るも、なかなかしつこい赤坊主はミストを吐きつつ迫る。物影などに隠れたりしてやり過ごそうとするも、転びかけた優菜を真央が助け起こしている間に体当たり! 派手に転んだ2人へと魔の手が襲い掛かる! だがその時、間に入る者がいた。ビニール袋やゴーグル等で重装備でわかり辛いが赤毛が僅かに見えた。
灯 斗南
と
近石 簾
である。
「早く行け。こいつは俺たちがどうにかする」
「あ……、ありがとうっ!」
「助かったのだ! 優ちゃん先輩、いくのだっ!」
優菜が礼を言い、真央が彼女の手を引いて走り去る。それに追いすがろうとする赤坊主。しかし斗南が立ちはだかり、別の方向から殴りかかってくる影。赤坊主がよろければ、その主がびしっ、とソケットレンチをつきつけていた。
「やーいっ、さっきはよくもやってくれたよな。こっちだっ!」
妙に大きいと思ったら簾は自分のろっこんで大きくしたソケットレンチを使っていた! 赤坊主はふより、と簾の方へと向きを変える。
(さて……こいつの出番はタイミング次第だな)
斗南は懐の仮面を確かめ、小さく頷いた。視線の先では簾が果敢に攻め立てる。途中ぶわり、とミストが吐かれるも重装備のお陰でどうにか耐えられた。
(これが友情、なのですねっ!)
走り去る最中、優菜は今までの事を振り返る。紫坊主を探すべく真央と学校を回り、赤坊主の魔の手からは男子生徒が逃してくれた。食堂では仲間たちが待っていてくれている。その事が感慨深く思えた優菜はきらきらとした眼で叫ぶ。
「さぁ、紫坊主さんを皆で迎えましょう、後木さん!」
「みんなで『みーつけた!』するのだ、優ちゃん先輩!」
二人は食堂を目指し、走っていった。
簾と斗南の声を聞き、
桜庭 円
と雨木 ゼンがそれぞれ釣り糸を手に持ち、様子を伺っていた。勿論ビニールとゴーグル、マスク等で武装済みである。2人は簾と斗南が近づいてきた所で物陰から姿を現す。
「ほな、作戦通りに行く。灯君、近石君は退避や!」
「ボクたちで追い込むよっ」
「わかった!」「任せたぞ」
ゼンと円の言葉に2人が頷く。と、ゼンは斗南の前に出た。赤坊主は標的を斗南からゼンへと変え、その隙に囮第一陣コンビは退避する。赤いミストが吐かれるがゼンは軽いフットワークで避け、今度は円が踊りでる。
「ほら、こっちだよっ」
激辛ミストを再び吐けば、軽やかなステップで避ける円。ボクシングの足裁きの応用を見せながら2人は交互に挑発的な動きを見せて追い込んでいく。
――多分、こいつは体育館裏にくる。
今までの動きから、校舎内をある程度うろついたら外に出てきている。
退治するなら、外がいい。そして、体育館裏ならいい場所もある。
夏夜(
恵御納 夏朝
の裏人格)が予測したとおり、赤坊主は体育館裏へと向かう。そこへ追い立てていく円とゼンの姿を倉庫の上から
御剣 刀
が見つめる。
(……こい、赤坊主!)
刀のいる倉庫の上を気にしつつ、夏夜もまた用具の上で様子を伺う。円とゼンは上手く赤坊主を追い込んでくれるだろうか?
「……よしっ!」
夏夜の目に映ったのは、タイミングよく釣り糸を投げ、絡ませつつも袋小路へ追い込んだ2人の姿だった。逃げぬように簾と斗南が退路を絶つ為にに立ちふさがる。
赤坊主が赤いミストを吐き散らす。それでも果敢に拳で攻める円。『自発的に危険な行動を取り続ける』事で発動する円のろっこん『ブレイブハート』が効果を表しているようだ。
「まだまだいくよっ! それそれっ!!」
「大人しくせぇ!」
ゼンもまた釣り糸を操って身動きが取れぬよう締め上げれば、動きが徐々に鈍ってくる。きりり、きりいと締め上げれば、夏夜はビニールを手に取る。そして、ゼンと目が合えば2人は頷きあう! 同時に、赤坊主へと釣り糸がより食い込み、体をくの字に曲げる!
「いまだねっ」
身をかがめた赤坊主にばっ、と予め幾重にも重ねていたビニールをかぶせ、更に猫シール添付。ろっこん『重く軽く』を発動させて重くしているのだ。猫シールは彼女自身にも貼ってあり、自分の体重を重くして圧し掛かる。それでもふより、と抵抗する赤坊主。なかなか屈強な精神力(?)である。
「離れろっ!」
刀の声が響く。彼は倉庫の上から飛び降りて飛びつき、ついに赤坊主を引き倒す事に成功。そのまま木刀を最小限の動作で構え、滑らかな動作で踏み出し、最短距離で振り抜かれた軌跡が、赤坊主の身を降り抜いた!!
「!!!」
赤坊主が身を震わせ、音を立てて小さくなっていく。やがて、ビニール袋の中でぴくぴく震えていた。
「……とりあえず、観念したみたい、だね」
夏夜はろっこんを解除し、袋から赤坊主を出す。と、彼(?)は土下座するように伏せる。その姿に一同は苦笑した。
「これで赤坊主については大丈夫……か?」
刀が近づいてみると、赤坊主はふよん、と浮かんで頷いた。まるで「降参しました」と言っているようだった。
「よーし、とりあえず吊るしに行こう!」
円が元気よくそういえば、歓声が上がる。こうして、一行は食堂へと向かった。その最後尾を歩きながら斗南はなんとなく思う。
(これで、よかったのかな)
懐の仮面に触れつつ考えていると、傍らでゼンと簾が笑っている。
「ん?」
「いい顔しとるやないか。確かに、たまにはええな、こんなんも」
「そうそう! やっぱ皆で勝利っていいもんだよな!」
2人の言葉に、斗南はなんとなく、すっきりとした気持ちで頷いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月19日
参加申し込みの期限
2014年11月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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