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ざーざーてるてるぴっかぴか
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結:てるてる坊主、みーつけた!
食堂に到着した優菜と真央を出迎える5人。彼らは2人をカウンターの中へ入れ、紫坊主がいる場所へと案内した。
「ここに、いるのですね?」
「ああ……。だけど、出てこなくて……」
事情を拓郎が説明すると、対赤坊主の装備をはずした真央が無邪気な声で楽しげに呼びかける。
「てるしちゃん、出ておいでなのだ。寂しくならないようにお絵かきとかだるまさんが転んだとかどうなのだ?」
真央がそう言って笑いかけると、おずおずと様子を伺うように紫坊主が近づいてくる。真央の無邪気な呼びかけが、少しだけ心をほぐしたらしい。それでも出てこようとはせず、警戒しているようだった。
「お菓子で気を引こうとしたんだけど、ちょこっと姿を見せて隠れましたね」
紫苑がそう言い、どうしたら出てきてくれるか、全員で考える。時子がそっと笑いかけると、紫坊主はもう少しだけふより、と近づくもまだ何かが足りない。
(どうしたら、大丈夫だよ、と伝えられるでしょうか……)
言葉だけでは何かが足りない、と時子が考えていると紫蓮がゆっくりと近づいた。彼女は時子たちににっこり笑うと、どこからとも無く風車を取り出した。
「暗い所にいるから悲しくなっちゃうんだね」
優しくささやき、右手でもった風車にふぅ、と柔らかな風を送ると、優しい光が左手からこぼれ出る。紫蓮のろっこん『ミチビキノカゼ』はこうする事によって『風車が回転している間、勢いに応じた光を左手から放つ』事が出来るのだ。少しでも明るい気分になれば、と願った光を浴び、紫坊主はさらに近づく。
「紫坊主さん。かくれんぼもいいけれど私達と一緒にお日様の当たる所を探してみない? あなたには晴れを呼ぶ力があるのよ。暗い場所にいるより、皆と明るい場所で過ごす方がきっと楽しいわよ?」
そっと呼びかける紫蓮。傍らでは修がこくり、と優しく頷く。他のてるてる坊主たちは手にしたままだが、こんどは紫坊主も隠れたりしない。
「さぁ、おいで。泣かなくていいぞ、皆一緒だから」
「赤坊主さんもきっと帰ってきますよ。だから……」
紫苑もまた笑顔になれば、紫坊主は少しずつ近づいてくる。外に出るまで、あと少しだ。
と、その時、先程まで赤坊主と戦っていたメンバーが食堂にやってきた。勿論、おとなしくなり元の大きさに戻った赤坊主も一緒である。
「あれ? 皆で何してるの?」
「実は、紫坊主さんがカウンターの下にある戸棚から出てこないんです……」
問いかける円に時子が説明していると、ふより、と赤坊主が動く。彼はふよふよと飛んでいくと、修が持つてるてる坊主たちの中に紛れていく。
「? この子は……」
「例の赤坊主だ。もう、唐辛子ミストは吐かないみたいだぞ」
赤坊主を追って来た斗南の説明に一同が表情を明るくすれば、紫坊主がぴょこっ、と身を乗り出す。赤坊主はこくっ、と小さく頷いた。
「ふふっ、貴方のお友達も呼んでいますよ」
その仕草がかわいくて時子がくすくす混じりにそういえば、紫蓮が言葉を続ける。
「それに……雨の後、綺麗に晴れると、あなたとお友達みたいに綺麗な虹が空に浮かぶの。この学校の皆も喜んでくれると思うなぁ」
だから、と手を伸ばす。気がつけば紫坊主を探していた者達が笑顔で手を差し伸べていた。赤坊主と戦っていた者達も、カウンターの外から優しい眼差しを向けている。
その時、ぴょん、と紫坊主が戸棚から紫蓮へと飛び移る。漸く出てきてくれた事に、皆うれしくなった。
「これで、やっと言える」
拓郎がそう呟き、そっと紫坊主の頭をなでれば修と時子も頷いた。
「みーつけたっ」「みつけたよ」「みつけましたよ」
それぞれ言い方は違うけど、これでかくれんぼはおしまいだ。どこか優しくて暖かい笑い声が3人から漏れたと思えば、徐々に広がり、いつの間にか皆で笑っていた。
(雨降って地、固まる……だな)
修はにこっ、と笑って七色そろったてるてる坊主たちを見つめる。漸くそろった事で雨の音が止んだ事に気付いた彼は、やがて晴れるだろう、と清々しい気持ちになった。
少し離れた所では、1人の少年が楽しげに笑いながらその様子を見ていた。
「あとは桃坊主だけやな。まぁ、そっちもどうにかなるやろ」
彼はそういうと、くるり、と背を向ける。その刹那、姿があっという間に大人の物へと変わったのだが……それに気付いたのは、ふと顔を上げた真央だけだった。彼女はその正体に気付き、ぽつりと呟く。
「ゼンちゃんもありがとなのだ」
そんな暖かな光景から、夏夜はそっとそれる。そしてくたん、と椅子に座った。ただ1人気付いた斗南は彼女へと駆け寄る。
「うぅん……」
気になって見ていれば、夏夜は何度か瞬きをする。まるで今まで眠っていたかのような仕草だ。不思議に思っていると……、彼女はこう言った。
「あれ? なんで僕、食堂に居るんだろう……? さっきまで廊下を歩いていたと思うんだけど……」
「えっ?」
その言葉に、斗南は戸惑った。よく考えてみれば、先程とは雰囲気がまるで違う。彼は「夏朝」と名乗った彼女に今までの事を簡単に説明していた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月19日
参加申し込みの期限
2014年11月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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