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白黒レインボーな秋のはじまり
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◆
会議室でのはちまき整理も終わり、智也をはじめ数名の実行委員が物置に戻ってきた。
そこへ、倉庫の扉から顔を出した武諭が声をかける。
「おお、ちょうどよかった。道具の確認と整理を手伝ってくれまいか」
「おう、いいぜー」
「よし、ではまずはこのダンボールをどけるぞ」
看板が出されたことで空きができ、より動きやすくなったスペースから手をつけていくことに。
「「せーのっ」」
うず高く積まれたダンボールを、二人がかりでゆっくり降ろす。
そうしてみるとわかったが、ふたの隙間から色鮮やかな何か覗いている。
「なんだこれは」
どうにも体育用具には見えなくて、武諭はダンボールを開けてそれを取り出してみた。
「……おいィ?」
思わず、眉根を寄せて訝しげな声をあげてしまった。
「なんだそれ……」
智也もどこか呆れたような表情で、武諭の持ったソレを見ていた。
七色のグラデーションが目にも鮮やかな、カツラを。
「なんだこのレインボーズラは?」
まじまじと、上から下から観察してみる武諭。
まあ、いくら見てみたところでレインボーズラはレインボーズラであって、それ以上でも以下でもない。
「俺たちの前の先輩の頃のものなのか?」
「かもしれんな。まぁよい。こういうのも余興だ」
それまでとは様子が一転し、武諭は大らかに笑ってみせた。
まあ、一個だけなら特段邪魔なわけでもないし構わないだろう。
だからとりあえずレインボーズラはダンボールの中に戻して、運搬と確認を再開する。
物置の中のものを、次から次へと外へ出していく。
物置の前に、あっという間に体育用具とダンボールの山が出来上がった。
「へぇ、色々とあるもんだな……」
「いやー、これだけあると本番の時も出すのに苦労しそうですねー」
その山を眺め、相変わらず掃除のおばちゃんスタイルの竜也、それに
屋敷野 梢
がしみじみとした調子で言う。
「手直しがいるものや、もう使わなさそうなものは分けておくか……」
「私は用具のリストアップでもしましょうかねー」
いざという時に「ありませんでした」では、あまりにも締まらない。
そういうことはないとは思いたいのだけれど、この学校って割りとアバウトな気がしているし。
ちゃんとこういう時に確認しとかないと、何か足りないものが本番になって出てきそうな気がしてならない。
そして実際にそうなってしまったら、いくらゆるめの学校とはいえ流石に締まらないし。
ただし、自分の部屋すら整理すらできない梢は、整理作業だけは絶対にパスである。
……こほん。
それはともかく、どこに何があるかは分かりやすいほうがきっといいだろう。
体育祭の仮プログラムを見なおして、競技順を確認する。
「あ、内藤せんぱーい」
「どうした」
「物置の体育用具、競技順とかで今後取り出しやすいようにした方がいいと思うんですけど、どうでしょうー?」
ふむ、と腕組み思案する武諭。
「確かにそれはもっともだな」
「ですよねー、そう思いますよねー。ってことで、場所は私が指示するので整理やってもらえますかー?」
「うむ、よかろう」
「ありがとうございますー。リストアップとか色々終わったら、よろしくお願いしますねー」
ひとまず、今は用具のリストアップや仕分けが先だ。
仕分けは竜也がやってくれているし、リストアップの方を片付けてしまおう。
それと同時に、競技順と照らしあわせてどこに何を置くべきか、まず自分用に図解しておく。
どうせあとで、ポスターやチラシの印刷のためにパソコンを使うつもりだったし、その時にパソコンのソフトで道具の場所の簡易図を作っておくとしよう。
こう見えて、パソコンは割りと慣れているのだ。
◆
所変わって学外、シーサイドタウン駅。
「先ほどお電話しました寝子高体育祭実行委員ですのだ!」
学校ジャージの上下に、しっかりと体育祭実行委員の腕章をつけてぴしっと真央が挨拶する。
「お電話でお話した、体育祭ポスター配布の件で伺いました」
その隣には、当然というべきか修の姿も。彼は制服姿だが、こちらも腕章をつけている。
そして二人が持っているのは、さっき刷ったばかりの体育祭のポスターだ。
「ポスター掲示させて下さいなのだ、各店舗にはこちらからお願いに上がりますのだ」
「あー、さっき電話してくれてた子たちだね。どうぞどうぞ、注意事項だけ守ってね」
「ありがとうございますなのだ!」
「ありがとうございます」
深々とお辞儀をして、ポスターの掲示に向かう二人。
「じゃあ、ここからは別行動だ。ここが終わったら、俺は星ヶ丘、真央は旧市街。全部済んだら、学校の調理準備室で合流しよう」
「了解なのだ、ポスター掲示頑張るのだ!」
こつんと拳を突き合わせると、二人はそれぞれ反対方向に駆け出すのだった。
◆
野々 ののこ
と二人、
森 蓮
はポスターの掲示とチラシの配布に精を出していた。
たった今、町役場へのポスター掲示とチラシの設置を終えた。
これから、寝子島図書館へと向かうところだ。
その道すがら、夏休みの間にどんなことをしていたか――そんな、夏休みが明けて間もない頃に相応しい話題を振る。
思い出がたくさんあるのだろう、えーっとねと少し考える素振りを見せるののこ。
そんな彼女が最初に口にしたのは、
「そうだ、夏休みといったらネコフェスがあったよね! そういえば、あの時は蓮君たちにお菓子もらったっけ」
「ねこやの大玉の梨飴ですね。おいしそうに食べていたののこさんの姿は、私もよく覚えています」
あれは確か、メイン会場でやっていた駄菓子屋ねこやの屋台への帰り道。
だいぶくたびれた様子のののこたちを見つけて、ラムネと一緒に差し入れしたのだった。
「そういえば、あの時って蓮君たちは何してたの?」
「ののこさんたちを見かけた時は、フラダンスに誘われた帰りでしたね」
「蓮君のフラダンスかー、ちょっと気になるね!」
「機会があればその時にはお見せしましょう」
ふふ、と穏やかに蓮は微笑んだ。
それから、他には何があったかをまた思い返す。
「そうだ、アイスクリームパーラーもやったよ!」
「あの時は、ののこさんは部屋の飾りつけを手伝ってたそうですね。皆さんから聞きました」
そしてもちろん、蓮もその一件には関わっていた。
会場確保の手伝いに、一役買ったのだ。
「そうそう、皆で飾り付けやったの楽しかったなー」
きっと思い出しているのだろう、楽しそうに頬を緩ませるののこ。
それからはたと蓮の方を振り向いて、
「蓮君は、夏休み何やってたの?」
「私は……」
この夏休みのことを思い返す。
夏休み前に負った傷のため、普段参加している美化委員の校外清掃や部活動は休んで静養していた。
「その時に、お見舞いに来た友人と喧嘩したり、お茶に誘ったりもしました」
「えっ、喧嘩?」
心底意外そうに、目を丸くするののこ。
それだけ普段の蓮が、喧嘩とはおよそ結びつかなさそうな存在ということなのだろう。
「喧嘩……するんだ、蓮君」
ふっ、とやはり穏やかに笑んでみせる蓮。
「ええ。そういう時もあるんです」
その後、雨降って地は固まったのだから。
それもまた、一つの経験だったと胸を張って言えるだろう。
そうこうしているうちに、目的地が見えてきた。
「そろそろ図書館に着きますね」
「ほんとだ、話してるとあっという間だね!」
「ええ、本当に。それでは、またしっかりと運動会のポスターを掲示させて頂きましょう」
「うん!」
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担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月08日
参加申し込みの期限
2014年11月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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