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白黒レインボーな秋のはじまり
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◆
昼休み、放送室。
鴻上 彰尋
はお昼の放送をする傍ら、体育祭に使用する曲と機材の確認をしていた。
放課後は幼い家族の面倒を見なければならないため、なかなか活動に参加できない。
だから、こういう時に少しでもできることをやっておくことにしたのだ。
「うん、曲は大丈夫そうだな」
使用する曲のリストと照らしあわせて、必要な曲の入ったCDがなかったりしないかはしっかり確認できた。
あと何かやっておくべきことは――と考えて、思い至るのが一つ。
ちょうど放送中だった曲が止まったところで、マイクをオンにし。
お昼の放送の途中ですが、と一つ前置きをしてから、
「体育祭の当日、お昼などに流したい曲のリクエストがあれば、放送部員までどうぞ」
と手短にアナウンス。
勿論実際には、リクエストされたものを全てというわけにはいかないだろうけど。
これも、また一つの盛り上げる手伝いだろう。
(そうだ、体育祭の前日は機材の設置とかリハーサルとかあるよな……)
体育祭を無事に行うためにもその辺りのことはしっかりやっておきたいし、その日だけは遅くなってもいいよう家族に相談しておかないと。
◆
お昼の放送を聞きながら、
恵御納 夏朝
は体育祭のテーマ――『虹』について思いを馳せる。
虹で思い起こすのは、この間――偶然身につけた、青い魔法少女服。
武器のワイヤーが虹色で、それhそれは綺麗だったことをよく覚えている。
「……そうだ」
ふと、閃く。
ワイヤーとは違うけど、七色の羽衣兼ショールなんてどうだろう。
今日は作業ができるし――放課後、作ってみようか。
◆
物置での
剣崎 エレナ
と
楢木 春彦
のやりとりを、実はこっそり――別にわざとではなく偶然――見ていた
後木 真央
。
「おおーい、みんなハチマキあったよー!」
大量のハチマキを抱えて走っていく春彦の後ろ姿を、それから物置で何事か呟いているらしいエレナ。
そんな二人を見る真央の口は、どういうわけかあんぐりと開いていた。
まるで、信じられないものでも見たかのよう。
そして、呆然と微かに震える声で呟く。
「まさか体育祭がリア充イベントだったとは……目ウロコなのだ……」
真央の目はウロコっていうかむしろ虚ろだった。
「ここはリア充の嵐だったのだ……」
とぼとぼと、その場を歩き去っていく真央。
ぼっちでもやることを頑張りに、とりあえず今はリア充の嵐から逃げの一手。
そんな後ろ姿を視界の端に捉えたのは、
宇佐見 望月
だった。
(あれ、真央ちゃん何処行くんだ?)
なんて思う間にもなく見えなくなった姿に、首を傾げる。
とはいえ、体育祭を楽しみにしていた彼女のことだ。
まさかサボるはずもあるまい、ということで今は置いておく。また何かあったら、その時は。
とりあえずは、物置の作業に集中しよう。
「えーっと、まずは去年の看板組一式を出さないとだな」
するとそこに、彼を呼ぶ声。
「どしたー?」
と視線を向ければ、
鴇波 羽衣
が物置から手を振っていた。
「望月せんぱーい、去年の看板あったよー!」
反対の手で指すのは、看板一式の一枚目。焼きプリンの描かれた看板だ。
体育祭の看板なのに、何故焼きプリンなんだろうか。
しかもこれがまた、やたらと絵がうまくて美味しそう。
特にカラメルの焦げ目の部分なんか色合いが絶妙で、ついつい目が吸い寄せられてしまう。
これが人を惹きつけるデザイン、というものなのだろうか。
こういうのって大事だなあ、としみじみ実感する。
今年は虹だし、綺麗で夢のあるデザインだといいだろうか。
会議室に戻ったらタイミングを見て提案してみよう、と思う羽衣だった。
「お、ありがと羽衣ちゃん。んじゃ早速運びだー……すのは、二人だと危ないか」
足早に羽衣のもとへ駆け寄り、看板を見上げる。
人目をひくためのものなわけで、看板はそこそこ大きい。しかも縦置き。このまま二人で運び出すのは危ない。
誰か手の空いてる人は、と見回すと――居た。
ゴツくて筋肉質なガタイを、エプロンに三角巾という伝統的掃除のおばちゃんスタイルで包んだ後ろ姿。
黒滝 竜也
である。
「竜也ちゃぁん」
「どうしました?」
はたと手を止め振り向いた彼の手には、はたきが握られていた。物置内のほこりを落としている最中だったようだ。
大人びて落ち着いた容姿のせいだろうか。掃除のおばちゃんスタイル共々、妙に似合っている。
清掃の人だと言われたら、うっかり信じそうなくらいだ。
「去年の組看板一式、出すの手伝ってくんねぇか?」
「わかりました」
「竜也くん、ありがと!」
一旦はたきを置いて、看板の運び出しに加わる。
さらにそこへ、
「 微力ながら俺も力を貸そう」
と謙虚な呼びかけ。
内藤 武諭
である。
「お、さんきゅー武諭ちゃん!」
「礼には及ばない。俺も実行委員なのだから当然だ」
会議は散々会議室でやったから、ここからは肉体労働に従事しようと思っていたところだし。
「まずは運搬しやすいようにしなければなるまいな」
言いつつ、縦に置かれていた看板に手をかける武諭。
竜也が、その少し上に手を伸ばす。
「ずらすの、一人だと重いかもしれませんから」
そこで、望月はささっと反対側へまわることに。
「じゃあ俺、変な方倒れないよう支えとくわ。羽衣ちゃんは、二人が備品にぶつかんないように見といたげて!」
「はーい!」
すばやく移動し、物置の扉を全開にする羽衣。
彼女の声掛けに合わせて、ゆっくりと焼きプリンの看板が横に倒された。
「ふむ。これで大分と出しやすくなったか」
「このまま出しますか?」
「そうだな、そのまま出しちまおう」
「はーい。入り口、足引っかけないよう気をつけてね!」
「む。忠告痛み入る」
そうして、横にしては運びだしてを繰り返すこと数回。
ようやく一式運びだされた看板を眺め、そういやと望月。
「これって、表面に張ってあった模造紙やら下地の新聞紙やらを剥がして水洗いして、木枠と合板だけにした記憶があるんだよな」
「言われてみれば、確かにそんな記憶があるな」
武諭がそれに同意すれば、じゃあ一度水場へ持って行こうという流れに。
「手の空いてる人、ちょっとこっち手伝ってくれー」
という望月の呼びかけに、何人かの実行委員が集まってくる。
「よし、じゃあ俺もそっちを手伝おう」
その中には、
奈良橋 博美
の姿もあった。
実行委員ではないのだが、体育科にとって体育祭は本番の祭り。
せっかくだからと手伝う旨は、あらかじめ実行委員の方には告げてあった。
望月たちを手伝って、看板一式を水場へ運ぶ。
「それで、ここからは?何を」
「まず、去年のやつを引っぺがす!」
言うが早いか、望月は焼きプリンの紙をひっつかんで剥がし始めた。
べりべりと、派手な音が響き渡る。
「えっ、引っぺがしちゃうの?」
焼きプリンに目を惹かれていたからか、羽衣がほんの少しだけ名残惜しげな表情になる。
「どうせ、去年使ったのは今年使わねえしな」
「あ、そっか」
使わないものを、そのままにしておいても仕方ないのだ。
「じゃあ、破けるのは特に気にしなくても?」
博美が聞けば、「おう」と望月。
「武諭ちゃんみたいな感じでいいぜ!」
なるほど視線を向ければ、武諭は紙の端を掴んで逆側へ疾走していた。
盛大に響く、紙が破ける音。
看板の枠組みから、去年のが引き剥がされていく。
「武諭せんぱい豪快!」
「それほどでもない」
ふんっと枠組みに足をひっかけ、枠にへばりついていた紙をひっぺがした。
「剥がした後の紙は俺が」
竜也がエプロンのポケットから、たたんだポリ袋を取り出す。
ひっぺがされた紙をかさばらないように丸めると、次々放り込んでいく。
「引っぺがしたら、ホースで水をぶちまける!」
言葉通り、望月は看板全体へ勢い良く水をぶちまけた。
まだしつこく残っていた紙に、水が染みこみふやけていく。
「んで、水をかけつつたわしでこすりとるんだ」
ごしごしと力を込めてこすってやれば、残っていた紙も綺麗に剥がれるという寸法だ。
「こんな感じで!」
望月の実演をしっかり頭にたたき込むと、袖をまくって博美も作業にとりかかる。
「……なるほど」
やってみるとわかるが、意外に重労働だ。
ふやけた紙をしっかりこすりとるには、ちゃんと力を入れないといけないし、看板全体にまんべんなく残っているため作業範囲が結構広い。
日頃から鍛錬しているから力の方はいいのだが、小柄なために手が届きづらいところが少々。
まあ、ぐるぐる移動しながらやればいいかと思っていたら、
「博美ちゃん、こっち側はあたしやるね!」
そこへ同じく小柄な羽衣が、届かないところに入ってくれた。
「ありがとう、助かるぜ」
お互い、一枚やるには少々不便。だけど二人で半分ずつやれば、一人でやっている人達も速く終わらせられる。
意外と重労働とはいえ、皆でやればあっという間。
紙の剥がれ落ちた看板の枠組みは、今年のものを書くまで乾かしておくだけだ。
綺麗に並んで干された看板を前に、「よし」と望月。
「これで、武道ちゃんに言われてた事その1終わり」
さて、次は――。
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ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月08日
参加申し込みの期限
2014年11月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月15日 11時00分
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