this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
白黒レインボーな秋のはじまり
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
つぎへ >>
◆
スク水を手に、ぷるぷると身体を震わせる姫乃。
歓喜に満ちた声で、彼女は叫んだ。
「で、できた……できたよ、黒猫スク水!」
フェイクファーをたっぷりと使い、黒猫の毛並みを再現した自慢の逸品。
ネコ耳カチューシャ、付け尻尾、肉球手袋と組み合わせればきっと完璧な黒猫に!
「おめでとう……?」
夏朝が、猫型パペットで小さく拍手。
本当にやったんだ、という気持ちが微妙に透けて見えているような。
そんなことは露知らず、姫乃はヘタウマな鼻歌交じりにレインボーのペインティングを頬に入れる。
――そして。
いざ、完成品を――すなわちネコ耳カチューシャ、付け尻尾、肉球手袋、そして黒猫スク水纏った姿を姿見に映したのである。
姿見に映った自分の姿を、まじまじと眺める姫乃。
そこに、いつの間にかこっちに戻ってきていた月詠が後ろからぼそりと呟く。
「ほう、体育祭でスク水とはなかなか興味深いな」
相変わらずサイケデリックジェスターな格好をしているせいで、完全に不審者のソレであった。
「体育祭で……スク水……」
反芻するように呟いて、姫乃の身体がハッと強張った。
少し間を置いて、ぷるぷると尻尾と耳が震えだす。
そして遂に――
「こ、こんなの……ぜったい無理だよーーー!!」
堰を切ったように顔を真っ赤にして、姫乃は叫んだ。
そりゃあそうである。
おっぱいの貫禄が圧巻過ぎて、スク水の胸元は大変けしからんことになっているし。
そもそもベースがスク水って時点で、体育祭でするには相当恥ずかしいし!
自分を抱きしめるようにして胸を隠す姫乃。
しかし無情なるかな!
そのアクションによって、おっぱいはよりぐんにゃりと強調されてますます危険でけしからんことになるのだ!
圧迫に圧迫を重ね、もはや弾けんばかり。
脱兎の如く――否、脱猫の如くという言うべきか、急いで着替える為に被服室を飛び出した。
「あー! 待ってそこの君是非俺の作ったレインボーブラジャーをー!!!」
刀の作業を手伝いながらもばっちり変態レインボー衣装を作っていた竜司の言葉は、虚しく宙へと消えた。
さて、ちょうどタイミング良くか悪くか。
「バカなっ! 被服室からスク水だと!?」
そこにかちあったのが宗治郎である。
そりゃあまあ、被服室からスク水着た女の子が出てきたら驚くというもの。
目線が一点に吸い寄せられてしまうのも、不可抗力だ。
それで危うく落っことしそうになった焼きプリンのお盆をなんとか維持しつつ、姫乃の後ろ姿を見送る。
「な、なんだというのだあれは……。ま、まあいい」
気を取り直して、被服室に入る。
「おーい、お前ら。俺様が絢子っちからの差し入れを持ってきてやったぞ」
甘い香りが被服室の中を漂って、衣装作成で疲れていた皆の頭の糖分への欲求を呼び起こす。
被服室に居た生徒たちが、次から次へとやってくる。
その中には、檸檬の姿もあった。
「さんきゅー高那! 気が利くなっ」
「バカなっ! 何故実行委員のお前がここに居るんだ!?」
驚く宗治郎。実行委員に会うのが怖いから被服室へ差し入れに来たんだから、まあ当然の反応だ。
「いや、たまたま寄ってたところだったんだよ。ところで高那、お前そのエプロン似あってんな」
指摘されて気付く。
――エプロン、外し忘れてた。
「バカなっ! 出る時何も言われなかったせいで忘れていた!!」
「似合ってんだからいーじゃん」
「うっせぇ、そもそもこの世の服は俺様に着られるためにあるんだよ――って、何故同じことを二回言う羽目になっているんだ俺様は……!」
すっかり空になってしまった盆を抱え、一人で悶絶する宗治郎だった。
そんな風にして賑やかになっている被服室を、羽衣がまたひょっこりと覗きこむ。
「皆お疲れ様ー……って、まだだいぶ元気だね」
さっきとほとんど変わらない活気に溢れた様子に、大きな目を少し丸くする。
明日はあたしも衣装作りしてみよっかなあ、などとと考えていると、不意に背後から大きな影がさす。
振り返れば、
「よう、鴇波」
おそうじおばちゃんスタイルを解いた竜也が、何やら包みを持って立っていた。
「竜也くん ! えっ、もしかして今から衣装作り?」
いや、と首を横にふる竜也。
「小腹が空いたんで、休憩ついでにおすそ分けにでもと思ってな」
そう言って包みを解くと、中身はおにぎりメインのお弁当だった。
「へー、竜也くん自分で作ってきたの?」
「ああ。……鴇波も食べるか?」
「じゃあ、せっかくだし一個だけ!」
にこっ、と羽衣は笑顔を浮かべて頷いた。
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
白黒レインボーな秋のはじまり
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月08日
参加申し込みの期限
2014年11月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!