this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
寝子島少年科学団の、告白大作戦
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
つぎへ >>
【STAGE3:窓の下】
「えっと……私たち、怪しくないよ……?」
遠野 まほろ
が、ぎゅっと縫いぐるみを抱きしめ、意識を集中すると……警備員たちは、何だかほんわか。
ぷすんと音を立て、偏光迷彩装置が完全に止まってしまったところで、間の悪いことに、近くには幾人かの警備員。そこへ機先を制して飛び出したのが、まほろと、そして
毒島 虹子
の二人でした。
まほろのろっこんが少しばかり時間を稼いだところで、虹子が進み出ると、
「ここで捕まってしまっては、楽しくありませんもの。失礼させていただきますわ」
屈強な男たちの一人、その瞳を覗き込みながら……ぱちり! ウィンクをひとつ。
ぷしゅーっ!! 虹子を中心として、もくもくと噴出した白煙が、警備員もろともにあたりを覆い隠していきます。
「わ……あなたのろっこん、すごいね……?」
「ふふっ、遠野さんが隙を作ってくださったおかげですわよ」
最近目覚めた、この不思議な力。虹子は自身のろっこんのもたらす成果に満足しながら、まほろと一緒に煙の中へ紛れ、その場を立ち去りました。
白煙と混乱に乗じて、虹子やまほろ、子供たちも戻ってきましたところで。
一行が頭上を見上げれば、そこには件のハナさんのお部屋のものだと思われる、丸型のオシャレな窓がありました。
虹子の生み出した煙、その持続性はまだ途上段階ということもありまして、風に吹かれればすぐにも散ってしまいそうです。ここからはもう、迅速に行動しなければなりません。
とは言いつつも、
「ところでこの機械、ちゃんとテストはしたんだろうね?」
薄っぺらい円形の大きなマットに、伸びたコードと箱型のコントロールボックスを繋げたような『反重力制御装置』を眺めて、
伊賀 解理
が確認すると……やっぱり。
「てすと? しとるわけなかろ、ワシら天才じゃし、上手くいくってー」
「どこから来るんだいその自信は……」
しれっと言ってのけたアインシュタインさんに、解理はため息をついて、自らコントロールボックスを手に取りました。
二階の窓は結構な高さで、あそこまで人を浮かせるとなると、危険も伴うわけでして。
「いいかい? ぶっつけ本番で、とかそんなシチュエーションは、そりゃロボットモノなら燃えるけど。残念ながら今はこれ、ラブストーリーなんだ」
「いや、意味が分からんのじゃが」
「うん、僕も良く分からない……ともかく! つまりは、予行演習しておくに限る」
時間は無いながら、まずは一度テストを。ということで、解理が呼びかけると、
「あっ、いおりが手伝ったげるー!」
「おーし、なら俺も付き合ってやるぜ」
「雪乃宮もです! ふわふわ無重力、試してみたかったんですっ」
野坂 庵
、
楢木 春彦
、
雪乃宮 心花
が円形のサークルの中に入り、解理へうなずいて見せました。実に無謀な……いえいえ、勇気ある三人です!
「よし、それじゃまずは、軽く動かしてみよう」
解理が、ボックスに取り付けられたボタンやダイヤルの類をかちかち、操作していくと……ふわり。
「わ♪ 浮いたー、浮きましたよっ!」
嬉しそうな心花の言葉通り、三人の身体はふわふわと浮かび上がり、緩やかな速度で登っていきます。ひとまず、効力は発揮されているようです。
が。そうそう上手くは、行かないようでして。
がくりと三人が揺れたかと思うと……ひゅーん! 彼らは真っ逆さま!
「おっと……!」
春彦は何とか、しゅたんっと着地を決めたものの、心花はお尻からずてんっ。庵などはもう、
「へぶっ」
顔面からべしゃっといってしまいました……柔らかい芝生の上ではありましたけれど、これはけっこーイタイです。
「何をやっとるんじゃ、何を」
「し、仕方ないだろう? こんなもの、僕だって動かすのは初めてなんだ……!」
呆れ顔のアインシュタインさんですが、まぁ大丈夫! 解理のせいではないことは、概ねみんな分かっておりますので……おじいちゃんたちの機械が、素直にまともに動くはずもないということを、ここまでにも体験してきたことですし。
「おい、大丈夫か野坂?」
「むーっ。もっかいだ、次ー!」
声をかけた春彦に、めげない庵はやる気十分。
かちりと再び、解理がスイッチを入れたのを見て、
「いっくぜー!」
今度は彼女のろっこん、重力を操るという能力を併用しての、再チャレンジ!
……なのですが。ひゅーん!
「っと、危ねえ」
「あいたっ!?」
「ふみっ」
しゅたん、ずてん、べしゃっ! ろっこんコントロールも上手くいかず、庵は再び顔から落下。
「も、もーいっかい! 次は、次はちゃんとやるから……!」
「い、庵さん、あまり無理は……」
心花の心配も振り切って、三度目の正直、気合を入れて臨みます。
が、やっぱりひゅーん! しゅたん、ずてん、べしゃっ!
「……むっか~」
度重なる地面へと激突に、さすがにむっとした様子の庵。理不尽なダメージを被り、小さなお鼻がちょっぴり赤くなっています。
ゆらり。頭にひっついた草をぱらぱらと落としながら、彼女は立ち上がると、ずかずかと大股に解理の元へと歩み寄り……その手にがっしと握られているのは、いつの間にやら、カラーバット!
「ちょ、君、一体何を……待て待て、早まるな!?」
「ゆーこと聞かない、こーいうメカは~……」
びくりと後ずさる解理。庵の振り上げたバットが狙うは、その手元……コントロールボックス!
「斜め45度から~っ、たたーくっ!!」
びゅっ。ぽっかーん!!
キモチイイ音が、あたりへ鳴り響き……バットを振り抜いた庵も、何だかスッキリ。満足そうな顔を浮かべました。
思わずぎゃーっ! と悲鳴を上げたのは、エジソンさんです。
「わ、わ、ワシの可愛いメカに、なんちゅうことを……」
「あれ。直った?」
「えっ」
何ということでしょう。解理のつぶやきに、みんなが視線を寄せたその先で、
「あ、今度は大丈夫そうです……?」
浮かび上がった心花の身体は、先ほどのようにぐらぐら揺れたりもせず、落ちもせず、ぴたりと安定しておりました。
「お、おお……科学者としちゃあ、イマイチ容認しにくい所業じゃが。ようやったぞ、庵ちゃん!」
「へへっ♪」
改めてサークルの中に入る庵、春彦、そしてアインシュタインさん。
円の外では、かちかちとボックスを操作しながら、解理もうむっとうなずきます。装置の効力は神魂によるものとはいえ、一応その力をうまい具合に操るには、どうやらコツのようなものもあるらしく。解理はいくらか、それにも習熟してきたようです。
「よし、大体把握したぞ。今度こそ……いけっじいさん、突撃☆ラブハーーートッ!!」
「いや解理ちゃん、それも良く分からなうおわーーー!?」
ポチッとな! 軽やかに天へと舞い上がるおじいさんたち。
告白大作戦は、今ここに、佳境を迎えるのであります……!
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
寝子島少年科学団の、告白大作戦
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
コメディ
冒険
定員
30人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月07日
参加申し込みの期限
2014年11月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!