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寝子島少年科学団の、告白大作戦
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【STAGE1:池】
「池だねぇ」
「池だなぁ」
屈んで水面を覗き込むのは、
曖浜 瑠樹
と
白石 龍樹
。
ハナさん宅の敷地裏に面したこの池は、時折人の手も入っているのか、意外と水も澄んでいて綺麗です。とはいえ、季節はそろそろ秋。
「落ちたら、冷たそうだねぇ」
「絶対冷たいぜーこれ」
あまり、進んで浸かりたく無いのは確かです。
といった懸念を互いに口にしつつも、男の子二人は、何だか楽しそうにも見えるのですけれど。
「よーし、今からこの池を、パッキーン! と氷らしちゃるからのう。見とれよー坊主たち?」
「はぁーい」
「おおー、楽しみだぜ!」
まぁ、第一関門たるこの池を目の当たりにしつつ、当のおじいちゃんたちがこんな調子なのですから。緊張感など臨むべくもナシ、といったところではありました。
そんな中、コペルニクスさんがよいしょっと取り出しましたのは、奇妙なボタンやレバーがごてごてとくっつきまくった、見るからにアヤシイ機械。同行する幾人かは、それに見覚えがありました。
「やっぱり使うのかよ……その迷惑装置」
御剣 刀
が思わずつぶやいて、眉をひそめます。
何せ、この機械こそが前回、夏の九夜山で遭難者まで出しかけてしまったという当の元凶、『電磁冷却砲』なのですから。
「改じゃ、改! 『電磁冷却砲改』じゃ」
「まぁ、多少形が変わってはいるみたいだけどさ」
持ち運びができるよう小型化されているようではありましたが、それ以外の違いはサッパリ分かりません。
妙なことにはならないように、とせめて気を張りつつ見守る刀をよそに、コペルニクスさんは、がちゃこん! レバーを倒し、装置を起動させてしまいました。
がたがた、ぶうううん……不安をあおる妙な揺れとイヤーな音を発しながら、『電磁冷却砲改』は動き出します。
やがて池は、ピシピシ、パシリ。端から徐々に氷りつき始めました。
「っとと……」
「おっと、危ない」
つるつる、滑る氷に足を取られる
双葉 由貴
を、
竜造寺 洸
が腕を取って支えます。
「だ、大丈夫だってば……! 子供だからって、そんなに心配するなよなっ」
「はは、分かった分かった」
内心助かったーと思いつつ、口をついて出るのはそんな言葉。由貴のツンデレっぷりは、ここまでに何となく察していたのか、洸も気を悪くした様子もなく、微笑ましく笑いました。
「それにしても、メカde告白大作戦! とか、ロマンがあるよなぁ……!」
「ふっふっ、そうじゃろそうじゃろ! これぞ、我ら少年科学団のやり方じゃ」
洸が、傍らで機械を操作するコペルニクスさんに言うと、彼は自慢げに言ってふんぞり返ります。
ちなみに、『少年科学団』の響きには、横でそれを聞いている由貴にも、少々思うところがありまして。
(俺も、『寝子島少年探偵団』として、頑張らないとな……!)
そう。少年探偵団! 今回の由貴は、その代表としておじいさんたちの依頼に応じ、参加しているのです。仲間たちのことを思えば、気合も入ろうというもの。
とはいえ、
(……こ、恋……恋かぁ)
どきどき。お年頃な由貴クンは、そっちの響きにもまた、多分に興味があったりするようでしたけれど。
と、そうこうするうち。同行する面々のほとんどが、つるつるの池をどうにか渡り切ったところで、
「よしよし、順調じゃな! では、次はワシが行くぞ、主役たるこのワシがっ!」
何だかこう、いささかめんどくさいテンションになってきているアインシュタインさん。と言うより、ここにきて緊張してきたらしく、その皺だらけの顔はぴりりとひきつっておりまして……ともかく、お次は彼が氷の上へと足を踏み出し、おっかなびっくり渡り始めます。
その、途端。
ぴしっ、ぱきっ。みしみしみし。
(ここは氷の強度を上げるため、塩でも撒いておくか? しかし、池の中の生き物への影響が……ん?)
最初に気付いたのは、洸でした。後学のためにと、池の中央で装置を動かすコペルニクスさんの手元や、それらが生み出す現象をじっくりと観察していたところ……みしみし、ぱきん!
「っ、まずい! 出力が不安定になってきてるぞ、おじーちゃん!」
「な、なぬ!? ええと、ここがこうなって、こっちがああなって……」
見る間にびしびし、池に張った氷へ、幾筋もの亀裂が走っていきます。
慌ててがちゃがちゃと、やみくもに機械を操作するものの……実際のところ、その効力は神魂の気まぐれ頼りでありまして。
「な、何とかせんかい! 主役のワシが落ちたりしようもんなら、のっけから作戦失敗じゃぞ!」
「わーっとるわい、無駄口叩かず、はよ渡らんか!」
確かに、池に落ちてズブ濡れの濡れネズミのまま、ハナさんに会いに行くわけにもいきません。これは大ピンチ!
池の上に残っているのは、コペルニクスさんとアインシュタインさん、それに洸、由貴、刀の5人。
「……刀!」
小さく声を発したのは、由貴でした。
「アインシュタインじいさんを頼む! 氷は俺が、なんとかしてみる……!」
「分かった、任せろ!」
何らかの手があると見てか、刀は聞き返しもせず即座にうなずき。立っているのも難しくなってきた氷の揺れの上で、由貴はすっとその場に屈み込むと、冷たい氷の足場へと手を触れます。
おじいさんたちの注意が逸れているのを確認してから……由貴は、強く念じました。
(……凍れッ!)
瞬間。ぴしぴし、ぱきん!
生じた亀裂を埋めるように新たな氷が走り、崩れかけた足場を補強していきます。
触れたものを凍らせるのが、由貴のろっこん! なのです。まだまだ発展途上の能力ながら、それでも何とか、急場を凌ぐ程度にはなりそうです。
隙を逃さず、刀が、
「あ。あそこに人影が……ハナさんかな?」
「何っ、どこじゃ、どこにおるんじゃ……!?」
と、アインシュタインさんの気を引いておいて。
(今だ!)
ガチン! 脳裏に落ちる撃鉄の衝撃、そのイメージが、おじいさんの身体を抱え上げるままに、刀の全身を加速させれば。
どぎゅんっと走り出した刀、そしてアインシュタインさんの姿は……次の瞬間。もう、向こう岸へとたどりついておりました。
「おい、おらんじゃないか……はれ? ワシ、いつのまに渡ったんじゃ?」
「いやぁ、さすが爺ちゃんたちの機械だな、こんな機能まであるとは!」
「あ、ああ、そういう……?」
わけもわからず、曖昧にうなずくアインシュタインさん。
その後、由貴によって際どく安定を保つ氷の池を、洸に支えられたコペルニクスさん、最後にお手柄な由貴が渡り切ると、
「うむ、良く分からんが、これで第一関門は突破じゃな!」
「ちょいと調子が悪かったようじゃが、最後は持ち直してくれたな」
「流石はワシの可愛いメカじゃ、ようやった!」
機嫌良く笑うおじいさんたちに、苦笑いしつつも。由貴と刀は、ぱちんと手のひらを打ち合わせ、互いの機転を称えました。
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担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
コメディ
冒険
定員
30人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月07日
参加申し込みの期限
2014年11月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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