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寝子島少年科学団の、告白大作戦
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【STAGE2:庭園】
よっこいせ、と塀を乗り越えると。そこには青々と茂る緑の生垣や、咲き誇る可憐な花たち……広がっているのは、見渡す限りの美しい庭園!
「わあ……すごい、綺麗です! 大きいです! 立派なお庭です……!」
目の前の光景に、
雪乃宮 心花
はすっかり感動した様子。
かと思えば、
「ん、そうか? こんなものだと思っていたが」
星が丘在住、なかなかにセレブなお家柄の
八神 修
には、驚くほどでは無かったりしまして。その反応も人それぞれ、のようです。
と、きらきら瞳を輝かせていた心花は、けれどすぐに、はっと何かに思い至った様子で、
「でも……おばあさん、今は一人暮らしなんですよね。こんな広いお家に……寂しくは、無いのでしょうか……?」
悲しげに眉を寄せました。
確かに、聞くところによると、この家の主であるハナさんは、今は一人暮らし。綺麗な広い庭も、そう思えば、どこか寒々しいものにも見えてきてしまいます。
「そうだよな……だからこそ、何とかしてやりたいよな」
楢木 春彦
の言葉に、修もうなずいて。
「ああ。俺も、少年科学団の仲間だからな。仲間のために頑張るとしよう……密かに、な?」
「……はいっ! 雪乃宮も、頑張りますよっ!」
彼らは、作戦の第二関門へと臨みます。
「これぞ我らが科学の粋! その名も、『エーテル波動式偏光迷彩』じゃッ!」
「おー、これでトーメイ人間になれるのか!」
「わぁ、すごいねぇ」
興味深そうに覗き込んだ
白石 龍樹
、
曖浜 瑠樹
の笑顔に、たまらず相好を崩すエジソンさん。自慢の機械に興味を持ってもらえて、嬉しいようです。
彼の手にしているのは、ボーリング玉ほどの大きさの、鏡に覆われた球体のような機械。
「それで、えーてる? ってなんだ?」
「うむ、良いかの、チビッ子たち。音の振動が空気の波を伝うように、光が空間を伝うには、何かしらの媒質が無ければならん……そう、我々の住むあらゆる空間を満たす、エーテルじゃ! このエーテルの波に作用し、振動数を操ることで光を屈曲させ、姿をくらますことが……」
なんて、嬉々として、偏った科学論を述べ始めるエジソンさん。子供たちへ妙な影響を与えてしまわないかと、心配になるところですけれど。
なかなかに聡明な
毒島 虹子
は、おじいさんの理論はともかくとして、装置の意図するところはきっちりと理解している様子で、
「つまり、世に言う光学迷彩ですわね。しかも空間ごと消し去ってしまうとは、面白いですわぁ」
装置を一通り眺め……そして、にこにこ顔で付け加えました。
「でも、そんなに大きな声を出されては、見つかってしまうのではありませんか?」
「む……そ、それもそうじゃな。しーっじゃ、しーっ」
「「しーっ」」
そう、確かにここは、既に私有地。屈強なガードマンたちが、この庭園には、幾人となく巡回しているというのです。
あまり、ここでぐずぐずとしているわけにもいきません。エジソンさんは早速、パチリとスイッチを入れました。
途端。
「おお……すげぇ、本当に透明になったぞ!」
「へぇ、ちゃんと動いてるじゃないか……どこまで持つか分からないけど」
機械には一家言ありな
竜造寺 洸
、
伊賀 解理
も、そんなコメントを述べたように。今、彼ら一同の姿はまさしくトーメイ、すっぱりと消えてしまっておりました。
あたりには彼らの囁き声と、かすかにぶーんという、羽虫のような作動音が聞こえてくるのみです。
と、そこで瑠樹が、こんなことに気付きました。
「皆透明になったら、どこにいるか分からないねぇ?」
「……!? そ、そいつは盲点じゃった……!」
どうにも抜けている、科学団なのでした。
装置の効果範囲はあまり広くなく、せいぜい数メートルといったところ。
総勢15名となかなかに大所帯である彼らは、仕方なく、ぎゅうぎゅうに身を寄せ合って庭園を進みます。
「いやぁ、すまんのう。こうせんと、見つかっちまうからのう」
「もう、おじいちゃんったら……」
ここぞとばかり、女子にひっつくコペルニクスさん。お年寄りには寛容な
遠野 まほろ
は、それでもにっこり、にこにこなのですけれど。
まほろは今、先頭に立ち、足元に散った枝葉の類をお掃除しながら歩いています。そんなものを踏んで音を立ててしまえば、静謐な空気の流れるこの庭で、警備員たちもそれを聞き逃してはくれないでしょう。
実際、ゆっくりと進む彼らの脇を、もう何度も警備員たちが通り過ぎていっては、そのたび息を呑んでいるのです。
もっとも、真っ直ぐな瑠樹などは、
(ずーっとこうやって、庭を見回って。ハナおばあさんを守ってるんだねぇ)
ご苦労さまー、と心の中、尊敬の念を抱いたりしておりましたけれど。
ともかく、そんなふうにして進むうち。庭園の半ばほどを、じわじわと横切ったところでのことでした。
「……ふぁ……ふぁ」
んん? と振り返ったところで、アインシュタインさん。何やら鼻をむずむずさせながら、口を開けたり閉めたりしています。
これは……まさかこれは、このパターンは……!?
「ふぁっ……ふぁっ……」
待って! 止めて! とみんながジェスチャーで制止しようするものの……時既に遅し、でありました。
「ふぁ……ふぁぁぁっくしょーーーい!!」
素敵なお庭に突如として響き渡る、品の無い大クシャミ!
当然、周囲を巡回する警備員たちは、なんだなんだ? 侵入者か!? とにわかに警戒し始めます。
「うむ。スマン」
悪びれずに言ったアインシュタインさんの、クシャミの余波か何かでしょうか。ついでに装置の調子が落ちてしまい、ぱ、ぱぱっ、と皆の姿が消えたり現れたりし始めまして。エジソンさんが慌てて調整にかかるものの、なかなか上手くは行かないようです。
徐々にこちらへとやってくる警備員たち。このままでは、見つかってしまいます……再びの大ピンチ!
「よーし! ここは、俺たちの出番だなっ?」
「うんっ。頑張ろうかぁ、白石君、双葉君」
「し、仕方ないな……付き合ってやるよっ」
この事態に、最も早く動き出したのは、子供たちでした。龍樹、瑠樹、そして
双葉 由貴
は示し合わせて、しゅぱっ! と飛び出し、躊躇い無く姿を現します。
驚く大人たちの前で、由貴と龍樹は、
「あれー、どこいっちゃったのかなぁ。ねえおじさん、この中に、ボールがとんでこなかった?」
「オレたち、ボール探しにきたんだぁ。でもねぇ、お庭があんまりきれいだから、探検してたんだよぉ」
いかにも子供らしく、あどけない風でそんなことを言えば、やってきたいかつい警備員たちも強くは言えず、ちょっぴり困り顔。
かと思えば、別方向へ駆け出した龍樹は、
「へっへー、こっちこっち! 捕まえてみろーっ!」
悪戯好きをここぞとばかりに発揮し、ちょこまかと走り回っては、追い回す警備員の腕をすり抜け、股下をくぐりの逃げっぷり! 彼らを翻弄していきます。
子供たちの機転で、警備員たちの注意は今、逸れています。
庭園は少々、騒がしくなってしまいましたけれど……今がチャンス!
一同はこそこそ、こっそり。装置の不調で、ぱっと姿が見えてしまったところへ、警備員が気付かないまま大股に横切っていったりして、肝を冷やしつつも。彼らは隙を伺いながら、徐々に歩を進めていきます。
やがて。白くて綺麗な、欧風のカントリーハウスのような建物が、彼らの前に現れました。
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担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
コメディ
冒険
定員
30人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月07日
参加申し込みの期限
2014年11月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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