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\ オーバータイム!/
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●遠ざかる背中
自分は、いったい何をされたのか。
ふさがれた唇の自由を取り戻してからも、
桃川 圭花
の時間は完全に止まっていた。
思考が、理解が、起こった事実にただ追いつかない。
人との距離を一定に保ってきた圭花にとっては、なかば条件反射だったのだろう。
気がつくと、圭花の手は市子を押し返していた。
「……ごちそーさん。ワリーね、ツマミ食いして」
今のは遊びだったとでも言うのだろうか。笑顔に覆い隠され、市子の真意は読みとれない。
「ね、圭……桃川」
名前でなく、苗字で呼ぶのが聞こえた。
束縛を嫌っていた市子が、一度は親しげに呼ぼうとした下の名前を、再びのどの奥にしまうのが圭花にはわかった。
「あたしもーすぐ島出てくからさ。居なくなっからさ」
聞こえた不穏な言葉に、まわりにいた誰かが振り返る気配がした。
――やめて。
心の中でつぶやいた言葉が、乾いたのどにつっかえて声にならない。
心臓はずっと高鳴って、未知の感情への不安を訴えている。
今すぐにでも逃げ出したかった。逃げる術を知りたかった。
けれどそれ以上に、今の圭花には知りたいことができてしまった。
「だから……」
市子の言葉は堰を切ったように止まらないのに、自分はただ押し黙って見つめることしかできない。
そんな悲しい笑顔、私に向けないで――そんな小さな願いさえも、ついに言葉にならなかった。
「こんなの真に受けてんじゃねーぞっ」
叫び声にほど近い声がホールいっぱいに響く。
その言葉を捨て台詞にして、市子はドレスを翻しホールの外へと駆けだしていった。
外へと走り去ろうとする市子だったが、玄関で聞き覚えのある声に呼び止められた。
「市子さん!?」
声の主はロビーで休んでいた
紅林 柳霞
――このステラ・マリスのオーナーともなれば、無言で通らせてもらうわけにもいかない。
「すみません……早退します」
理由を聞かれるより先に門をくぐり、足音が遠ざかる。
魔法が解け、ドレスが消えていく。
視線を避けるように髪で目元を隠した市子の姿が、柳霞の網膜に焼きついていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
詩帆ミチル
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月02日
参加申し込みの期限
2014年11月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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