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\ オーバータイム!/
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ドレスに願いをかけて
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●壁際がけっぷち
踊りはじめたカップルたちの様子を眺めながら、
毒島 虹子
が目を細める。
「まあ……なかなかにいい雰囲気ですのね」
虹子が身にまとっているのは、飾られていたドレスの中でも比較的古式のものだった。
きっちりとコルセットを紐で締め、どこまでも上品に仕立て上げたドレス。
きっと貸衣装の中にはないだろうと思っていた代物だった。
これらの衣装はもともと店長の柳霞がアンティークドレスとして買い集めたもの。
堅いコルセットを避ける客が多かったために、貸し出されずに残っていたらしい。
「このタイプのドレスまで揃えているなんて……オーナーさんも見る目がありますのね」
服飾デザインに熱意を注ぐ虹子をうならせるだけの、立派な品揃えだった。
しばらく会場を眺めていた虹子は、同じく壁際にたたずむ
紅林 千尋
の姿を発見した。
「こんばんは。いかがなさいまして?」
あの夏の日と同じく、一対一のシチュエーション。
恐れおののくように、千尋の体がびくついた。
「あ、ああ……虹子か。来てくれたんだ」
自分がこの店のことを紹介したのだが、一度二度話しただけで人見知りが克服できたわけではなかった。
くわえて慣れないパーティへの緊張。
とてもじゃないが、楽しくおしゃべりという余裕は彼の側にはなかった。
「踊らないんですの?」
「俺は給仕担当だからさ。あんまり持ち場を離れない方がいいかと思って」
言い訳がましいのは承知で、何とか理屈をならべてやり過ごそうとする。
こうして手伝うことになった動機も「この屋敷に住んでるから」というなし崩し的なもので、
人と話さずにすむならと思い、彼はサービス役を買って出たのだ。
しかし。
客と直に接する給仕役には、相応の愛想が求められる。
これはゲームなんだと言い聞かせ、最近遊んでいたゲームの主人公になりきり、
華麗にサービスをしようした彼の涙ぐましい戦いの一部をここにご紹介しよう。
『お待たせいたしました、お嬢様。ファーストドリンクでございます♪』
そういうつもりが、カミカミになって、
「おま、お待たせひたしましたおじょ、お客様、こちらファースト……」
といった具合に尻すぼみになったり。
『お客様、追加のお飲み物はいかがいたしましょう?』
と丁重にもてなすつもりで声をかけたのが、
「お客様、追加のお飲み物は……!」
まで言ったところで手元にドリンクがないことに気づき、
しかもよく見ず声をかけた相手がまさかの柳霞と景貴ペアで、
「あらあら千尋くん、横着さんねえ」
とからかわれてしまったり――ご覧の通り、散々だったらしい。
そんな調子がつづく自分に嫌気が差し、出ずっぱりで接客をこなしきる自信もなく、
少し壁際で休んでいたというのが正直なところである。
そんなことを正直に打ち明けられるはずもないし、知られたくもなかったのだが。
「そうね。ドリンクで喉を潤して滑舌をよくした方がきっとよろしゅうございますわ」
「見られてた……!」
頭を壁に打ちつける千尋。これ以上いじられては心がもたない。
豆腐もといガラスのような精神が崩壊してしまう!
救いの手を差し伸べる人物はいないのか。神はついに見捨てたもうか――。
あまりの仕打ちに、千尋がそう思いつめかけた時。
「どうした、二人とも。踊らないのか?」
救世主のごとく、声をかける人物が現れた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
詩帆ミチル
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月02日
参加申し込みの期限
2014年11月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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