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想いが籠ったお弁当
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九夜山の頂が近くに見える。足場の悪い山道に差し掛かり、白いトレッキングウェアに身を包んだ刀が後ろを振り返った。スケッチブックを抱えた海が足の踏み場に迷うような視線で立ち止まっていた。
「小山内、俺の手を掴むんだ」
伸ばされた右手を海は恥ずかしそうにしながらも握った。刀は相手の歩調に合わせて、ゆっくりと引き上げた。
『ありがとう、かたなくん』
海はスケッチブックに書き込んだ文字を見せた。刀は柔和な笑みで返した。
後続の千歳が立ち止まる。オレンジ色の長袖シャツに茶色のハーフパンツを穿いていた。ワンピースの海と違って動き易そうな服装であった。
「これくらいはね」
軽く言ったものの、足は動かない。刀は少し前で待っている。動き出そうとしない千歳に少し首を傾げているようにも見えた。
微かに息を吐いて千歳は軽い足取りで乗り越えた。
「頂上はすぐそこだ。頑張ろう」
刀は先頭で歩き出した。海が懸命に付いていく。遠ざかる右手を千歳は少し悲しそうに見ながら歩いた。
頂上に着いた三人を大声が迎えた。祐が柵の際で、ヤッホー、と叫んでいた。何度も試しては耳に手を当てる。
「ヤッホーが返って来ないな!」
「TAS、お兄さんは耳が痛くなってきたぞ!」
渚砂はシートの上に座って弁当の用意をしていた。
千歳は祐の懸命な姿を目の当たりにして思いが口を衝いて出た。
「山彦は反射だから、空に向かって叫んでも効果が少ないような気がするんだけど」
『わたしも、そうおもう』
スケッチブックに書いた文字を見せて海が頷く。そうなのか、と刀の疑問を含んだ声に二人は少し引いて身を寄せ合った。
「二人とも、痛い子を見るような目はやめてくれないか」
「そんなこと、思ってないわよ」
千歳は海と目を交わして微笑む。仲の良さそうな二人の様子に刀は、いいか、と呟いて周囲に目を向けた。
「どこで弁当にしようか」
刀の声を受けて二人は周囲に関心を広げた。逸早く千歳が提案した。
「左右は他の人に確保されているから、私達は真ん中でいいと思うわ」
『ひびきちゃんとふゆかちゃんがいるね』
スケッチブックの海の文字を見た千歳は白いブラウスの人物を注視する。視線に気付いたのか。冬華はにこやかに笑って手を振ってきた。遠目にも揺れる胸が見える。
「相変わらず、大きいわよね」
『おっきいよね』
「刀君は偶然を呼び込む体質だから、お弁当を食べる場所は絶対に真ん中がいいわね」
『わたしも、そうおもう』
海と千歳は手を取り合って頷いた。話に入り込めない刀は黙々と昼食の用意を始めた。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ★(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月26日
参加申し込みの期限
2014年11月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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