this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
想いが籠ったお弁当
1
2
3
4
5
…
24
つぎへ >>
授業が終わった教室で
七夜 あおい
は机に着いて話に耳を傾ける。感心した様子で頷くと、すぐに開いたノートに要点を書き込んだ。
先生役に徹していた
綾辻 綾花
は周囲の目を気にして頬を赤らめた。
「……あの、あおいちゃん。私の料理は自己流なので、忠実に守る必要はないと思うのですが」
「私が試してみたいのよ。綾花先生、次は卵焼きを教えてね」
顔を上げたあおいは白い歯を見せて笑った。真っ直ぐな言葉に促され、綾花は座っていたイスを近づけて話を続ける。
「卵焼きは生地の卵だけでふんわりと仕上げるのは難しいです。そこで牛乳を加えます」
「どれくらいの量がいいのかな」
「卵の三分の一くらいの量でしょうか。味付けはみりんや砂糖、それに隠し味で麺つゆを少し入れます」
あおいは言葉を忘れてノートに集中した。暇を持て余した綾花は教室内に目を向ける。すると、窓に背を預けた姿の
八神 修
と視線が合った。
「ここまでは大丈夫ね。今度は作り方を教えてよ」
「あ、はい、そうですね」
あおいに急かされて綾花は目を戻した。
「四角いフライパン、名称は卵焼き器ですね。これに油を敷きます。容器で直接、油を注ぐことはしない方がいいでしょう」
「もったいないから?」
「それもありますが、卵焼きが油塗れでは美味しく食べられないと思います。ですから、キッチンペーパーを丸めた物に油を染み込ませて、卵を巻く度に底を拭くようにします。生地の焦げを防いで油も節約できますね」
「その方法は使えるね。ありがとう、綾花ちゃん」
あおいはノートに聞いた内容を急いで書き込んでいく。
「焼き方とかはいいのですか?」
「自分で練習して覚えるよ」
「あおいちゃんらしくて良いと思います。それと話は変わりますが、食べ物に好き嫌いはありますか」
「大家族でたくましく育った私に嫌いな物はないよ。珪先生なんかは手作りなら、なんでも喜んで食べてくれそうよね」
「喜んで貰えるように真心を込めて作ります」
綾花は席を立つと、嬉しそうな表情で教室を出ていった。
「私も帰って練習しないとね」
ノートを書き終えたあおいは大きく伸びをした。窓際に立っていた修に気付くと速足で向かう。
「修君は今週の日曜日に予定とかあるの?」
「俺は特に決めてないが」
あおいはにっこりと微笑んだ。
「修君もピクニック会に参加しようよ。寝子島駅に朝の九時半に集合だから。お弁当を忘れないでね」
「それはいいが、目的地はどこなんだ?」
「ピクニックが目的だから、会では決まってないらしいよ」
そうか、と口にした修は考えを巡らせる顔で言った。
「紅葉には早いが山はどうだろうか。季節的に山頂は過ごし易いと思う」
「候補にはなったけど、綾花ちゃんと相談して海に行くことに決まったのよ。ダメかな」
「いや、俺は構わないよ。夏の余韻が残る時期に海風に吹かれるのも悪くない」
「それじゃあ、日曜日に会おうね」
澄んだ青い瞳を受けて、そうだな、と修は照れ臭そうな表情で窓外に目を向ける。余韻に浸るような時間を空けた。
「俺も帰るか」
微かに笑みの残る顔で修が教室を出た。待つのだ~、と横手から声が掛かる。顔を向けると、赤いジャージ姿の
後木 真央
が廊下を全力で走ってきた。
「真央、どうかしたのか」
「どうかしたのだ。ピクニック会のお知らせなのだ」
真央は手に持っていたチラシを盛んに振る。
「日曜日のピクニックには俺も参加する予定だ」
「真央ちゃんも一緒に行くのだ。七夜嬢の行き先も確認済みなのだ~」
「寝子ヶ浜海岸だろう」
「ふぉぉ~、修ちゃんは頭が良過ぎてエスパーに進化したのだ!」
真央は後退り、手で頭や胸を隠そうとした。ないない、と修は苦笑して手を振った。
「心は読めないが、想像することは可能だ。あおいにピクニックを誘われた時に目的地が海と聞いていたからな」
「そうなのだ? 危なかったのだ。真央ちゃんの秘密がドバドバに漏れるかと思ったのだ」
「そんなに秘密があるのか?」
「真央ちゃんは謎多き女なのだ」
真央は腰に両手を当てて不敵に笑う。頭頂の飛び出た毛が猫の尻尾のように気ままに揺れている。
「全く想像できない俺はエスパーに向いてないな」
修は朗らかに笑って言った。
1
2
3
4
5
…
24
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
想いが籠ったお弁当
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ★(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月26日
参加申し込みの期限
2014年11月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!