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寝子島高校
月とうさぎとメイドと喫茶と。
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店長、橘はまるで今日の天気を心配するかのように窓から空を見上げている。
桧垣 万里
はつぶやく。
「大丈夫ですよ、今日は晴れ! って天気予報も言っていました」
橘は黒いしっぽを揺らしながら、にゃーと鳴いた。店長橘は黒猫である。
しかし今、橘の頭には猫耳ではなく、うさぎの耳が揺れている。
うさぎ耳のついた猫用頭巾をかぶっているのである。
万里は彼の様をまじまじと眺め、一つ頷く。
「さすが橘さん。よくお似合いですよ」
そう言いながら、心のどこかで、
(……ちょっと不思議な生き物っぽいけど)
とも思うのだった。
それから彼女は背後を振り返る。
勢揃いしたメイド、執事たち。
しかし今日は彼ら彼女らは、いつもと違う出で立ちをしている。
それぞれが思い思いのうさぎをモチーフにした格好をしているのだ。
彼らを見回し、万里は一つ頷く。
「皆さん、とても素敵です!」
そう言う彼女も、うさぎの格好をしている。
メイド服そのものはいつものイングリッシュスタイル。
しかし、頭にはうさ耳、おしりにはしっぽをつけている。
「良く似あってるじゃん、万里サン」
と、
獅子島 市子
が言う。
彼女の頭にも白いうさ耳があり、しっぽもつけている。
万里は照れたように微笑みながら、
「なんだか不思議な感じですけど……たまにはこういうのもいいですね」
そうだな、と市子は呟き、それからメイドと執事たちの方を振り向く。
「さあ、今日はイベント! 短期バイトの人もいるけど、みんなで力を合わせて成功させような」
万里も頷き、
「新人さんや勝手のわからない人たちは、こちらの市子さんと……」
彼女はあたりを見回す。
「あら? 真央さんは?」
常闇 月
が手を上げながら、
「後木さんならさっきから厨房にこもりっぱなしです」
月の格好は黒い執事服に白いうさ耳カチューシャ、ズボンにはしっぽが縫い付けてある。手には白手袋。ネームプレートには【ゆえ】とある。
万里が厨房に目をやると、そこでは目を輝かせながら、メニューの飾り付けに勤しんでいる
後木 真央
の姿が。
「えー、まあ彼女は今取り込み中のようですけど、質問したらなんでも親切に教えてくれると思いますので、遠慮せずどんどん聞いてみてくださいね」
はーい、とメイド、執事一同。
「さあ、勤務開始だな」
酒浸 朱蘭
が呟く。
彼女の頭にはふにゃふにゃな茶色のうさぎ耳。
頬が紅潮しており、どうやら酔っ払っているらしかった。
隣にいた
花風 冴来
は肩をすくめ、
「また酔ってるのね」
まあ、大丈夫だろうけど、と小さく呟く。
彼女の頭には黄色のふわふわした垂れ耳。
冴来はそれを手でふわふわと弄びながら、
(うさぎの耳は一度つけてみたかったけど、いざつけてみるとちょっと恥ずかしい……。似合ってるかな……?)
とそわそわ。
それからあたりを見回し、
(一緒に働く人達、みんなうさ耳が似合っていて可愛い。ふふ、可愛いうさぎさんがいーっぱい……)
その彼女の前を黒い影がさっと横切る。
「あっ、橘さん!」
と万里の声。
それに
橘 勇
が振り向く。
「はい? ……ってああ、俺じゃなくて店長さんの方ですよね」
と、バツが悪そうに苦笑する。
一同に笑いが起きる。
「そうかそうか、そういえば両方橘だな」
と、市子。
「ええ、恐れ多いことに」
橘は頬をかく。
彼の頭には少し控えめな大きさのうさぎ耳。しっぽもちゃんとつけている。
「で、店長さんは……」
と、勇がつぶやいた矢先、真央が黒猫の方の橘を抱えてやってくる。
「橘さん、仕事の邪魔しちゃダメなのだ! 店長だからって好き勝手するななのだ!」
「あらあら」
と万里が笑っている。
つられるように、
塔ヶ崎 璃亜
も笑う。
彼女はうさ耳カチューシャとしっぽを縫いつけたスカートを着用している。
「よかった、みんないい人そう……」
と小さく呟く。
「そうさ、特にあたしはいい人だろ?」
市子が璃亜の肩を叩く。璃亜はびくっと跳ねて、
「聞こえたんですか?」
「目は悪いが耳はいいんだ。ほら、橘――ああ店長じゃなくて、お前お前」
呼ばれた勇が振り向く。
「新人同士仲良くやんな。ほら、常闇、酒浸、花風、金剛も」
市子はそう言いながら、四人の方へ歩いて行く。
残された勇と璃亜は顔を見合わせ。
「元不良って聞いてたけど、なんだか面倒見いい人だね」
と、勇。
「そうですね……良かった」
璃亜は心底ほっとしたような表情。
「璃亜さんは、こういうバイトは初めて?」
「ええ、でもいろいろバイトはしてきたので、大丈夫です。がんばります」
勇は苦笑しながら、
「俺も新人だからそんなにかしこまらなくていいよ。俺もこういうのは初めてなんだ。喫茶店ではバイトしたことはあるけど……」
「そうですね、メイド喫茶ってなるとやっぱり普通の喫茶店とは違うことがいろいろあるんでしょうね……」
「そうだね、立ち居振る舞いとか喋り方とか……」
「がんばります」
「ところで璃亜さんはどうしてこのアルバイトを?」
「あ、私、一人暮らしなので生活費と学費を稼がないといけなくて、だからたくさん色々なバイトをしているんです」
「そうなんだ、大変だね、尊敬するよ」
「つまり、金欲しさというわけですね」
と、突然月が割り込んでくる。
「うわ、びっくりした」
と、勇。
「音もなく……忍者ですか?」
と、璃亜。
「ま、そんなもんです」
と、月。
「すごい! 執事で忍者なんですね……!」
と、本気で感心したように、
金剛 優芽
が言う。
「負けないように私も頑張ります!」
優芽の意気込みに、一同は笑う。
「さあさ、開店! 開店なのだ!」
真央が叫ぶ。
万里が厨房を覗きこむ。そして微笑む。
「あら、これはすごいわね」
その言葉につられて、みんなが厨房を覗きこむ。
クッキー、ケーキ、などなど。粉砂糖やチョコレートを駆使して完璧にうさぎで飾り付けられたメニューの数々。アイスクリームはアーモンドスライスやスプレーチョコでうさぎの顔が書かれている。
みんな、賞賛の目を真央に向ける。
「と、当然なのだ!」
真央は少し照れながら、胸を張る。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
豪遊亭平朝
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月19日
参加申し込みの期限
2014年10月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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