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【ペンギン!】
「うわぁ、ペンギン寝てるよ、かわいいねぇ!」
「ペンギンって、あのずんぐりむっくりした体つきが最高にかわいいよね!」
夢宮 瑠奈
と
千鳥 雅人
が、ガラスに額をくっつけて、ペンギンを見つめていた。
直立したまま頭を垂れて眠る姿は、夜間ならではのお楽しみだ。
「かわいい! かわいい! あーっ、かっわいいなぁ!」
興奮のあまり、雅人の額が、ガラスにがつんとぶつかった。
「しーっ。ペンギン寝てるんだから、もう少し静かにしよう。かわいそうだよ」
ペンギンや、他の来場客にも気遣って、
吉野 夕弥
がたしなめる。
「うー……、ごめんなさい」
ぶんぶんと振り回していた髪もしょんぼりとうなだれて、雅人が小声で謝った。
「あの丸っこいお腹、かっわいいなぁー」
「寝姿はよけいに丸々としていてかわいらしいよね」
今度はぐっと声をひそめて、ペンギンを見つめる。
「ペンギンは、人間と同じくらいの睡眠時間をとるって言われてるんだ」
生物部の
逆巻 天野
が、解説をしてくれる。
「体温を奪われないように、氷との接地面積を減らそうとして、立ったまま眠るんだよね」
同じく生物部の
屋敷野 梢
が、こっそり言葉をつけたした。
「寒いところにしか住んでいないと思われがちなんですけど、意外とそうでもないんですよねー。そういうところでは、腹ばいになって眠ったりもするそうですよー」
「なるほど。……起きているペンギンもいるな。気持ちよさそうに泳いでる。ほら、そこ」
御剣 刀
が水中をすいすい進むペンギンを指さした。
「泳いでいる姿のほうが楽しそうだな。空は飛べなくても、まるで飛ぶように泳いでる」
「海の中で過ごす時間が多いからね、ペンギンは」
「そうなのか」
「うん、海鳥だから。あの翼も、海中を進むことに特化した作りになっているんだ」
天野がペンギンの生態についてあれこれと語り、皆は耳を傾けた。
「あれ、何か足音がしない?」
人間らしからぬ足音に雅人があたりを見回す。
「わぁ、ペンギン!」
後ろの通路を、一羽のペンギンが歩いていた。皆、口々に驚きの声をあげる。
「なぜこんなところに……。そういえば、いくつか妙な噂も流れていたな」
「あれれ? なんだかちょっと……、寝てるみたいだよねぇ?」
「寝ぼけて出て来ちゃったのかな? もしそうなら、俺と同じだねぇ!」
ペンギンの足取りはよたよたしていて、眠そうだ。
親近感を抱いた雅人が嬉しそうに駆け寄った。
「おいでおいでー」
しゃがんで喉のあたりを撫でても、ペンギンは歩みを止めない。
抵抗しないのをいいことに、雅人は翼や背中をなで回した。
「かーわいーっ!」
少し離れたところで、そわそわしながら立ち尽くす夕弥に気づいて、雅人は手招きをした。
「吉野くんもおいでよ、一緒になでなでしよう?」
「いいのかな、そもそもどこから現れたんだろう……」
いろいろと気になる点はあるものの、触り心地が気になっていた夕弥は、そっと手を伸ばして頭をなでてみた。
「……湿っぽい」
そして生臭い。手のひらをまじまじと見つめる。
「いいなぁ、あたしも……、あっ」
瑠奈も近寄り手を伸ばしたが、その手が触れるより先に、ペンギンはふっと姿を消してしまった。
「えっ」
「消えた。見た? ……どこに行っちゃったんだろう」
ざわざわする一同の背後で、声がした。
「……ほんとに歩いてるや、自由だなぁ」
見ると、一人でここを訪れていた
七草 八兵衛
の足元を、ペンギンが通過していくところだった。
八兵衛の手が、すれ違うペンギンの背中をなでる。
「おお、ぬらぬらしてるんだなぁ」
声にはあまり感情の起伏が感じられないものの、眼差しはいくぶん満足げだ。
「七草くん」
同じ桜花寮の面々に声をかけられ、八兵衛はそっけなく、「おう」と手を上げた。
「このペンギン……、あれ?」
何かを言いかけた八兵衛が視線を足元に向けたとき、ペンギンは再びふっと行方をくらませた。
「消えた」
「消えたね……。そうだ、触ったところ、匂うよね。よかったらこれ使って」
鞄からウェットティッシュを取り出した夕弥が、雅人と八兵衛に一枚ずつ手渡した。
雅人がくんくん鼻を鳴らして、両手に顔を近づけた。
「みんなも嗅ぐ? うっはー、けっこう強烈だよー!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月13日
参加申し込みの期限
2013年02月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年02月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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