this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ナイトアクアリウムに行こう
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
11
つぎへ >>
【ぼっちだって怖くない! デートスポットへようこそ】
床から天井まで続く一面の水槽に、色鮮やかな小魚の群れが水を縫って泳ぐ。
デートスポットとしても有名なここは、天井に星空を模した光がまたたいていて、非常にロマンチックな雰囲気だ。
「桃花さん、こちらへどうぞ~」
人混みを避けて、腰を抱き寄せる。
加瀬 礼二
のさりげない仕草に、
一片 桃花
は警戒心を抱く間もない。
(あかん、うち、意識してもうて……)
ぐっと縮まった距離に、どきどきする鼓動が伝わってしまうのではないかと恥ずかしくなる。
「さすがにここは混雑してますねぇ。ああほら、星空も綺麗ですよ。本物ではありませんけど、これだけロマンチックなら偽物でも、――この場にはふさわしいかもしれませんねぇ」
つられて上を見上げた桃花は、間近に礼二の顔があることに気がついて、ぱっと視線を水槽に転じた。
「そ、そうやね、きれいどす……」
ずいぶんと緊張していた桃花だが、礼二との会話のおかげで、徐々にこの場を楽しむゆとりができてきた。
「館内、広くていいですねぇ。ここにいる間は、桃花さんを独り占めにさせてくださいね~」
紳士的な仕草で礼二は桃花をうながして、二人は通路の奥へと消えていった。
「混んできたな。彩華、ほら」
風雲児 轟
は、
彩華 紫乃愛
の手を取った。
「うん……」
紫乃愛はいくぶん恥ずかしそうに、力強いその手を握り返した。
「あ、見て、風雲児君。熱帯魚がとても綺麗」
「おー、こりゃたしかに綺麗だなぁ」
轟は周囲を見回した。男女のペアで来ている人間がやたらと多い。
(魚、綺麗だもんな、やっぱ人気のスポットかなんかなんだろうな)
「夜の水族館て、不思議な雰囲気だよな」
「そうね、青い光がとても綺麗で、このまま溶けてしまいそう」
「え、溶けんの!? それはダメだぞ、俺を残して消えるなよ?」
冗談なのか本気なのか判別のつかない突っ込みに、紫乃愛は微笑んだ。
「ええ、そうね。私も、風雲児君と一緒にいたい」
「日菜さん、熱帯魚です。色鮮やかですよー」
「きれいだね、璃人くん。黄色とか青とか、かわいいけどちょっぴり不思議」
こちらもしっかり手をつないだままの、
葛城 璃人
と
高尾 日菜
は、並んで水槽をじっくりと眺めていた。
「かわいらしいお魚、日菜さんと見られてよかったなーって思います」
「私も、璃人くんと一緒でよかった……」
つないだ手に力を込めると、璃人も握り返してくれる。
「おかしいね。魚が綺麗で、璃人くんがいて。なんだかとっても、特別な感じがするの」
「ん、そうです……ね」
日菜が璃人を見つめると、はにかむような笑顔の彼と目が合った。
瞳に映る揺らめく光がきれいだった。
(ああ、そっか。私……)
日菜は思った。
(いつか、璃人くんの隣を歩けるぐらい、素敵な女の子になりたい……な)
日菜と璃人、二人の中で、何かが形を作り始めたようだった。
(やっぱり、この格好で正解だったのかもしれないわ)
紅 一葉
はこの日、普段よりも露出をおさえた、清楚な格好でデートにのぞんでいた。
自分の気持ちを前向きに受け止めてくれた
橘 敦志
に好意を持ってもらいたくて、相手の好みにあう服装を、一葉なりに考えてみたのだ。
白いチュニックにデニム。細い茶のベルト。髪型は普段と同じポニーテールだが、前髪をピンで止めて、清潔感も満点だ。
(かわいいって……、思っていてくれたら、私……)
片想いだと知っている。けれど、敦志の優しさに触れるたびに、気持ちはつのる一方だ。
(こんなことで悩むなんて、私らしくないけど、でも)
今日もさんざん服装で悩み、待ち合わせ時間より一時間も早くに着いた。
少し足がくたびれたけれど、敦志の顔を見たら、そんなのどうでもよくなった。
「先輩、この先は熱帯魚のコーナーですって」
通路の先に、一面の青が見えた。
「すげぇ、星みたいだな……」
天井は高く、星々がまたたいていて、敦志はぐっと首を伸ばした。
「素敵。……とっても綺麗だわ」
「期間限定とか勿体無いな。ずっとやればいいと思わないか?」
また一緒に見に来てくれるなら、ずっとずーっと開催していればいいと思う。
「そうね、先輩。本当にそう思うわ」
「だよな」
水槽で泳ぐ小ぶりの魚も、色や形が様々で、いつまでも眺めていたくなる。
「……先輩」
一葉はそっと敦志の手を握った。少し骨張った感触に胸がときめく。
(こんなふうに甘えて、私、いつも先輩の前だと私らしくしていられないみたい)
おだやかな笑顔を向けてくれるのが嬉しくて、名前を呼んでくれるのが嬉しくて、一葉はぴたりと敦志に寄り添った。
(ああ、綺麗だなぁ……)
水槽の前でうっとりと見とれているのは、変装中の
市橋 誉
。
紙のピアノを弾き終えた彼は、こっそり一人で水族館を満喫していた。
音楽が流れるように、水の中を魚は泳ぐ。
いつまでもその流れに身をひたしていたいと願う。
「なんてすばらしいんだろう」
言葉が口からこぼれでた。
「ええ、まいっちゃうわ。たしかに見応えあるわよね」
まさか返事が返ってくるとは思わずにいた誉は、驚いて肩を揺らした。
「え? うわ」
そこにいたのは、
桃川 圭花
だ。
バックヤードをうろついていたところ、危うくスタッフに見つかりそうになって、逃げるように正規のルートに戻ってきたのだ。
ずっと双葉が一緒だったのだが、ここがデートスポットだと知ると、姉に出くわしたら困るからと言って、慌てて姿をくらませてしまった。
「ええと」
「何よ」
圭花がふてくされた顔を見せる。
「一人で見ていたらいけないとでも言うの」
誉は思わず眼鏡のフレームを押さえ、変装にぬかりがないことを確認した。
(大丈夫だ、ここにいるのはいつもの俺じゃない。ムードに酔って、うっとりなんかもしていない!)
「いや。……いいんじゃないか、一人でも。俺もそうだし、一人のほうが楽しめることもあるだろ」
「そうでしょ、もちろんよ。誰かに行動を押しつけられるなんてまっぴら。あなたもそうでしょう、ピアノ弾きさん」
「う、え……っ!?」
驚きに固まる誉を置き去りにして、圭花はマイペースに順路を進んでいった。
【お魚がたくさん! おいしそう!】
「ブイブイ、楽しい! いろんなカー、たくさんいるよ!」
数ある水槽を順に覗いては、身振りもまじえて喜びの声をあげているのは、
シダ 美穂戸
だった。
「夜のカー、お魚、ぐーすか寝てる。ぐーすかぴー。かわいい、かわいい」
たまに目を光らせては、よだれをぬぐっているのはご愛敬だ。
「ンゴーン……おいしそう」
そんなシダを見かけて、声をかけてきたのは、同じクラスの
青物 といき
だ。
「何見てるの、楽しそうだね」
「シンチャオ! カイ、いる。オウムガイ。かわいいよー!」
どれどれと、といきと一緒にいた
上泉 睡蓮
、
神薙 焔
、
西野町 かなえ
の三人も、シダの近くに寄ってくる。
「いろんな魚がおるんやなあ」
「こっちタコ、いる。タコ、トクベツかわいくはないって、シダ思うよ」
「まあ、そうね、タコはね」
「かわいいっていうより、おいしいですよね! うねうねしてますー」
「タコいうたら、たこ焼きやな。ふわふわのを出汁につけても、熱々なのにソースをかけても、どっちもええなあ」
シダが口をもごもごさせる。
「シダ、食べたい。ソースじゅるり、とろーり、おいしそう……」
「えー。動いてるタコは食欲に直結しないけどなー。なんかエグいもーん」
といきがそう言うのももっともだ。しかしやはり、たこ焼きはおいしい。
最初にタコを食べた人は勇気があったよねと、彼女たちは口々に褒め称えた。
通路の端で壁にもたれて、一心にペンをはしらせる
旅鴉 月詠
に気づいて寄ってきたのは、圭花と離れて一人でさすらう
紅 双葉
だ。
「絵を描いているの?」
「そう。綺麗だから。あと、面白い」
「見せてもらってもいい?」
「もちろん、かまわないよ」
手渡されたスケッチブックをめくって、双葉は感嘆の声を上げた。
「わあ、すごい。魚がたくさん。かわいいなぁ!」
そんな双葉の手が止まる。
(あれ? この、ペンギンを抱えている人の後ろ……、って、お姉ちゃん!?)
月詠の絵は、描かれた通行人が姉ではないかと目星がつけられるほどに上手かった。
まるで姉のデートを盗み見てしまったような気恥ずかしさにとらわれて、双葉はスケッチブックを月詠に返した。
「あんまり上手でびっくりしちゃった。まだまだ描くの?」
「ここは雰囲気がいいからね。もうしばらく続けるつもりだ」
「そっかぁ、なんだか羨ましいな。そんなに素敵な絵が描けるんだもの」
それじゃあね、と手を振る双葉を見送って、月詠は再び絵を描き始めた。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
11
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ナイトアクアリウムに行こう
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月13日
参加申し込みの期限
2013年02月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年02月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!