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『ノラネコ会』に、みんなあつまれ~っ!
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【みんないっしょに!】
「よし、ここからはにーちゃんも一緒にやるぞー!」
しばらく遊んだ後。子供たち相手には絶好調、
霧谷 朧
お兄さんも参戦し、再度の仕切り直しです。
みんなでジャンケンポイ! とやると、鬼はエリーゼに決まりました。彼女は、ここまで共同戦線を張ってきた
霧生 穂月
をびしりと指差すと、
「鬼となったからには、私は缶の守護神と化しますわ。絶対に負けません……特に、アホ毛チビ! あなたの想い人よりも優れていることを、見せ付けてやりますの!」
「な、エリー、何を言って……」
「この缶を、そう。親の形見だと思って……大事なこの子を蹴り飛ばすような輩には、容赦しませんわよ!!」
「やりづらい!?」
妙な気合の入り具合ですが、おかげで場はこれでもかとヒートアップ!
缶を蹴るのは、まだまだ元気の有り余っている、
嬉野 命
です。
「それじゃ、いっくよー!」
思い切り助走をつけて、かんっ! っと、飛んでいく缶をエリーゼが追っている間に、みんなは思い思いの方向へと散っていきます。
命が公園を駆け抜けていく様は、まるでしなやかな猫のよう。土を蹴り、ベンチを飛び越え、そのままするする、するり! 再び樹の上へ。
ちなみに彼女も、スカートを履いてはおりましたものの。
空歌・アヴェルス
のように思い切りよく足を振り上げても、見えるのはニーソックスの裾、そして活動的なスパッツです。
いつも、おっとりとした双子の弟をぐいぐいと引っ張っていく、活動的な姉。時には男の子に混ざってそこら中を駆け回ることもある、元気の塊のような女の子。
「ミコは、走り回るの大好きだもん!」
と言うとおり、風のごとく走り出せば、同年代の男の子にだって負けはしないのです。
命は樹の上から、きょろきょろ。公園の真ん中に置かれた缶のすぐ側には、鬼であるエリーゼの姿。
「エリーゼちゃんは、あそこで……空歌ちゃんと風太君、姫ちゃんがあっちでー」
公園内に据えられたオブジェの陰に、空歌、
二宮 風太
、
夢月 姫
が隠れて、こっそりとこちらへ手を振っています。
その近くの滑り台の後ろには、
「あっちには、穂月君と裕司君、葉月君がいてー」
穂月と
宮越 裕司
、
鬼崎 葉月
は、何やら真剣な表情を浮かべつつ、小声で相談をしている様子。きっと、作戦を練っているのでしょう。
「翼ちゃんと、朧君は?」
命が登った樹とは別の一本の陰には、朧と
夕鈴 翼
が、何だかもぞもぞ。
「ほら、お兄さん、もっとくっつかないと。見つかっちゃいますよ~?」
狭い樹の幹に隠れるため、というのをタテマエに。翼は朧の背中に後ろから抱きつくと、むにゅん!
「うおっ、柔らか……じゃなくて。こらこら、年上のにーちゃんをからかっちゃいけないぞー?」
「はーい、ごめんなさい。ふふっ♪」
小悪魔翼ちゃんの魅惑の悪戯を、朧がお兄さん的余裕を見せつけ……たかどうかはさておき、さらりとかわす様子は、けれど命には、何をやっているのかは良く分からなかったりしました。
「仲いいなぁー。あっ、エリーゼちゃんが!」
はっと気付くと、二人のすぐ側には、鬼の姿。エリーゼもすぐに気がついたようで、朧と翼は大ピンチ!
「! 翼さん、朧様、見つけましたわ!」
「おっと、見つかった! でも、にーちゃんだって結構やるんだぞー?」
「ボクだって、負けませんよー!」
だだだっ、身を翻して駆け戻るエリーゼと、それを追う二人!
お兄さんだけあり、朧はぐんと加速して、エリーゼの真後ろに付けますが。子供の感情や感覚には鋭敏で、一緒に遊ぶのにも慣れている彼は、そうとは悟られない範囲で、ギリギリの勝負を演出しているようです。
その後ろを追う翼も、全力で走ってはいるものの……何せほら、揺れに揺れてしまうものですから。残念ながら今一歩、前を行く二人には及びません。
やがて、
「おぉっ、やるじゃん! 一本とられたんよー」
「うーん、やっぱり邪魔ですねぇコレ……」
ぱこ、とエリーゼが缶を踏み、まずは朧と翼を、見事に討ち取って見せました。
「ふふふ、それほどでもありませんわよ! ……それにしても、揺れてましたわね」
所定の場所へと移動していく二人を、物陰から覗き見る子供たち。
「朧くんも捕まっちゃうなんて、エリーゼちゃん手ごわいですねっ!」
「どうしよっかー?」
「それじゃー、次は私たちで、いっせーに行きましょう!」
エリーゼが再び缶から離れたところで、うなずきあって飛び出しましたのは、空歌、風太、姫。三人のチャレンジ!
彼らは思い切り全力で、一生懸命に走ります……が。
これも、
「やらせはしませんわっ! 風太さん、空歌さん、姫さんみーっけ! ですのっ!」
ぱこん! エリーゼは、瞬く間に三人も捕まえてしまいました。まさに缶の守護神、その身体能力の高さは、やすやすと蹴らせてはくれないようです。
「うー、やられちゃったねー」
「あははー、そうですね。でも、勝っても負けても。こうやってみんなで遊べるだけで、私は楽しいですよっ♪」
悔しそうな風太に、空歌は言います。彼女にとっては、勝敗は二の次。こうしてお友達が増えていくことこそが、何より嬉しいことなのです。
そしてそれは他のみんなだって、姫だって同じこと。
「うんうん、空歌ちゃんの言うとおり。風太くん、今日は誘ってくれてありがとうございます、とっても楽しいですよー!」
「……うんっ!」
捕まった三人は和やかなまま、朧や翼とも合流。ちょっと小休止も兼ねつつ、おしゃべりに花を咲かせます。
「……僕たち以外は……つかまっちゃったみたいだね……」
滑り台の陰からちらり、顔を覗かせた裕司の視線の先には、でーんと立ちはだかる守護神。仁王立ちする彼女を、どうにか出し抜いて缶を蹴り飛ばし、みんなを解放しなければなりません。
一緒に隠れている穂月、葉月も顔を見合わせて、
「エリーのやつ、手ごわいじゃないか……」
「足速いよなー。さーて、どうする?」
穂月には特に、先ほどまでタッグを組んでいただけあり、エリーゼの能力は良く分かっているのです。
もはや、正攻法は通用せず……!
「よし。ボクにひとつ、作戦がある」
しばしの後、そう言った穂月の指し示す先を見てみれば……そこは、中央の缶にほど近い、樹の上。
するするするりと、樹から樹へと移動しながら距離を詰めている命が、こちらへ大きく手を振っておりました。
「ボクらが囮になって、命を援護しよう。ボクと裕司が、まず正面から……裕司も足速いから、いけるよな?」
「……! う、うん。大丈夫……」
こくりとうなずく裕司は、ここへ訪れる前よりもいくらか、表情に自信をにじませているようにも見えました。
「で、葉月はエリーの後ろから、こう……ごにょごにょごにょ」
「ふむふむ。なるほど、そういう作戦か!」
力強く胸を叩いた葉月。ヒミツの作戦は、彼にかかっていると言っても過言では無いのです。
続いて穂月は、命へ向け、ハンドサイン……よりはいくらか分かりやすい身振り手振りで、何とか意図を伝えました。
命が両手で、まるっ! を作れば、準備万端。
まずは葉月がそっとその場を抜け出し、エリーゼと缶を挟むような位置へ、軽快な足取りで移動していきます。
その様子を、上から眺めている命。
(えーっと。お兄ちゃんたちが、お姉ちゃんの気を引いてるうちに、ミコが缶をければ良いんだよね。よーし、がんばるぞー!)
穂月の意図は、きちんと伝わっていたようです。命はそのまま、今にも走り出してしまいそうな足を押さえて、じっとその時を待ちます。
やがて、葉月が位置についたところで……作戦開始!
「よし、行こう。おーい、エリー、こっちだ!」
「ッ、裕司さんと……アホ毛チビ!? くっ、あの子はやらせませんわよ……!」
裕司と穂月が、滑り台の左右から分かれて飛び出し、一目散に缶へ! 二人とも、足の速さもかなりのものです。
ただし彼らは、陽動。エリーゼが缶の方向を振り返ると……正面からどどどっと駆けてくるのは、葉月!
「正直、同年代とか年下には興味ないんだけどな。これも勝利のため……いくぞ、秘技! パンツめくりだー!」
「!? なっ、なっ、なんですのー!?」
わきわきわき、葉月の両手の謎の動きに、エリーゼはびくりとして、思わず足を止めかけました。
そう、その一瞬の隙こそが、勝機!
「もういいよね? ミコも、いっくよー!」
大本命の命はなんと、木の枝から華麗なジャンプ! 一見危なくも、普段から登ったり降りたりしている彼女、高いところもお手のもの。難なく着地すると、彼女の目に入るものはもう、ピンク色の缶しかありません。
距離的にはエリーゼにいくらか分がありつつ、しかし正面からやってくる葉月、手がわきわき! けれど左右からも穂月と裕司が迫ってきて……。
一瞬の迷い。けれど勝負とあらば、
「……負けられませんわー!」
「ミコだって、負けないもんっ!」
たった一つの缶を目指して、今、脇目も振らずに駆ける子供たち!
そして……!
「ミコのーっ、勝ちーっ!!」
っかーーーん!!
「どわーーー!?」
「あ」
どざざーっ、と付け足された何か余計な音は、交差の瞬間、エリーゼの足に引っかかってつんのめった葉月が、盛大に地面を転がったもの。残念ながら、パンツはめくれなかったようです。
ともかく……命が蹴り飛ばした缶は見事、あさっての方向へ!
捕まっていたみんなは解放されて、再びそれぞれ、あちこちへと散っていき……あれ? そうとは、なぜかならず。
「おーっ、すごいです命ちゃんっ!」
「えへへー」
「……穂月君の作戦も、良かったよ……?」
「やるじゃんみんな、にーちゃん驚いちゃったんよー」
と、逃げもせずその場にとどまり、口々にお互いの健闘を称えあったりしておりました。
思い切り走って、逃げて、追いかけて。みんなで遊んで、大勢で何かに取り組んで。その達成感が、子供たちにそうさせたのかも知れません。
「……ま、まぁ、なかなか悪くない作戦でしたわね? 私も、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ! 油断してしまったところがありましたけど……」
素直になれないお年頃、エリーゼは照れくさそうにそんな風に言うと、こけてしまった葉月に手を差し出しました。
幸い、大したケガも無かったようで何より。ぐっとその手を掴んで、身を起こす葉月でしたが……そこは彼のこと。
「お前の鬼っぷりも、なかなかだったよ……でも俺のワザは、まだまだこんなもんじゃないぜ! 改めて見せてやろう、秘技! パンツめく」
どたーん! エリーゼがぱっと手を離すと、葉月は再び派手に地面を転がり、みんなの笑いを誘ったのでした。
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ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
スポーツ
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月14日
参加申し込みの期限
2014年10月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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