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『ノラネコ会』に、みんなあつまれ~っ!
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【またね!】
浅井 幸太
先生やお手伝いのお兄さん、お姉さんが用意してきたお弁当に加えて、各自が持ち寄ったメニューを並べて広げましたら、公園で食べるには、やけに豪勢な昼食タイムです。思い切り遊んで、遊び疲れて、おなかも減ってきた頃合の子供たちに、これはもうたまりません。
用意してきたレジャーシートの上にみんなが座ると、
神野 マキナ
が、お茶を注いだ紙のカップを掲げて、
「はは、何だか、ちょっとした遠足みたいだね。それじゃ……いただきます!」
いただきまーす! 声を揃えて元気に言うと、子供たちはさっそく、勢い良く食べ始めます。
「みーんなでたべたいな♪ おいしいおにぎり、ぱっくんと♪」
思わず歌ってしまうほど、賑やかなお昼ごはん。
柚瀬 玲音
が頬張るおにぎりは、彼女のお母さんが持たせてくれたものです。一人で食べるにはちょっと多すぎる量で、みんなにもお裾分けしてあげたら、これがなかなかの好評!
「おーーーいしーーーいっ! 玲音さんのおにぎり、とっても美味しいですねっ!」
美味しい物には目が無い
空歌・アヴェルス
は、目をきらきらと輝かせ、
「こっちは鮭で、こっちはたらこ。おかかに、こんぶに、ツナマヨも……いろいろあって、楽しいね!」
「うわぁ、本当! 思わず、写真に撮っておきたくなっちゃう」
具も色々なおにぎりを笑顔で頬張る、
嬉野 命
の素直な感想も。カメラを構え、ついついぱちりとお気に入りの写真を増やしてしまう、
椎名 あさひ
の言葉も。
「ほんと? よかった! おかーさんがつくってくれたんだ~♪」
玲音には、自分のことのように嬉しくなってしまうのです。
食べながら、
夢月 姫
はちょっぴり顔を赤らめて、
「あ、あの。遊んでるときは、気にしてなかったんですけど。その……見えて、ました? 私の……」
意外に照れ屋な姫がもじもじと言うと、つられたように頬を赤くしたのは、
宮越 裕司
と
二宮 風太
です。
「……え、えっと、その……見えて……ご、ごめん……!」
「はあわわわわ……」
見てない、と言ってしまっても良いところを、裕司は律儀に、姫へぺこり。思い出してしまったのか、お弁当にも入っている定番のタコウィンナーのように真っ赤になってしまった風太にも、姫はあわててぶんぶんと両手を振って、
「わ、忘れて! 忘れてくださいっ!」
三人揃って、真っ赤っか!
でもなんだか、次第にそれが可笑しくなってきて。顔を見合わせたら、思わずくすくす、笑みが浮かんでしまうのです。
ついでに、姫の飼い猫二匹、傍らでおこぼれをいただいていたしろとくろも、つられたのでしょうか? にゃあと一声、声を揃えて楽しげに鳴きました。
レジャーシートの上には、お菓子の類もいっぱい並んでいて、まるで何か特別な日のお祝い事のようにゴージャスです。
『たくさん、たべてくださいね?』
にっこり! 子供たちにはすっかり懐かれている、
浅山 小淋
が用意してきたレモンの蜂蜜漬けや、リンゴなども子供たちには大好評。特にリンゴは、小淋の実家から届いたもので、食べやすい大きさに切り分けておいた気配りもあり、みんなに喜ばれています。
一口リンゴをぱくり、
隣乃 着子
は嬉しそうに、
「どっちの遊びも、楽しかったのです! お友達も増えましたしっ」
「うんっ、もうみんな友達なんだぜー!」
「きゃー♪」
隣の
野坂 庵
が、着子にむぎゅっ。庵はことあるごとに誰かに抱きついたりしておりまして、けれど、それが嫌がられるなんてこともなく。みんなきゃっきゃと、実に仲が良さそうです。
人懐こい二人も、ちょっぴり引っ込み思案な子も。程度の差はあれ、みんなそれぞれ、なかなかに交流が深まった様子。おにぎりをぱくつく幸太先生も、にこにこと満足そうにそれを眺めています。
「……か、辛ーっ!?」
「ど、どうしたエリー!?」
聞こえてきた叫び声に、見れば、
エリーゼ・ハルトマン
が口を押さえて、もごもご。
霧生 穂月
の心配? をよそに、何やら悶絶しています。
エリーゼが口に入れたのは、
八葉 あいら
が持ち寄った、親御さんお手製というパイです。
「ど、どうしたんだ……!? 辛かったのか? お、おかしいな……?」
首をひねって、あいらは自分もさくり、パイを一口。……イチゴジャム味! 優しい甘さが口に広がる、実に美味しいパイなのですが。
「……さては。あのバカ姉が、仕込んだな……!」
思い当たるのは、悪ノリしがちなあいらの姉のこと。どうやら彼女が、ちょっとばかり気を利かせてくれた結果のようです。
「悪い、エリーゼ。こんなことしたバカは、後で成敗しておくから。ごめんな、許してくれな?」
こくこくこく。様々な激辛テイストが渾然一体となったその威力に、エリーゼは口も開けない有様。申し訳無さそうなあいらには、気にするなとばかりにこくこくとうなずきながら、隣の穂月へ、しゅばばっすばっ! 必死の身振り手振りで、何かを伝えようとしているようです。
「な、何だ、どうした!? 穂月、エリーゼは何て言ってるんだ!?」
「ああ、これは多分……小淋姉ちゃん、飲み物、まだある?」
こくりとうなずいた小淋から受け取り、穂月が手渡したのは、スポーツドリンクのボトル。どうやら正解だったらしく、エリーゼはかっさらうようにそれを受け取ると、ごきゅごきゅごきゅっと一気飲み。ここに来て、ハンドサインによる意思の疎通もバッチリです。
「……ぷはー!! こっ、このくらいのからひゃ、わらくひ、どーってことありまへんわ! とっても美味ひかったでひゅのっ!」
痺れてちょっぴり舌足らず、でも涙目ながらにそう言ってくれた、彼女の負けず嫌いに。あいらは、ほっと胸を撫で下ろしました。
ちなみに、そんな激辛パイはひとつきりだったようで、あいらのパイはその後、みんなにも大変喜ばれたのでした。
一通り食べ終えて、小休止。満腹なおなかが、少しばかり落ち着いてきた頃。
マキナが取り出した手作りクッキーは、プレーンにチョコに紅茶味。形も猫型、サンマさん型などいろいろ。
見た目にも楽しいそれをさくりと食べながら、そういえば。と、
夕鈴 翼
が切り出しました。
「ボクたち5年生の間で、ちょっと話題になってるのですが……『オトナになる』って、どういうことですか? どうすれば、オトナになれるんでしょう?」
同年代の中でも、身体の成長が著しい翼です。そういったことも絡んでの、お悩み相談……なのかと思いきや、その瞳にはやっぱり、悪戯っぽい光が宿っていたりしまして。どうやら、多分にからかいまじりの問いのようです。
翼の思惑はばっちり、当のオトナたちにはいろいろ思い当たることもあるのか、少々ドキリとした様子なのですけれど。
うーん、と言葉が出てこない中、口を開いたのは、
霧谷 朧
でした。
「……そうだなあ、そう考える気持ちも分かるけどな。無理に『オトナ』になる必要は無いって思うんよ?」
朧が普段、前髪を垂らしてその瞳を隠しているのは……同年代の友人やクラスメートたち、年上の大人たちの視線が、怖いから。
今、その前髪を上げ、素顔を見せつつも穏やかにいられるのは、素直な子供たちの前だから。
朧にとって子供たちといる時間は、何よりほっとできるもの。それだけに、子供たちを想い、子供たちに好かれ、そして子供たちのことを人一倍考えているからこその、その言葉だったのかもしれません。
「無理にオトナのフリをしたって、良いこと無いし。もっと気楽にさー、みんなと楽しく遊んだり、しゃべったりしてれば、そのうち立派な大人になれるもんだって、にーちゃんはそう思うんよー。何より、そういうのマジメに考えるのって、面倒くさいじゃん?」
だから気楽にさ! と、けらけら、その口ぶりは軽いものの。
「そういうものですか? ふふっ、お兄さんって、オトナなんですねー」
納得したのかどうなのか、翼も本心を覗かせないままに、にっこりと笑いました。
やがて、おなかもすっかり落ち着くと。
暇を持て余し始めた子供たちの何人かが、ぽっくり、ぽっくり。
後木 真央
の作ってきた缶ぽっくり……昔懐かしい、缶に紐を通してこしらえた下駄に乗って、ぽくぽくと歩き回りだしました。缶ケリやケイドロももちろんのこと、今の子供たちには、そうしたアナログな遊びだからこそ、新鮮に思えたりするものもあるようです。
乗り方を教えてあげたりしながらも、その様を何とはなしに、ちょっとぼんやり眺めている真央。
「オトナ……」
「ん? どうした後木、今日はいつになく静かじゃないか?」
幸太先生が尋ねると。真央は、んーっと少し考え込んだ後、思い切ったように口を開きました。
「幸太ちゃんセンセー。真央ちゃん実は、将来は理学療法士になりたいのだ」
「ほう……!? それは、立派な夢じゃないか!」
理学療法士とは、日常的な通常動作が不自由な人がリハビリテーションを行うための、その正しい方法を指導してくれる専門家です。いつもあっけらかんとした真央の口をついて出た単語は、普段の彼女を知る人なら、ちょっぴり意外にも思えたかも知れません。
だからこそ先生も、心から感心したようなのですけれど……真央はどこか、苦笑い。
いつも明るい彼女、でもその夢は本物。真剣だからこそ、悩みや疑問もあるようなのです。
「例えば病院には、入院する子どももいっぱいいるのだ。こんな風には遊べなくっても、子どもとの関わり方の勉強になるかなって思ったから今日は来てみたのだ」
「なるほど、そういうことだったか。それで、どうだった? 参考になったか?」
幸太先生にとっては、真央だって、子供の一人には変わりありません。その夢を叶えてあげるために、自分にできることがあるのなら。役に立てることがあるのなら、何だってしてあげたいと思っているのでしょう。
だから真央も、そんな先生には、正直なところを述べることができるのです。
「……まだ良く分かんないのだ! でもだからもっともっと勉強しなきゃっていうのが、今日は良く分かったのだ。だから頑張るのだ、幸太ちゃんセンセー見てて欲しいのだ真央ちゃんはきっと夢を叶えてみせるのだ~!」
「ああ、頑張れ! 先生も応援してるからな!」
ぐ、と握った拳。力強い言葉に、真央は、にかっ! ようやく、いつもの笑みを浮かべるのでした。
「よーし、そろそろお開きだな!」
最後の締めに、幸太先生が一言。すっかり打ち解け、賑やかに会話へ花を咲かせる子供たちも、この時ばかりは先生に注目します。
「みんな、今日は、集まってくれてありがとう!」
「ありがとうございましたっ!」
ひときわ大きく言った姫に続いて、みんなで先生へ、ありがとうございましたー!
近頃は貴重なこんな機会を作ってくれたのですから、子供たちの感謝も、きっと本物。きらきらとしたみんなの顔を見れば、先生だって、主催者冥利に尽きるというものです。
「少しでもみんなに、外で遊ぶのって楽しい! と思ってくれたなら、先生も嬉しいです。また『ノラネコ会』を開くときは、友達を誘って遊びに来てくれ! それじゃ、解散! 車に気をつけて帰るんだぞー!」
にっと白い歯を見せて、手を振る幸太先生の笑顔を最後に、『ノラネコ会』は終了となりました。お疲れさま!
鬼崎 未月
は、大好きなお兄ちゃん、傍らの
鬼崎 葉月
の手をきゅっと握ると、
「今日は、たのしかったの。葉月にぃ、さそってくれてありがとうなの」
「ああ。友達もたくさんできたみたいだし、頑張って走ってたな、えらかったぞー?」
なでなで、葉月も大事な妹の頭へぽむっと手を乗せ、撫でてあげます。
葉月自身も、なかなかに楽しんでいたものの。今日の一番の収穫は、一人ぼっちで内にこもりがちな未月が、あんなにも仲良く、みんなと触れ合うことができたこと。
「じゃあ、がんばったごほうびに。葉月にぃ、ハグとキス、してなの」
「おう、もちろん!」
はぐっと抱きしめて、ほっぺにちゅっ。鬼崎家では、日常的な光景ではありましたけれど。今日はなんだか、それも特別なものであるような気がしてくるのです。
「瑞麗さん、またなのです~♪」
「ん、着子も。謝謝、再見」
今日できたお友達と一緒に、手を振りながら帰っていく着子。
劉 瑞麗
も、彼女やみんなへ、ぱたぱたと手を振り返しました。
そんな彼女の変わりように。
李 小麗
は、思わず、頬が緩むのを感じます。
あの日、どこか不安そうな顔で、『ノラネコ会』に誘ってくれた瑞麗。人見知りで、何かと自分を頼ってくれる彼女が可愛い反面、小麗は、ちょっぴり心配でもあったのです。
そして、そんな瑞麗が自分から外に飛び出して、誰かと一緒に遊びたい、友達を作りたいと言ったとき。小麗は、応援してあげなきゃ! そう思ったのです。
(でも、心配なかったみたいなのだ。ちゃんとうまくやってたみたいで、良かったのだ~)
「……? るいりの顔、何かついてる?」
「んーん、なんでも無いのだ♪ さっ、るいりー、帰るのだ~」
無事に友達も作れて、楽しく遊ぶこともできた瑞麗。クールな彼女の表情は、今は心なしか、いつもより明るく輝いて見えるような気がします。
普段なら、自分も子供たちに混ざって思い切り遊んでしまうところを、今日はうずうずとする心を抑えつつ、みんなの……そして、瑞麗のため、サポートに徹した小麗。どうやら、その甲斐があったようでした。
「……小姐」
「んー? どうしたのだ?」
「今日は、楽しかった。また、みんなと遊びたい」
きゅっと握った、小さな手。思わずこぼれる、笑顔。
二人は、今日の楽しかった一時を振り返り、話を咲かせながら。仲良く手をつなぎ、帰り道を歩いていきました。
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あとがき
担当マスター:
墨谷幽
ファンレターはマスターページから!
墨谷幽です。『ノラネコ会』のリアクションをお届けいたします~。
今回は、主に小学生の皆さんをメインに、仲良くお外で遊ぶ様子を生き生きと描きたい! といったシナリオでした。
いつも元気いっぱいな子も、控えめで大人しい子も、色々でしたけれど。
とにかく、楽しく! そして、なるべく多くの人が多くの人と知り合えるように、と思いまして、今回は特に絡みを多くして執筆してみました。
いかがでしたでしょうか?
これを機にたくさんお友達同士になっていただいて、また別の機会に仲の良い姿を見せていただくようなことがありましたら、墨谷としましても感無量といったところですー。
子供さんも、お手伝いをしてくださった皆さんも、お疲れさまでした!
それでは今回も、ご参加ありがとうございましたっ。
またの機会にお目にかかれますことを、心よりお待ちしております~!
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担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
スポーツ
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月14日
参加申し込みの期限
2014年10月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月21日 11時00分
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