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『ノラネコ会』に、みんなあつまれ~っ!
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【だいさくせん!】
いきなりの風太の負傷という、外遊びの手痛い洗礼を目の当たりにしてしまった子供たちでしたけれど。大人たちの心配をよそに、臆してしまうこともなく、わいわいと楽しく遊びまわっています。
さてその風太は、ケガをしたから……というわけではなく、名前を呼ばれて缶を踏まれてしまったもので、捕われの身。今は、草の上に座って一休みしておりました。
そこへ、
「……やられちゃったよ」
「あはは、でもがんばってたねー!」
なかなかに健闘中の鬼、
夕鈴 翼
に捕われてしまった、
宮越 裕司
がやってきました。風太のにっこり笑みに迎えられ、裕司の口元も、思わずちょっぴり緩みます。
ふう、と息をついて、ぺたんとお尻を草の上へ。ぐるりと見回せば、公園の中では、自分と同じ歳くらいの男の子も、女の子も入り乱れて、みんな良い笑顔のままに走り回っています。
(……こういうの……久しぶりだなぁ。昔はこうして、よく遊んだのに……)
引っ込み思案で、控えめに見える裕司。でも本当のところは、運動は得意ですし、外で遊ぶのだって大好きです。
それがいつからか、気付けば、一人ぼっち。昔は明るく快活だった彼が、こうして内向的に変わってしまったのには、原因がありました。それは……。
(っ……今は……)
はっとして、裕司はぶんぶんと頭を振ります。今は、思い出したく無かったのです。せっかくのこの楽しい時間に、水を差されたくは無かったのです。
この『ノラネコ会』を通じて、久しぶりに戻ってくる感覚。思いきり走って、隠れて、蹴っ飛ばして……ともだちと一緒に楽しく遊ぶという、この感覚。
裕司のお父さんも、言っていました。遊びだって、やるからには全力で! そうじゃないと相手に失礼だから、と。だから裕司は、迷いも悩みも今だけは振り払い、全力で缶を追うのです。
「宮越君、どうかした?」
「……えっ。ううん……なんでも。ただ……」
怪訝そうな顔を浮かべた風太に、裕司は。
「……ただ。少し、スッキリした」
見知らぬ島、慣れない土地。けれど、少しだけ……良いところかも。
ここでまた、昔のように、明るく過ごせたら。そんな日が来たら……。
かーんっ! 響き渡る気持ちの良い音に、裕司と風太が顔を向けると、すっ飛んでいくピンクの缶。
そして……ぶわーっ! 全開で蹴り上げた足、再びめくれ上がる、
夢月 姫
のスカート。
「ああ、やられちゃいましたー。姫ちゃん、上手いですねっ」
「えへへ、ありがとうございますー。翼ちゃんもすごかったです!」
悔しそうなそぶりもみせず、無邪気な翼は大健闘! そして、巧みにフェイントをかけつつ見事に缶を蹴ってのけた姫は、捕まっていた二人へ、にぱ、と嬉しそうな笑みを浮かべて、
「裕司くん、風太くん、見てましたかー? やりましたよー!」
「……う、うん……みてた……みえてた……」
「はわわわ……」
解放されながらも、何だかお顔を赤くしながら逃げていく二人に、姫はやっぱり、きょとん。首を傾げるのでした。
しばらく遊んだ後、せっかくだから、ともう一度みんなでジャンケンをして、新たに鬼を選ぶことになりました。
選ばれたのは、
空歌・アヴェルス
です。
見た目はもうカンペキな西欧系美少女、でも、
「カンケリのルールは知ってますっ! ママに教えてもらいましたー。意外でしたかー?」
確かにちょっぴり、意外かも!
空歌のパパとママは、この『ノラネコ会』の話をするなり、いってらっしゃい、きっと楽しいよ! と快く送り出してくれました。
せっかくの機会、ここでお友達をいっぱい作りたい空歌。缶ケリの鬼は特に、相手の名前を呼ぶ必要があるので、知り合った皆の名前を覚えるのには最適! と、にこにこ顔なのでした。
「ん~、んん~……♪ ふんふん、ふん、ふふん♪」
ごきげんな空歌は、守るべき缶の前で、何やら鼻歌混じりにダンスを踊ったりしています。歌も踊りも、彼女の特技ではあるのですけれど……フェイントなのか天然なのか、傍目には判断が付きにくい、悩ましいところ。
と。缶と空歌からは少し離れたところで、その様子をじりじりと見つめているのは、
エリーゼ・ハルトマン
と
霧生 穂月
です。
「ほら、見なさいアホ毛チビ、この高度な心理戦……! 私の素晴らしい頭脳が冴え渡る時ですわ!」
「ヘンなあだ名で呼ぶなって!」
仲が良いやら悪いやら。即興臨時の共同戦線は、極度の負けず嫌いなエリーゼにしてみれば、勝つために仕方なく……といったところらしいのですけれど。
頭脳と言うわりに、いわゆるひとつの脳筋タイプ、缶けりもこれが初体験なエリーゼに代わり、穂月がこんな提案をします。
「いいかエリー、缶けりには必勝法というか、良い作戦があるんだ。まず一つは、180度別の方向から攻めること」
小さな頃からサッカー少年な穂月。持久力と足の速さに加え、頭の回転の早さや思考力、発想力も彼の武器のひとつです。
「もう一つは、服を入れ替えること。上着と帽子を交換して、顔を見られないようにすれば、名前を呼んでから缶を蹴らなきゃいけない鬼は、かなり困ると思う」
「へ、へえ……? 穂月さんにしては、悪く無い作戦ですわね?」
「にしては、って何だよもう……」
素直じゃないエリーゼはさておき、取り出した野球帽を差し出す穂月の考えは、有効そうに思えます。といいますか、特にみんなの名前を覚えたての空歌には、なかなかにどぎつい手!
上着を脱いで、帽子を交換する二人は、これでなかなか良いコンビ。エリーゼに劣らず、昔やってたし絶対勝ちたい……! という穂月にしましても、けっこう負けず嫌いではあるのでした。
くるりくるり、踊る空歌が背中を向けた隙を見て、
「ほらっ、チャンスですわ、お行きなさいな!」
「って、突き飛ばすなバカァ!」
ずどんと弾き出した穂月が、慌てて物陰へと走っていくのを見送ってから。エリーゼがちらと周囲へ視線を走らせると、同じような考えの仲間たちが、ちりぢりにそこらへと潜んでいるのが見えました。
ベンチの陰、にやりと笑みを浮かべつつサムズアップしているのは、今は妹さんと離れて一人の
鬼崎 葉月
。樹の上に潜んでいるのは、すばしっこく運動神経バツグンな、
嬉野 命
です。……いつの間にそんなところへ!?
(布陣は完璧ですわね、鬼さん覚悟しやがれー! ですの!)
うずうずしながら待機するエリーゼの、ちょうど反対側。木陰の中にするりと入り込んだ穂月は、周囲の仲間たちとアイコンタクト、うなずき合うと、正面のエリーゼへ視線を向けます……が。
ばっ、ばばっ。ばばば、すばっ! 何だか彼女、きびきびとした動きでしきりに腕を振り回し、何かを伝えようとしているようです。
(……ハンドサインなんて、誰も習ったことないよそんなの……! 仕方ないなぁもうっ)
察するにどうやら、エリーゼが石を投げて気を引くので、その隙に突っ込むべし! ……というのは、穂月が適当に解読したところなのですけれど。ともかく、エリーゼからのサインを穂月が翻訳し、他の仲間たちへと伝える。というなんとももどかしいやり取りを経た末に、どうにか準備は整ったようです。
まもなく、ひゅ、と投げた小石が放物線を描いて飛び……かつんっ。空歌のちょうど背後で跳ねたところで、
「ふんふん、ふん……♪ って、石?」
(今だ!)
その隙に全員が飛び出し、作戦開始!
「わ、わぁぁ! みんなすっごく足はやいですーっ……じゃなくて、缶!」
迫ってくるみんなに、瞳をきらきらとさせたのも束の間。気を取り直した空歌が、缶の元へと駆け戻りつつ叫びます。
「穂月さんみっけです、あれぇ!?」
あれぇ? は、穂月と思ったのは実は穂月ではなく、穂月の上着と帽子をかぶったエリーゼで……側面から葉月と命が走りこんでくるのに加え、後ろからは偽者の穂月ではなくエリーゼの上着を借りたホンモノの穂月が、ああややこしい!
四方から一斉にやってくる彼らに、空歌は若干パニックになりつつも、
「あわわ、どうしたら……って、とにかく缶を踏んでしまえば! 穂月さんエリーゼさん葉月さん命さーんっ!」
確かに、一度姿をさらしてしまった以上、空歌が先に缶へとたどりつくことができれば、一網打尽です。
全員が缶へと目がけてまっしぐら、距離はまたしても僅差……!
そして。かーんっ! 激しい競り合いを制したのは、
「俺たちの、勝ちだぜー!」
タッチの差で缶を蹴っ飛ばした、葉月でありました。
「服が変わってたから、迷っちゃいましたー。でも、ふふっ♪ みんなでこうして走り回るのって、楽しいですよねっ!」
「そうだな……学校の休み時間とかクラブ以外で、こんなふうに集まることってなかなか無いし。こういうのも良いよな」
負けてもにこにこ、屈託の無い空歌。穂月も微笑みを浮かべれば、子供たちの間には、柔らかい笑いが伝わっていきました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
スポーツ
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月14日
参加申し込みの期限
2014年10月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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