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寝子島高校
怪人セブンの断罪
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【水曜日:午後~放課後・寝子島高校校舎内 リレイション】
「誰かが再びののこを狙う可能性も捨て切れねぇから、俺は護衛に回る。万が一、爆弾を見つけたときとか、瞬間移動系能力が必要ならすぐに呼んでくれ!」
橘 敦志
はそう言って、話し合いの途中でボクシング部の部室を後にした。
「……クソッ!」
胸中に込み上げてくる悔しさが止まらない。
記憶を操作され、のうのうと今まで暮らしてきた自分自身に腹が立つ。
「どうすればいい? どうすれば、ののこや皆を守れるんだ?」
心が乱されると、思考も乱されていくのか、全く考えがまとまらない橘。
フラストレーションだけが積もり積もっていく。
そこへ、見知った顔の後輩とぶつかりそうになる。
「おっと!?」
「あっ、悪い! ってなんだ、橘先輩か」
桜井 ラッセル
は目上でもタメ口だった。
「俺で悪かったな……、じゃあ、急ぐから」
「待ってくれ!」
桜井は思わず橘の手を取って引き止めた。
「橘先輩、スゲー顔してるぜ……?」
「桜井には関係ない」
立ち去ろうとする橘だが、桜井は手を離さない。
「関係ないかもしれない。でも、俺は納得したいんだ。何か大変な事が起きてるんじゃないか?」
「それは……」
うまく煙に撒こうとする橘だが、うまく言葉が出てこない。
桜井が橘に力強い眼差しを向ける。
「頼む。話してくれ、力になりたい」
「何やら不穏なことが起きるのですか?」
横から割って入ってくるのは、『風紀』の腕章と流れるような黒髪が印象的な
獅子尾 優華
だ。
「風紀委員の1人として見過ごせません。同じ風紀委員の橘先輩が思い詰めるほどの案件とならば、尚更です」
「橘先輩、抱え込まないでくれ」
「2人とも……!」
橘、遂に2人に怪人セブンのことを一部始終伝えた。
桜井は言葉を失い、獅子尾は顔を歪ませる。
「なんて醜い正義でしょうか……!」
「奴は本気だ。校内取締なんてレベルじゃなく、殺されるかもしれない。それでも俺はののこを守る。2人は……」
「俺もののこを守る!」
桜井がにかっと破顔する。
「私も助力します。ののこさんには、指一本触れさせたりしません」
獅子尾も毅然と言い放つ。
橘は2人の協力者に頭を下げる。
「巻き込んですまない。……絶対にのの子を守ろう!」
無意識に3人は手を取り合い、協力を誓い合った。
橘のように、桜庭の言葉を他の生徒に広げる者は多い。
加瀬 礼二
はそれが顕著であった。
「桜庭さんの手紙によれば、爆弾と容疑者は島内にうまく三分割される形になりますねぇ。セブンが意図しているかは分かりませんが~、人手が足りませんし、協力してくれそうな方を探してみましょうかねぇ?」
もとより、この手の話に目がない加瀬。同じ趣向の人間からはちょっとした情報通として見られている節があるようだ。
事実、
朝海 瑠歌
と
エレノア・エインズワース
は、ネコ島chのスレッドの件で加瀬に情報を求めてきたのだ。
「さて、今朝から校内で噂の偽セブンの件、何か掴んでいるんでしょう?」
エレノアが切り出せば、朝海も乗り遅れまいと横から割って入ってくる。
「お願いします、私にも教えてくれませんか? スレッドを見て気になっていたんです……」
「いいですよ~? レディには親切にしないとですから~」
その時、加瀬のスマホが鳴り出した。
「ちょっと失礼しますねぇ?」
着信相手を確認すると、躊躇わずに通話に応じた。
「はい、もしもし? ご用件はセブンの情報ですか? 逆巻さん?」
『その口ぶりだと、既に何か仕入れているようだね? 流石だね』
逆巻 天野
も昼過ぎに校内で噂になっているスレッドをスマホで確認し、加瀬へ情報を求めてきたのだ。
「ええ、お察しのとおりです。とっておきの情報がありますよ~?」
チラリと女子2人を横目に、逆巻へ怪人セブンの情報を伝え出す加瀬。
朝海とエレノアが慌ててメモを取り出す様に、ニコッと微笑む加瀬であった。
逆巻は加瀬から情報を入手すると、えも言えぬ顔で空を眺めた。
この島に殺人鬼がいる。
逆巻にとって、寝子島は亡くなった友との誓いの場所。
入学してから1ヶ月間、島中の騒動に頻繁に彼が首を突っ込むのも、そういった背景があるからだ。
「……この寝子島で好き勝手させないよ」
放課後。
逆巻が向かった先は、1-4の教室。
そこで剣客モノの小説を広げようとしていた
如月 庚
に声掛けた。
「やぁ、如月。今日はこれから予定あるかな?」
読書を遮られて一瞬顔をしかめる如月だったが、相手が逆巻だと分かると再びページに視線を戻した。
「うーっす、逆巻。悪いが、今日はこのあとミステリ研の緊急招集とやらがあるんでな……。これ読み終えたら向かうから、生憎今日は空いてないぜ……」
「緊急招集? 何かあったのかな?」
だが、その問いに答えようとせず、如月は小説の内容に集中してしまう。
ページに没頭しようとする如月に対抗すべく、かがみ込んで無理やり自分の顔を視野に入れさせようとする逆巻。
気になるので回れ右で逆巻から逃れようとする如月だが、逆巻は執拗に顔を覗いてくる。
額に手を当てながら嘆息一つ。
如月、根負けして小説をカバンにしまいこんだ。
「……ミステリ研の部長が、何やら張り切っててな? 怪人セブンを今度こそ止める、とか何とか――」
セブン、という言葉に逆巻はすかさず反応。
「ミステリ研は怪人セブンを追うのかな? ひょっとして、今朝から噂になってる例のスレッドの件?」
「だろうな……。前回――シーサイドアウトレットのボヤ騒ぎの日、俺たちは怪人セブンらしき人物を探していたんだが、別段怪しい人物は居なかった……はずだ」
「歯切れ悪いね?」
言い淀む如月の様子に首を傾げる逆巻。
如月は不満そうに顔を歪める。
「……記憶が曖昧なんだ。実感が湧かねぇ。何かがずっと俺の胸の中で引っかかってやがる。それが気に食わねぇ……!」
ドンッと机を拳で叩く如月。その拳が僅かに震えている。
「如月、僕もミステリ研へ同行していいかな? 気になる情報を加瀬から手に入れたんだ」
と、逆巻、如月へ同行の許可を願い出た。
「如月の記憶は、怪人セブンに操られてるのかもしれない」
「……何?」
「多分、ミステリ研の部長さんもその話を聞いたんだろうね」
ふむ、と如月は腕を組んで一拍考え込む。
「分かった。逆巻も来い。部長には俺が言っておく」
「よろしく頼むよ、如月」
こうして、2人はミステリ研の部室へ足を運ぶことと相成ったのだった。
後木 真央
は放課後でも怒りが収まらなかった。
向かう先は保健室。……だいぶ修復作業が進んでいるようだ。
「あ、にゃー君だ!」
後木は見知った顔の猫を見付けると、おいでおいでと手招きをする。
すると人懐っこく後木の足元に擦り寄ってくる子猫。
「聞いてほしいのだ、にゃー君! ネットで悪いことをしようとしている人がいるのだ! あんなカキコしたセブン許さないっ! 絶対見付けて反省させるのだ!」
「真央ちゃんも、セブンのことを調べてるのかな?」
後木が振り返ると、にゃー君の飼い主である
桜庭 円
が困惑していた。
「あ、円ちゃんも仲間になってなの! 一緒にセブンを反省させるのだ!」
にゃー君を抱えたまま桜庭へ駆け寄る後木。どうやら、最初から桜庭に用事があって、にゃー君を預けている保健室へやって来たようだ。
両手を振り回しながら喚く後木の肩を優しく叩く者がいた。
保健室で休んでいた
浅山 小淋
である。
彼女は馴れた手付きでスケッチブックに文字を走らせる。
『保健室ではお静かに……』
彼女は幼少期、命と引き換えに声を失ってしまった。
故に、こうして普段の会話は筆談で行っている。
「うー……、でも、見過ごすなんてできないのだ……。真央ちゃんが見て見ぬふりしたせいで、誰かが傷付くなんて嫌なのだ」
「真央ちゃんは、本気で止めたいって思ってるんだねー」
騒ぐ後木の姿に苦笑しつつも、桜庭は彼女の意志の強さを汲み取る。
「うん、一緒に七男を止めよう。偽セブンの、ののこ襲撃も止めないと!」
「円ちゃん、よろしくなのだ!」
後木は差し出された桜庭の手を握りながら笑みを浮かべた
『話を聞いてしまった以上、私も見過ごせんません』
浅山もスケッチブックを前に出して主張する。
『ののこさんの身が危険なのですよね? 詳しく聞かせて下さい、桜庭さん』
「……あー、巻き込んじゃったかな? 無理しなくてもいいよー?」
あちゃー、と眉間にしわを寄せる桜庭。
気持ちは嬉しいが、その分、危険な目に遭う人も多くなるのが気掛かりだった。
『私も後木さんと気持ちは同じです。知らん振りなんてしたくありません』
浅山の引き締まった表情が、彼女の決意を物語っていた。
「分かったよ、小淋ちゃん。協力ありがとう。それじゃ、どこから話そうかな……?」
桜庭は例の手紙を取り出した。
語り部は、更に『原罪』を言い広めていく。
『つまりおいらは、危ない人が居ないか調べればいいいんだね?』
「そう言う事だね。頼んだよ、神出鬼」
『任せてほしいの、天野!』
逆巻は友人の
神出鬼 没
に「寝子島で奇妙な言動が目立つ人物を調べてほしい」と依頼していた。
神出鬼は郵便配達のアルバイトをしており、島内の人間事情を調べるにはうってつけの人材である。
「話は終わったか?」
如月がミステリ研の部室前で腕を組んで待機していた。
「そろそろ中へ入ろうぜ……。部長が待ってる……」
「ごめん、如月。もう1人だけ」
無表情でそう告げる逆巻に、渋々首を縦に振る如月。
「手短に済ませよ……?」
そう言うと、如月は先に部室へ入っていった。
「……悪いね、如月。あ、もしもし、アネモネ先輩。今、大丈夫ですか?」
電話の相手は、3年生の
アネモネ・アドニス
だ。
『ええ、ちょうど日課の花壇の手入れが終わったとこですわ。何か御用でしょうか?』
アネモネは学校の花壇を毎日手入れしている。
そしてその花を使って精製した香水を日々付けているのだ。
「相変わらずアネモネの手入れですか。指先には気を付けて。ところで先輩、怪人セブン若しくはナナオって人物に心当たりありませんか?」
『……えぇと、怪人セブンはニュースで耳にしたことくらいですわ。でもナナオって、芽森様のことでしょうか?』
「芽森? 誰ですか、それ?」
眉をひそめる逆巻。アネモネは『あら、一時かなり話題でしたわよ?』と不思議そうな声。
「興味がなかったんだろうね、僕。よく知らない」
『
芽森 菜々緒
様は、私の隣のクラスの才女ですわ。4月の中頃に編入してきたのですよ。高名な日本画家、芽森 白山の娘さんなんですって』
「……めもり、ななお……?」
(シーサイドアウトレットのボヤ騒ぎもそこの頃だった。これは偶然? 確証得られないし、独自に調べてみようかな?)
逆巻は神出鬼に頼んだ内容そのままをアネモネに伝えると、通話を終えてようやくミステリ研へ入室したのだった。
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なし
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推理・サスペンス
ホラー
バトル
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年03月27日
参加申し込みの期限
2013年04月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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