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怪人セブンの断罪
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【水曜日:朝 リアライズ】
窓を見れば葉桜の緑が風にそよぎながら、若葉の季節を際立たせる麗らかな朝日と共に目に飛び込んでくる。
四月初頭。あの
邂逅
からまだ日も経っていない今日。
桜庭 円
は教室の窓から、そんな輝くような若葉を眺めつつ溜息をひとつ吐いた。
(どうしよう……、この手紙。記憶が消されてたら、信じてもらえないかも……)
突然届いた、怪人セブンこと七男からの挑発的な手紙。
「まるで、ボクたちに止めてもらいたいって願ってるようにも受け取れるなぁ」
「止めてもらいたいって、何をかしら?」
「わっ!?」
突然、耳に入ってきた人の声に椅子から転げ落ちる桜庭。
見上げれば、クラスメイトの
ブリジット・アーチャー
が困惑顔で桜庭を見下ろしていた。
「……そんなに驚くものかしら??」
「なぁんだー、ブリちゃんかー」
友人の顔を視認し、桜庭は胸を撫で下ろす。
その発言に、思わず眉をひそめるブリジット。
「まどか? その言い草はないんじゃないかしら? 人が心配して声掛けてあげたっていうのに……」
呆れるブリジットだが、すぐに真剣な目を桜庭に向ける。
「……私たちが追っていたののこへの手紙の件。あの日曜日からまどかの様子が変だと思っていたの」
そう告げながら彼女は桜庭の手を引いて立ち上がらせる。衣服に付いた埃まで払う徹底ぶり。
傍から見たら年の近い姉妹のようである。
「……
ミステリ研
の部員2名、記憶が前後不覚なのよ。報道されるほどの規模のボヤ騒ぎが起きたのに、
騒ぎの一部始終を殆ど覚えていないのよ?
」
異常だわ、と悔しげに言葉を搾り出すブリジット。
「もう私は楽観視しないわ。その手紙、犯人からよね? まどかに危険が迫ってるってことよね?」
詰め寄るブリジットへ、思い詰めた顔のまま頷く桜庭。
「えっと、ブリちゃん。その事で、昼休みにボクシング部の部室に来てくれないかな?」
「もちろんよ、まどか。この寝子島高校ミステリ研究会部長、
ブリジット・アーチャー
の名に掛けて! 今度こそ解明してみせるわ!」
ふてぶてしいブリジットの笑顔は、今の桜庭にとって頼もしいものであった。
時間は若干遡り、猫鳴館、朝の風景。
後木 真央
は激怒した。
「こんなの、絶対ダメだよ!」
後木は件のスレッドを偶然目を通してしまい、憤慨していたのだ。
「誰かを傷付けるなんていけないことだよ!」
朝から大声で怒鳴り散らす彼女。
いつもは猫を追っかけてニコニコと朗らかな笑顔を浮かべる後木が、ここまで怒るのも珍しいのかもしれない。
だが、オンボロの猫鳴館。防音など考慮されている訳もなく。
「うーん、後木くーん。朝から元気なのはいいけど、少し騒がしいんだよー」
新聞部所属、怪異や事件が大好きな
三ヶ島 葵
が自室から顔を出した。
「あ、葵ちゃん! おはようなの! うるさくてゴメンなの。でも、真央ちゃん、頭にきてるのだ!」
両腕を組んで胸を張り、仏頂面で「怒ってるのだ!」と猛アピールする後木。
その様子に、もしかして、と小首を傾げる三ヶ島。
「ひょっとして、ネコ島chの偽セブンスレのことかなー?」
「それだよ! 真央ちゃん、あれ読んでいてもたってもいられなくなったのだ!」
がおーっと吠えるように反応する後木に、やっぱり、と口角を釣り上げる三ヶ島。
「私もさっき見付けたんだよー。この前のボヤ騒ぎがセブンくんの仕業って噂、嘘と思ったけど考え直す必要があるかも……。もし本当だったら? これは新聞部の特ダネだよー」
三ヶ島もネコ島chを見たらしく、その口ぶりは興奮気味である。
「もしよかったら、一緒に調べてみたいんだけど、一緒に……」
「やるのだっ!!」
三ヶ島の誘いに、コンマ1秒で飛び付く後木。
「真央ちゃん、カキコした人を反省させるのだ!」
おーっと右拳を高々と突き上げる後木に対し、「面白くなってきたんだよー……」と一層ニヤニヤする三ヶ島。
テンションが真逆な2人がコンビを結成した。
この2人のようにネット経由で情報を得たものは多い。
例えば、
柏田 貴弘
。非公式寝子高新聞部員である。
「犯罪行為を見逃せないよね!」
口ではそう出るが、彼の心はドキドキと鼓動が鳴り止まない。
(凄いや! これで僕が怪人セブンとの単独接触に成功したら……、非公式新聞部のネタ以上の実績ができるじゃないか!)
というか、大手出版社から取材が来ちゃうかも?
もとよりゲーマーの柏田。目標のハードルが高いほど意欲が湧く性格である。
さらに彼を突き動かすのはジャーナリズム魂。知りたいという欲求はすべてを上回る。
「よし、早速取材開始だね!」
こうして、柏田は『単独』でセブンを追い掛け始める。
「……ふん、時は来たな」
寝子島のテロリストであり最低人間<ワースト>の【テロ屋】こと
草薙 龍八
もまた、ネコ島chの問題のスレッドを閲覧していた。
「最新コメントは、明らかに
野々 ののこ
への殺害予告……。利用しない手はないな……。自ら囮になってくれるんだ、これほど“親切”な奴はいないよな……」
草薙は厳重に鍵を掛けた机の引き出しを開けると、緋色の表紙の日記帳を手に取った。
パラパラとページをめくり、その内容を見て力強く頷く。
「遂に……、
このダイアリーに温めていた『手札』
を切る時が来たな……」
その眼差しは、ちょっと前まで
思春期一直線
だとは思えないほど冷徹なものである。
「全てを終わらせてやる……」
そう言うと、スマホからとある人物へ1通のメールを送信するのだった。
『ごーん……! ごーん……!』
「【テロ屋】 から メール だわ」
メールの受信音が“除夜の鐘の音”だった。
信じられないだろうが、これは事実である。
このスマホの持ち主は
三月 紫尾
、ワーストである。
彼女はメールの内容を確認すると口元を緩めた。
「春 ね。協力 して あげる」
特徴的な口ぶりで呟きながら、草薙へ返信する。
送信し終えると、ふっと三月の顔の表情が変わる。
「ののこさんとデートしたいのに、自分から言えないなんて。【テロ屋】はシャイなんですね……」
感情豊かな彼女の裏人格が浮かんで、また沈んでいった。
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担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ホラー
バトル
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年03月27日
参加申し込みの期限
2013年04月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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